セレンディピティ日記

読んでいる本、見たドラマなどからちょっと脱線して思いついたことを記録します。

常務から社長になるか?島耕作ではありません。

2005-06-10 22:38:04 | 社会経済
昨日の中日新聞をみたら、三菱自動車の常務の記事が乗っていた。その名前がなんと、張不二夫さん。「ちょう・ふじお」といえは、トヨタの社長も張冨士夫さん。三菱の張さんは業界団体でも活躍しているから、経済関係者や自動車業界の人の間では周知のことかもしれないが、これってトリビアになりませんか?
張という姓は日本では珍しいが、外国人に間違わないように、いかにも日本的な名をつけたことが、姓だけでなく名までも似てきた由縁だろう。
トヨタが中国に進出したのは最近で、そのときはすでに張さんは社長だった。中国ではどんな反応かなと知りたいと思った。
三菱の張さんは、三菱自動車生え抜きの人だそうだ。トヨタの社長とよく似た名前で得したのか損したのか。野次馬的にいえば「常務・張不二夫」が「社長・張不二夫」になり、そのときトヨタもまだ「社長・張冨士夫」だと面白いと思う。
Fujio Chou? WHO‘S WHO?

チャングムが宮中に戻った

2005-06-10 22:35:59 | チャングム
チャングムが医女になって宮中に戻ってきた。皇后様(チャングムの味方みたいだから様をつけるね)が倒れたので、医女も王様の台所であるスラッカン(水刺間)のチェゴサングン(最高尚官)も召集されて、クミョンがチャングムを見てびっくりした場面で今週は終わり。
でもクミョンの髪型は(サングンになっても不思議ではないから)ともかく、
あの衣装の色は!
まさかクミョンがチェゴサングン!?
何年かは経っているはずだけど、チェゴサングンは早すぎる。

キングダム・オブ・ヘブン

2005-06-05 22:24:41 | 文化
昨日(4日土曜日)は、上映中の映画「Kingdom of Heaven」を見た。なかなかいい映画だった。ヨーロッパ中世の十字軍が王国を作っているエルサレムが舞台の騎士が主人公のハリウッド映画。映画の展開のなかで自己の良心に従って行動すること、また大きい善のためだという名目で小さな善を踏みにじらないことが、この映画のテーマであることが分かってきた。言い換えれば、カントからポパーまでにながれる倫理学の映像的表現だと思う。偶然にもこの倫理学の流れについては昨日購入した西山邦彦「愚禿釈の鸞」(法蔵館)にも書いてあった。この本は親鸞の「教行信証」について論じた本だが、ポパー哲学の解説の部分も大きくスペースが割かれている。ポパーと親鸞は同じ陣営の仲間だと思っていたからますます確信をえた。

でも実を言うと、いつものとおり上映中に寝込んでしまって映画の最初の部分を覚えていない。途中から目が覚めてこれはいい映画だと思った。来週もう一度みるか、DVDがでたら買わなくてはならない。

「いつものとおり寝込んでしまった」というのは、僕は慢性的に睡眠不足なのだ。その原因は無呼吸症候群と夜中のトイレで睡眠が極めて浅いことだ。仕事帰りの通勤列車で立っていても急にガクンとすることも多い。そしたらまたまた偶然にも、昨日の映画の上映前にロビーで読んでいたノ・スンイル「オール イン」下巻に主人公のチャ・ミンスが睡眠不足で、医者から体の各器官が徐々に死にかけてきてそのままでは死ぬといわれた場面があった。これは減量しなければならない。僕の見立てでは(チャングムでさえ医者でないのに治療したと叱られているが、僕はまったく医学に詳しくないが)、体の中の脂肪が呼吸器官の圧迫と前立腺肥大の原因ではないかと思うからだ。

ノ・スンイル「オール イン」は、テレビドラマの原作本だが、ドラマとだいぶ違う。ただドラマよりもすごいと思う経歴である。それは後日。