彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

園長人事はどうなる?

2010年12月18日 | Weblog
15日の議会定例会で「普代村立保育所条例」制定の議案が可決された。
現在の児童館(県内では普代村だけです)を認可保育所にしてからでないと、認定こども園化への手続きに入れないという。23年4月に認可保育所開園となりそうだ。

普代児童館を廃止し、認定こども園化に向けて普代村立保育所を設置するため条例を制定する。


児童館と認可保育所の違いは、県からの監査がはいるかどうかという違いも一つあるようだ。
児童館型式は村独自のもの。県の指導などもなく幼児教育の大きな流れから情報過疎化の状態。
法的規制がないから県の監査もない。県内ではめずらしい形式。
認可保育所とは、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)をクリアして都道府県知事に認可された施設です。

児童福祉法に則っているのかどうか内容も厳しくチェックされるので、保育士は児童館のようにのんびりできない
部分もあるようだ。

この施設の形態について、役場と教育現場の認識の温度差が大きいことを知ったのも議員になったこの3年ぐらいである。
ある旧担当課長:「普代の児童館はぜんぜん遅れていない。小学校低学年の学力はいいほうだ」
ある校長、教員:「普代に来てまずびっくりするのが、学力の低さ。」と、転勤前にはっきり言われたことがある。
低学年のうちはなんとか教師が一生懸命基礎的なことを教えて、ついてくるが3、4年生ころになると差が出てくる。

無認可であるがゆえに、保育所と小学校に連携の義務もない。
小学校に上がったときのこどもの詳しい情報もないので先生も大変らしい。

学力の遅れは複数の教育者が認めているところである。ただ住民にはあまり言わない。
なぜか? 先生、学校が批判されるからだ。
根本は別のところにあるが、目に見えないことだけに理解してもらうのは容易ではない。

やはり小さいうちの教育、小学校に上がる前にすでに他地区から遅れているせいではないか?
ところが、旧担当課長によると「低学年のいいのは、児童館からの指導がいいから。3年4年になって落ちてくるのは
小学校の教え方に問題があるのではないか」という趣旨のことを言っていた。

素人と専門家の見解の違いだ。

なにはともあれ、ようやく普代村の幼児教育も世間並みになってきたのかとほっとする。
普代村の頭脳はこの時点から、何年も世間様から遅れていたのではないか? と気づかされた。



<保育所に園長を置く>条例に質問

●教育委員会説明の後、園長の基準を質問

「園長を設置するとあるが、どのような人選を考えているのか?」

園長の役割は非常に重要だと思っているので、これまでの児童館長の
ように職員とかOBをあてるというようなものでは、狭い教育理念から抜けることができない。
それが現在の児童館である。

それなりの理念と経験があり、行政から左右されない立場でしっかりと教育し、職員も納得できる人が
望ましい。 普代村の将来を左右するくらいの立場と思っている。

教育長の答弁によれば、職員は考えていないようでまずは安心。
経験のあるそれなりの人を募集する計画という。

普代村内でははっきりいって難しいと思う。
逆に村外の、優秀な人材を望む。 教育長は「広く村外も視野にいれ考えている」と答弁。

ただ、人事なので村長が口を出してくる可能性がある。お手軽に村内から当てて自分の言うことを聞く人

とならないように、しっかりと来年4月までの成り行きを監視していきたいと思う。

素人と経験のある専門家の見解の違いは、そのまま教育の格差として反映される。

是非、熊坂教育長主導で人事を決定してもらいたい。

大事な村の宝である子供の教育のためである。

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