彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

ばあさんが病院からの薬を捨てる

2011年02月21日 | Weblog
日本の医療費は30兆円超だという。多いのか少ないのか分からないが、国保会計が赤字の自治体は少なくない。 うちでは月1回程度、98歳のばあちゃんを病院に連れて行く。そのときもらう薬の量が凄い。しかし、けっこう捨てているようだ。が、渡される薬が少ないと文句を言ったりしている。あるとき珍しく私が薬局に薬を受け取りに行った・・・

薬局に呼ばれていくと、「薬の種類がメーカーは違いますが同じ効能のものがダブってあるので、病院の方へ聴いて見ますが何か聞いていませんか?」という。
初めて受け取りに言っただけで分からないからお願いした。
結果は「いいそうです」
そのときはわかりましたと、何がなんだか分からないまま帰った。
それからしばらくして、また同じ事を言われ同じ結果だった。
???ちんぷんかんぷん?

今のお年寄りは、とにかく薬を欲しがる。これも不思議だが、同じ種類の薬を出す病院も不思議だ。なにか素人には分からない事情があるのだろうか。

あるとき思った。全国で捨てられている薬はもしかして膨大な量かも?
国保会計が赤字になっている原因はこんなところにもあるのでは?
その利益は薬屋さんに?そういえば医師は薬を使うことを頼まれると聞いた事がある。

こんな記事を見つけた。

『製薬会社や輸出企業、輸入商社への利益供与のために、貴重な国民の医療費の多くを削って、国は政策的にまわしているのです。
 対米貿易不均衡の穴埋めに、バカ高い医療材料を輸入させています(医療材料の内外異常価格差問題)。言葉をかえれば、トヨタなど輸出企業の膨大な利益維持のために、国民医療費にその付けを回しているのです。
 それでも<日本>では、国民皆保険のおかげで、医師・看護師など医療従事者や医療機関の多大な犠牲の上にではありますが、安く、誰でも、公平に、すぐに、どこでも、受診できます。このように恵まれた国民は他におりません。』


自分が思ったのとはスケールが違うが、同じような構図だ。

「外科系学会社会保険委員会連合」とかいうところで出している資料を見つけた。


<医療費に対する薬剤比率>(平成7年)
        
         日本   31%
         フランス 19.9%
         ドイツ  17.1%
         イギリス 16.4%           
         アメリカ  11.3%

                    


<医療機器の値段>(1995年)

<ペースメーカー>  日本  160万  <カテーテル> 25.7万
              アメリカ 60万           7.1万
              イギリス 30万            6万
              ドイツ  40万            6万
              フランス 40万            4万
              



<国庫負担、18年間で6%引き下げ>

1980年からの国の国民医療費の負担構成が、30%から1998年には24%に引き下げられているようだ。
その分家計の負担(患者負担+保険料)が40%から45%に引き上げられている。

事業主負担は1%減。自治体は3%の増。
家計と自治体に負担が行ったということは、よほど国の財政が厳しかったと思う。
が、国際比較ではGDP比で日本の医療費は18位と低い位置にある。
ということは、日本の医療費の予算は国際比較ではそんなに使われていない。
患者の窓口負担も実は日本がダントツ高いようだ。
どうゆうことだろう?

なにか違う理由で、日本国内の事情以外で日本の予算は動いているのか?
対米と国内大手企業の影響が大きい?
何も知らないのは国民だけ?

ばあさん!薬を無駄にすることは国民が思う壺だ!将来若いのが大変だ!


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