この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

空を飛んだ話

2011-05-09 18:06:50 | つれづれ記
わたしが5歳の頃のことである。 空を飛びたいと思って、近所で仲良くしているキョウ坊とつよしを誘った。 キョウ坊は時計屋の息子、つよしは普天間神宮の息子だった。「強」という名前にもかかわらず弱虫ですぐ泣く子だった。泣いているのに涙はひと粒も流れない不思議な子だった。ふたりはわたしの言うことをよく聞いた。 捕まえたシロオビアゲハの羽をむしり肩に糊付けして、それから両手に大きな箱を持って普天間三叉路の通 . . . 本文を読む
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