わたし、教育ママ in Sapporo

自称○○ほど怪しいものはない。札幌在住、自称教育ママが綴る教育の真髄とは!

発達障害

2016-03-02 | 子どもの成長
息子の友達で幼稚園の頃、発達障害と診断されたお子さんがいます。

そのお子さんは市の機関でも病院でも、問題なしと言われたのですが、幼稚園側からもう一度見てもらうようにと別の病院を紹介され、診察してもらった結果、「発達障害」と診断されたのだそうです。私たち、普通の親から見て、そのお子さんが発達障害とは思えず、疑問の声があがっていました。

他にも発達障害ではないかとやんわり幼稚園側で指摘されたお子さんもいましたが、その子のお母さんは事情に詳しい方で、園側には従わず、強気で対応したそうです。

息子は中学三年ですが、当時、発達障害が大流行。習い事の先生から発達障害ではないかと指摘され、落ち込んだママ友もいました。彼女は当時冷静に分析し、「先生こそ発達障害にこだわっており、誰もかれもそう見えるのではないか」と言っていました。彼女の指摘は正しかったのではないでしょうか。当時、息子が通う幼稚園には勉強熱心な教諭が多かったため、それが裏目に出てしまい「発達障害」にとりつかれる結果となってしまったのでしょう。

幼稚園から小学校低学年の頃、発達障害ではと疑われたお子さんたち(私の身近での話ですし、普通の親の感覚でちょっとやんちゃだったり、職人気質のこだわりがあるかなという程度です)が成長しましたが、対人関係で大きな問題もなく、勉強もスポーツも忍耐強くこなし、親とも良好な関係を築いています。

そんなこんなしているうちに、今度は大人の精神疾患が急増。精神を病みやすい社会なのか、はたまた病気が作られるのか、私にはよくわかりません。

様々な精神疾患の基準を見ているうちに、自分がそれにあてはまるような気がします。病気事典なんかを見ていても、何だか病気の前兆が自分に当てはまるような気がしてきます。でも、病気は客観的な基準があるので、白黒つきますが、精神の場合は主観的なので、何ら客観的根拠なしに病名がつけられ、場合によっては投薬です。

あるお子さんは、日本の学校で「空気が読めない」と言われたそうですが、海外の学校では「周囲の状況を判断し、友人関係において調整役になっている」と評価されたそうです。発達障害について考える時、ふと、周囲の教育環境が、子どもの発達に即していないから出現する症状なのではないかと考えてみる必要もあるように思います。

少なくとも、現代の日本の学校は、低学年男子や男子っぽい女子には向かない環境ですね。そういうものだとあまり厳しくならず、大らかに男子系のお母様方、見守ってあげてほしいと思います。女性教員にも是非お願いします。男子ってそういうものですから。