紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

文人画の風情

2015年06月06日 | 美術館・博物館
何年か前に野球部のマネージャーがドラッカーの本をどうたらとか話題になりましたが、そのピーター・ドラッカーが蒐集した日本の水墨画には、めったに見られない作品もあるようで...「ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画」展が開催されている千葉市美術館に行ってきました。
きょうは土曜日なので混んでいるか!?と思いながら、展示室のあるエレベーターに乗り込みましたけど、そんなに人だらけってわけでもなく、割とゆったりとした感じでした。室町時代の水墨画はじっと見ていると静寂に包まれるような気がして、それが周りにも伝わるのがおもしろいところ。もの言わぬ観者。
周耕『懸崖図』、柴庵『柳燕・竹石鶺鴒図』、浦上玉堂『山声松音図』、中林竹洞『夏冬山水図』...その他いろいろグッとくる稀少な水墨画多し。直感で良いと思った水墨画を蒐集していったドラッカーの先見性。未来を先読みするその力が、経営学の権威として大いに役立ったのではないでしょうか。
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