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エアコン取り付けの流れ

2010年04月01日 05時32分48秒 | エアコン取り付け (家庭用・業務用)

 

①エアコンの穴からドレンホースを入れます。

背面パネルを壁に固定します。この現場は、上も下も余裕がなくミリ単位での計算が必要になります。エアコン室内機を一旦上に持ち上げて(22mm)3点のフックに引っ掛けるので。下もフックの幅3mmの余裕が必要です。勿論、水平器を使用して水平もとらないといけません。

③渡り線(VVF2.0mm)を通します。

④ケーブルストリッパーで被覆を剥きます。

⑤配線をしっかり奥まで差し込みます。

※こういう差し込み方は、NGです。結構こういう工事を見かけますが・・・。黒・白には、100Vが流れていますからヤモリが触れたら基盤が吹っ飛びます。工事業者が悪いのに、修理費用はお客様持ち。おかしな話です。また、線を入れる際に、ペンチを使用したのか被覆を傷だらけにしているのもよく見かけます。

⑥室内機側をフレア加工して液管・ガス管を接続します。(太いほうが、ガス管、細い管が液管です。)

⑦結露しないように隙間なくしっかり幅広コーテープで巻いていきます。

⑧配管を出しやすいように一定の間隔でテーピングしていきます。

⑨室外に出る部分までテーピングしておきます。

⑩室内機を背面パネルに固定します。

⑪室外機側のフレア加工をします。これがしっかりされていないとガス漏れを引き起こします。あるお客様は、フレア加工不良で毎年ガス補充をある電気屋さんに依頼されていました。その電気屋さんが引き起こした不具合に対して毎年ガス補充代を10何年も払い続けていたようです。私がそのことを説明してもそのお客様と電気屋さんとの付き合いが長く、受け入れていただけませんでした・・・。その電気屋さんが忙しかったからたまたま弊社に連絡があったに過ぎず。またなにかあれば、間違いなくその電気屋さんを呼ぶと感じました。信頼関係が出来上がっているので、聞いているふりをされているだけで、本当に聞く耳を持っていただけていません・・・。

アーメン!?

(フレア加工には、職人の技術が要求されます。1mmの傷も一切つけてはいけません。それができない業者が多すぎます。ただ加工すればいいのではありません。)

 

⑫配管をトルクレンチで締め付けます。配管は末端までテーピングされています。勿論、雨が入らないように下から上に巻きます。

※左側がトルクレンチです。どんなに怪力の人が使用しても一定のトルクで締め付けます。(特に、細いほうのガス管を締め付けすぎるとすぐに変形してしまいます) モンキーを併用して締め付けます。

 

※配管どうしを接続する際には、冷凍機組み付けオイルを使用します。

 

⑬電動真空ポンプを使用して、真空引きを実施します。真空引きとは、わかり易く言うと配管内に進入した空気や湿気を取り除く作業です。

※この現場は、家主様の要望で既存VP50の配管にエアコン配管を通しています。

 

※大気圧は、「0」の状態。1024ヘクトパスカルです。 針がマイナスを指し続けています。-0.1。これが真空状態です。

 

⑭真空ポンプを停止して、真空状態が保たれているか確認します。

※真空ポンプを使用する以前は、エアーパージと呼ばれる室外機のガスを使用して配管内部に入った空気を押し出していました。これをしても配管内部の空気を完全に押し出すことは不可能で、一瞬でガスと空気が融合してしまい、変性してしまいます。エアコンのガスがサラサラではなく、グリスのようにドロドロ血液状態になってしまいます。人間の場合、肝臓、腎臓や骨髄などの血液を浄化したり、生成したりするシステムが存在しますが、エアコンにはありません。ちゃんと施工業者を選択しないと新品のエアコンがボロボロにされてしまいます。

 

⑮漏れがないことを確認して、液管・ガス管用閉鎖弁を開け動作確認します。規定の圧力が確認されお部屋が冷えてきたら作業終了!

最後にお部屋のお掃除をしてゴミがない綺麗な状態にします。

 

付記;

外の配管部分もパテ埋めと併用して雨水が浸入しないようにコーキング防水します。

パテだけだと経年劣化するとこうなります。この隙間から台風の時に、室内に水が浸入して大変なことになります。

 

このサドルバンドは、石垣島には不向きです。

2、3年でこうなるからです。完全に切れて外れています。配管を固定できていません。

 

こういうひどい工事もあります。テーピングが逆巻きなので水が浸入して劣化が促進されボロボロになっています。

 

 


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