①今回は、男子小便器の修繕です。小便器の下から水が漏れてくるということです。3年前から問題が発生していたようですが、地元の設備業者は6件くらい当たったそうですが誰も呼んでも来なかったようです。お客様が店舗に直接来られて「おたくはちゃんと来てくれますか?」と、聞かれました。「勿論」と、即答しました。
②止水をしてから給水部分を外します。
③水廻りは、単独でナット等を回しては駄目です。モーターレンチでもモンキーでも必ずペアーとして使用します。
④小便器周りのセメントをはつります。
⑤小便器を外すとこの通り。白い部分が全て尿石です。
⑥小便器を固定しているフランジ部分を取り外します。
⑦床面はこの通り汚れていました。
⑧綺麗にしました。
⑨小便器本体のトラップ部分の尿石です。かなりの量です。
⑩汚水管の内部です。水かさが上がっています。汚水管内部でも詰まっているようです。水を入れると溢れてきました。
⑪尿石除去薬品使用しながら機械で尿石を削っていきます。
⑫このように水位がかなり下がりました。水を流すと全く溢れなくなりました。詰まりは、完璧に直りました。
⑬業務用ドライヤーで地面を乾燥させます。
⑭必要部品を準備して組んでいきます。
⑮小便器をセットして
⑯小便器周囲をシーリングして完了です。
※ここの現場はいろいろな問題を抱えていました。通常の修繕だと何十万円の工事になります。お客様とお話させていただき最小限の予算で対応することになりました。本来であれば、配管の下をハツッて大掛かりな工事になります。とりあえず元々の問題は解決しております。
問題点
①土間打ちが平坦ではない。凸凹
②汚水管が50mmから75mmになって立ち上がっている。
③排水芯も狂っている。合わせて施工していない。
④小便器を土間に埋めている。2cm
⑤小便器が右に傾いている。
⑥給水の位置が若干左にずれている。
⑦ダブルトラップ施工をしている。
要するに配管の基礎もわかっていない業者の仕業です。正直呆れ返りました。でも初めてではないので「またか・・・。」としか言いようがありません。
こういう業者がいるから、地元の業者に空港建設を任せられないのです。以前、新聞で「地元業者にどうして仕事を回さない!。」とかいう記事を見かけましたが、個人的には当然だと思いました。私でも任せたくありません。任せない方が、安全、安心だから。
何とかならないのか島ん人よ!?
※私自身施工前には、INAXメンテナンスより施工手順書、小便器の分解図を取り寄せて作業を実施しました。エアコンにしろ、何にしろメーカーと直接やり取りすることが間違いがないです。