375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

アメリカ横断5000キロ: ゴールへのFINAL RUN

2011年11月27日 | ランニング日記



11月23日(木曜日)、この日はアドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦さんの「PEACE RUN 2011 アメリカ横断5000キロ ランニングの旅」がゴールを迎える日。ここに至るまでの経過は折にふれてLAやミシガン在住の北米ラン仲間から伝え聞いていたが、いよいよニューヨークのゴールに近づくにつれて、高繁さんと歴史的な一瞬を共有しようというプロジェクトが急速に進展した。そしてこの日は感謝祭の祝日ということもあり、最終的には地元在住の多くのラン仲間に感動の輪が広がることになったのである。

さて、当初の予定では午前7時にフォートリーで高繁さんと落ち合いスタートするはずだった。

が、その15分前に自宅近くのホテルで待ち合わせることになっていたチーム・ミシガンの到着が道中のアクシデントにより遅れるという連絡がYoshiさんから入り、あらかじめ手配していたフォートリー行きのTAXIを30分遅らせることになった。そうなると予定の時間での到着が間に合わないので、先にフォートリーに集まったメンバーで出発してもらい、チームミシガン+自分はあとから追いかけるという段取りに変更することになった。

というわけで、予定より30分遅れてYoshiさん、Opa!さん、コスメル前村さんと一緒にフォートリーを出発。ハドソン川にかかる全長1067メートルの巨大な吊り橋、ジョージ・ワシントン・ブリッジを渡ってマンハッタン178丁目に到達する。よく考えてみれば、NJ州からNY州への州越えランはこれが初めての体験となる。

その後、閑散とした早朝のハーレムをジョグとは思えない猛スピードで南下。Broadway→St. Nicholas Ave→Amsterdam Aveを経て、ようやく135丁目付近で高繁さん+先発隊(まっくさん、かなぶんさん、ねこぴさん、シャカリキさん、かんぺいさん)に追いついた。

110丁目からセントラルパークに突入。さまざまな色のウェアに身をつつんだジョガーの行き交うイースト・ドライブを南下する。ニューヨークシティマラソンの創始者フレッド・リボウの銅像のある90丁目の手前あたりでよっしーさんも加わる。59丁目の出口はパレードの交通規制のため高繁さんのバギー(手押し車)は通れず、少し迂回して5番街へ。途中で巨大クリスマスツリーが準備中のロックフェラセンターに寄り道しつつ、さらに南下を続ける。

25丁目のマジソンスクエアパークが近づくと、進行方向に日の丸発見。ここで新たな一隊(飛脚さん、アンジーさん、馬次郎さん、ヒロヤスさん夫妻)と合流。ゴールまで5kmの旅を残すのみとなった。ブロードウェイを南下し、新たな高層ビルが建設中のグラウンド・ゼロに立ち寄り、デモ隊が集まるウォール街の広場の横を通過し、いよいよバッテリーパークへ。

午前10時55分、LAをスタートして183日目、走行距離5285kmに及ぶアメリカ横断の旅がついに感動のゴールを迎えた。

並みの言葉では言い表すことができない、歴史的な偉業。
しかもこの旅は、これまで高繁さんが経験してきた世界のごく一部にすぎない。
これからも新たな旅は続く。
またいつか、一緒に走る時間を共にする日が来るだろう。

KAY'S BLOG http://kaytaka.blog35.fc2.com/
PEACE RUN公式サイト http://www.peace-run.com/


★ハーレムの坂道を走る高繁さん+有志の仲間たち。


★秋晴れの下、バギーを押しながらセントラルパークを走る。


★5番街のランドマーク、エンパイアステート・ビルを通過。


★バッテリーパークでのゴール後、TV局のインタビューに応じる高繁さん。


★ゴール後の記念撮影タイム。


★夜は日本食レストランで打ち上げ。地元NY・NJのランナーのほか、チームミシガンの面々、たまたま遊びに来ていた西海岸のラン仲間も加わった。

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