***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

ガウディ×井上雄彦

2014-08-26 23:42:44 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

すごろくは25日から、またフィーバータイムが始まりましたが、
これがイカンのです。

それまで90kmが続き好調だったのに、フィーバーになった途端
15kmやらテキーラやら(汗) 

毎回そう。


吉井社長、フィーバーさせてちょうだいよぉ~~~~~(泣)

 

 

で、本日は『特別展 ガウディ×井上雄彦』を観に六本木ヒルズへ。

ひとりだと毎回迷子になる六本木ヒルズですが、
今日は、肩をクラビクルバンドで固定した案内人を伴っていたので、
珍しく迷子にならずに済みました(笑)

 

まずはヒルサイドのグリーンアジアというお店でランチ。

 

壁の絵がなかなか面白い。

そして、グリーンカレーが美味しい。
写真じゃ茄子しかみえないけど、下にプリップリの海老がた~くさん。
サラダとセットで1,050円、プラス、ドリンクが100円!
更に美術展のチケット割で10%オフ。
ふたりで2,070円という、ヒルズとは思えないリーズナブルなランチでありました。
毛利庭園の緑が目の前で気持ちいいし、ここ穴場ですぜ。

 

そして、森アーツセンターギャラリーで開催中の
特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-へ。

 

 

面白かったです。

ガウディの作品は森や海や植物や人間など、全て自然がモチーフ。
だからガウディ=曲線というイメージだったので、
学生時代の応募課題や卒業課題の設計図に見る直線が、
当たり前って言えば当たり前なんですけど、凄く新鮮でした。

それと、背景に描かれた雲などに見られる絵画的な才能。
こんなに絵が上手い人だとは思ってませんでした。
と言ったら失礼かな(汗)


よく知られているカサ・ミラの模型は写真だけじゃ分からなかった、
屋上とか裏側とかが見られ、

椅子のレプリカに座り、(これもレプリカだけど)ドアの引き手を握り、
その心地よさを体感し、

美術展のために焼かれたガウディデザインのタイルの上を歩き、
ほんのちょっとだけスペイン気分。

逆さ吊りの鏡では垂直加重うんぬんが少し分かった気になり(笑)


かのサグラダ・ファミリア、
2代目建築家に任命されたガウディが情熱の全てを注ぎ込み、
死して90年近く経つ現在も工事は進行中という壮大さ。


井上雄彦氏が描くガウディが見上げた、完成したであろうサグラダ・ファミリア。
その目にはどんな形が映ったのか、そして、何を思ったのか。


ガウディの偉業を展示するだけでも、もちろん素晴らしいものになるとは思いますが、
そこに井上雄彦氏の感性と表現が加わることで、
見る者がガウディの内面を理解しようという気持ちになり、目線も変わります。
それがこの美術展を、一方通行ではなく、立体的で奥行きのあるものにしている、
という気がしました。


ホント、面白かった。

会期は9月7日まで。

 



んで、買ったグッズはクリアファイルとモチーフ鉛筆。


鉛筆は飾るだけかな(笑)

 

 

 

 

 

 


花いろいろ@2泊3日で前穂高

2014-07-30 23:50:38 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

今回の2泊3日で出逢った花たちを、場所別に載せます。
日にちはゴチャ混ぜです。

名前、間違っていたらゴメンなさい(汗)

 

 

@上高地(大正池から岳沢登山口まで)

唐松草(カラマツソウ)

 

山苧環(ヤマオダマキ)

 

野薊(ノアザミ)

 

玉川杜鵑(タマガワホトトギス)

 

丸葉岳蕗(マルバダケブキ)

 

現の証拠(ゲンノショウコ:赤)

 

現の証拠(ゲンノショウコ:白)

 

巴草(トモエソウ)

 

立山靫草(タテヤマウツボグサ)

 

黄釣船(キツリフネ)

 

金水引(キンミズヒキ)

 

草牡丹(クサボタン)

 

 

 

@岳沢登山口から岳沢小屋周辺まで


岨菜(ソバナ)

 

九蓋草(クガイソウ)

 

御前橘(ゴゼンタチバナ)の葉と小さいのいろいろ(笑)

 

名前分からず
と~っても小さい花。初めて会いました。 

 

白山風露(ハクサンフウロ)

 

車百合(クルマユリ)

 

黒唐飛廉(クロトウヒレン)のつぼみ状

 

たぶん深山猪独活(ミヤマシシウド)
今だにウド系の区別は苦手です(汗)

 

ふたたび唐松草(カラマツソウ)

 

山母子(ヤマハハコ)

 

裏白七竈(ウラジロナナカマド)

 

もひとつ裏白七竈(ウラジロナナカマド)

 

名前分からず
線香花火みたいで可愛かった。

 

 

 

@重太郎新道から前穂高山頂まで

 

深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)

 

四葉塩釜(ヨツバシオガマ)

 

深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)

 

たぶん信濃弟切(シナノオトギリ)

 

蝦夷塩釜(エゾシオガマ)

 

信濃金梅(シナノキンバイ)

 

当薬竜胆(トウヤクリンドウ)

 

深山大根草(ミヤマダイコンソウ)

 

白山一華(ハクサンイチゲ)

 

小梅草(コバイケイソウ)
去年が当たり年だったので今年は見られないだろうと思ってましたが、
ホントに少しだけど前穂の斜面に咲いていました。

 

青の栂桜(アオノツガザクラ)

 

岩爪草(イワツメグサ)

 

栂桜(ツガザクラ)

 

 

栂桜(ツガザクラ)とその向こうにチラッと岩鏡(イワカガミ)、
右はお初の高嶺矢筈母子(タカネヤハズハハコ)

 

高嶺矢筈母子(タカネヤハズハハコ)
葉っぱがウスユキソウっぽいので別名タカネウスユキソウ、でも
ウスユキソウ属ではなくヤマハハコ属だそう。

大好きなヒメウスユキソウに少し似て、これまた好きなヤマハハコの系統で、
めっちゃ好み。
 

咲くとますます可愛い。

 




可愛すぎ~~~~っ

 

 

 

 

 

 


2泊3日で前穂高・その3

2014-07-30 23:35:30 | 美味しい話とか旅の話とか

 

3日目(7月29日)の起床は午前5時過ぎ。

この日は上高地を散策するだけの予定だから、朝ものんびりです。

 

朝食はアルファ米の五目ご飯と茄子の味噌汁&残りのパン。
家でこれだったらヒンシュクものだけど、山だと充分美味しいから
ズボラ主婦には嬉しい限り(笑)

 

2泊のテント生活、
キャンプ場に着いてからは雨に降られることもなく、ラッキーでした。

小屋にも近くてテン泊初心者には便利なテント場だったし。
何より背景が穂高ってのが素敵。

テントの撤収は祭の終わりにも似た寂しさがあるなぁ、
なんてちょっとおセンチになりながら片付けを終え、上高地に下山です。

 

登山道を下りながら、名残惜しむように穂高の峰を見上げます。

 

  

上高地に下りてきて、

穂高と明神をバックにした岳沢湿原。

大好きな景色のひとつです。

 

こちらのバックは六百山。
派手さは無いけど、流れの先に聳える構図がカッコいいです。

 

左に梓川、右に前回カレーをいただいたホテル白樺荘、
控える六百山と霞沢岳。
上高地はどこを切り取っても絵になりますね。

 

登ってきた山をバックにザックで記念写真(笑)

あそこまで自分の足で行ったなんて嘘みたい。
ザックも足も腕も心臓も、みんなよく頑張ってくれました。

 

河童橋の上から。
何十回でも何百回(←そんなに来てない)でも見飽きないこの景色。

 

お昼は五千尺ロッジのお弁当をテラスで。
山賊弁当@900円ときのこ弁当@800円(だったかな)
河童橋のすぐ横で、爽やかな風を受けながらいただくこの贅沢さ。
5000円のランチにも引けを取らないと思う。

この時、ケショウヤナギか何かの綿毛が辺り一面に舞っていて、
ちょっと幻想的な雰囲気でした。

舞ってる綿毛をカメラに納めようとしたけどダメだったので、
                 テーブルにくっついたこれ↓(笑)



こんなのがフワフワ舞ってホントに綺麗なんですわ。

 

 

 

夏真っ盛りの田代湿原。
1年で一番美しい時季じゃないかと思う。

 

白く見えるのはサギスゲの綿毛。
ワタスゲよりちんまりとしていて地味です。

 

どんなときも穏やかな表情の田代池。
癒しの風景です。

大正池。バックは焼岳です。
美しい水の色は、エメラルドの伝説の舞台にも似つかわしいような。
って、若い人は知らないか。

 



大正池といえば、穂高をバックにドーンという構図が普通ですが、あえてちょびっとだけ。
たまにはこんなのもいいなぁ(←自己満)

 

今回も上高地の〆は帝国ホテルのラウンジにて。

 

 

ダンナは私がぼっち旅の時にいただいた超特大プリンのセット@1,600円
私はケーキ5種盛り合わせセット@2,300円
どちらも1日20食限定です。
盛り合わせも大満足の美味しさだったけど、プリンの満足度は更に上をいくものでありました。
苦みの強いカラメルとプリンの相性が素晴らしいったらない。


なんて言っておりますが、

実は私、テント生活2日目あたりから異様にカラダが臭くなりまして、

自分で臭いんだから、近くにいる人はもっと臭いと思われ(汗)
この時の隣のテーブルの方、スタッフの方々、今さらですが申し訳なかったです。

こんなに自分が臭いって感じたのは真夏の妊娠中以来のこと。
普通の汗と、あわや滑落かという冷や汗がブレンドされ、
えも言われぬ匂いになったんでしょうか(汗)

そして、辛抱堪らず、沢渡大橋駐車場に着いてから、近くの「梓湖畔の湯」という
温泉に駆け込み、すっきりサッパリさせてもらったという。

私には5日間かけての縦走とか絶対無理ですわ。

 

 

最後、臭い話しになっちゃいましたが、

初めての北アルプス登頂は、楽しさも嬉しさも今までで最大のもの。
そして、それと同時に味わった恐怖も最大。

登山は死と隣り合わせの危険なスポーツであることを本気で思い知らされました。

こうして帰って来れたから、それも言えることで、

これからは、ちゃんと元気な身体で帰ってくることを目標に
ひとつひとつじっくり登っていこうと思います。

 

山オバサン頑張りますっ

 


 

 

 

 

 

 


2泊3日で前穂高・その2

2014-07-30 23:35:20 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

2日目(7月28日)は午前5時少し前起床。

雲を従えた乗鞍がくっきりと綺麗です。
上高地一帯は霞に覆われていて、大正池はあの幻想的な風景を見せていると思われます。

 

パンとスープで簡単に朝食を済ませ、
午前5時40分、前穂高岳を目指して出発です。

その前に小屋でヘルメットを借りました@1,000円
前穂高も山岳ヘルメット着用奨励山域に入ってますし、少しでも危険は減らしたいので。
ちなみに、ヘルメットはモンベルが長野県の遭難防止対策協会に
200個ほど寄付したものだそうです。えらいじゃん、モンベル。

 

沢を渡って、前穂への登山道に入ります。

 

しばらくは草付きの道ですが、徐々に手を使わないと登れない斜面になり、
この手前あたりでヘルメット装着。

岩場はなるべく岩から身体を離し、3点支持を確実にという登り方、
私なりに身についてきたと思います。
ダンナは若い頃ロッククライミングをやっていたので、出来て当然(笑)

で、上の写真、見事に前ピンです(汗)
昨日の雨でカメラのファインダーの内部が結露してしまい、全く見えず(汗)
ライブビューを使うとバッテリーの消耗が激しいので勘で撮影することとなり、
結果、ワイド側以外はほとんどピンぼけとなりました(泣)

 

 

ハシゴもところどころ登場。
足を踏み外した時に身体を支えられるよう、手は横ではなく、段々を持つのが鉄則。
高所が全然平気なので垂直に近くてもOKですが、結構疲れます(汗)
でも高度が稼げるから、そこは嬉しい(笑)

 

ハシゴからほどなく『カモシカの立場』に到着。

重太郎新道のビューポイントのひとつ『カモシカの立場』
自分がホントに前穂に登ってるんだって実感できて嬉しいったらない。

なのに、こんなとこでも三脚オジサンが出張り、延々と居座る(汗)
三脚を使うなとは言わないけど、お願いだから他に人がいたらササッと撮って、
速やかにどいて欲しい。そういう周りへの気遣いが欲しい。
みんなここに来たら絶対『カモシカの立場』の字を入れて記念写真を撮りたいはずだもん。

 

そんなことを思いながら稜線を眺める『オバサンの立場』(笑)

 

重太郎新道は半分以上がよじよじと手を使って登る斜面って気がしますわ。
なので、疲れはさほど感じず、かな~り楽しい(笑)

 

岳沢の眺めが素晴らしい『岳沢パノラマ』
岳沢はもちろん、梓川、焼岳、乗鞍、その向こうには御嶽山もくっきり。
いい天気で良かったよぉ~~~ん

 

そんでもって、

自分の目線が西穂の高さに近くなってきました。
下の方の赤い屋根が岳沢小屋。登ってるんだなぁ~、ホントに。

 

ザレた道を一歩一歩踏みしめるように登ります。

 

見事な眺め。でも、乗鞍方面に雲がかかってきたのがちと不安(汗)

 

『雷鳥広場』到着。
曇天時にはここで雷鳥にお目にかかることも多いそうですが、
晴天と雷鳥両方は贅沢ってもんで(笑)

それにしても暑い(汗)

 

越えてきた岩稜を振り返って。お気に入りの写真です。

写真だと、ハシゴいらないんじゃない?って見えるけど、
左側がすんごい切れ込んでて、ハシゴ無しでは危険なんですわ。

 

こちらはペンキマークが目みたいで面白かったので。

 

紀美子平に到着したダンナが「お~い」

って、その岩絶対落とすなよっ(汗)

 

午前9時すぎ、紀美子平到着。岳沢小屋から3時間20分。
コースタイムは20分オーバーしてるけど、自分としては大満足。
なんたって、あの重太郎新道だもん♪

さほど疲れてはいなかったけど、ひと休みして栄養補給。

ここからの眺めも最高。
雲がかかり始めた西穂と、一番手前は奥穂、間の小さい突起がロバの耳、その向こうがジャンダルム、かな。

紀美子平は奥穂と前穂の分岐点。
ここから前穂までは約30分なので、前穂に行く人はみなザックをおいてピストンするようですが、
私は往復に1時間以上は優にかかるので、天候の急変があったら怖いのと
水分補給のため必要アイテムの入ったザックを背負ったままで行きます。

途中、ダンナが下りてきたオバサンに「あんた、女にザック背負わせて、可哀想じゃないの」と
責められたそうで、
ダンナは「いや、これにはいろいろと事情がありまして」とタジタジだったようです(笑)


紀美子平から山頂までは本気の岩場。
斜め上の方で「らーーーーーく!!!(←落石注意のこと)」と声が上がり、
十数メートル横を石というよりも岩が落ちていきました。

あれが自分の上だったらと思うと「ゾゾーーー」です(汗)

そういう時のためにもヘルメットは有用ですが、
私の場合、上を見ずに「えいっ」と身体を持ち上げてしまうクセがあり、
ここでも、グイッと上がった瞬間、上に張り出していた岩に頭部が激突、
ということがありました。

ヘルメットを被ってなかったら、頭部裂傷はもちろん、
そのまま滑落して命がなかったかもしれません。
いやぁ、本当にありがとうヘルメット。

この出来事により、ヘルメット購入と必ず上を見るということを心に誓った私です。



 

前穂山頂直下、紀美子平が小さく見えます。

 


で、紀美子平からは、頭部激突事故もあり、すこぶる慎重になりまして、
50分近くかかって、、、

午前10時10分、

前穂高岳到着ぅ~~~~~っ

標高3,090mなり~~~~~っ

初めての3,000m越え~~~~っ

 

やっほーーーーーーーーっ 超うれしぃ~~~~~~~~~っ

 

ア~ンド、誕生日おめでとーーーーーー(四捨五入すると60歳になっちまったぜw)

 

ちょっとの間、山頂ひとり(正しくはふたり)占め。

生きてて良かったよぉ(泣)

 

ガスが上がってきて、残念ながら見たかった涸沢側や槍ヶ岳の眺望は叶わなかったけど、
合間から覗く迫力の岩稜帯、その景色だけで充分。

 

こちら、穂高岳山荘が雪渓の上にちい~~さく見えるのがお分かりでしょうか。

今度は吊尾根を歩いて奥穂まで行ってみた~い。

もうホントにテンションMAXですわ(笑)

 

山頂で槍から5日間かけて縦走してきたオジサマふたりとしばし雑談。
聞けば70歳になるそう。
全然見えない。凄いッス。

私の年なんかまだまだじゃん(笑)

 

この日は小屋に戻るだけなので、30分ほどのんびりして、
それでも後ろ髪をひかれるようにしながら下山開始。

前向き、すぐに回転して手をついて、って繰り返してたら気持ち悪くなっちゃって、
加えて、絶対動かなそうな大きな岩の角を掴んだら、それがグラッとして滑落寸前(超汗)
たぶん生まれてこのかた最大の恐怖を感じたと思います。

それ以後、どの岩も動きそうで怖くて怖くて、超スロー下降となり、
下りは20分というコースタイムの紀美子平までなんと1時間近くかかってしまいました。

 

紀美子平でしばし休憩し、体調回復。

また慎重に歩き出します。

「あ、オコジョ!」ダンナの指さす先にチラッとオコジョの姿が見えて、その後も
チョロチョロと岩陰から出たり引っ込んだり。
でも、動きが速すぎて写真に写せず(汗)

 

下りは楽かと思いきや、ズルッといきそうな箇所ばかりで、上りより数倍神経を使うので、
かなりしんどかったです。

 

それでも一歩踏ん張る毎に、少しずつ、少しずつ、上高地が近づいてきます。

 

午後3時、やっとこさ岳沢小屋のテント場到着。
ダンナの後ろ姿ったら、まるで『砂の器』みたいじゃありませんこと?(汗)

ええ、疲れましたとも(汗)
下りも上りとほぼ同じ時間かかりましたもん。

 

片付けもそこそこに、小屋で遅めのお昼ご飯。
再びのおでんと、かた焼きそば。美味しいに決まってンじゃん(笑)

 

夕飯はレトルトのカレーにアルファ米のワカメご飯&オニオンスープ。
ワカメご飯にカレーってどうよ、と思ったけど、心配無用の美味しさ。

だって山だもの(笑)

 

 


淡い夕焼けを眺めながら、前穂高登山の充実感に浸ります。


なんて贅沢なひととき。



こうやって、ズボズボと山に嵌り込んでいく自分が怖いわ(笑)

 

 


その3へつづく。

 

 

 

 

 

 


2泊3日で前穂高・その1

2014-07-30 23:35:10 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

 

先日の岳沢ぼっち旅で仰ぎ見た前穂高。

雲に隠れていたそのてっぺんに登ってみたいという欲求が収まらず、
2泊3日で予定していた南八ヶ岳周回を変更し、
前穂高岳登山へ挑戦とあいなりました。


まずはその1日目。

出発は7月27日(日)の午前4時。
1日目は小屋のテント場に到着することが目的なので遅めです。


午前8時少し前に沢渡大橋の駐車場に到着。
駐車場は、夏休みなので満車を心配してたけど、8割方埋まっていたくらい。
曇り時々晴れという天気予報のせいかな。
ヤマテンの局地的予報はもっと悪かったし(汗)


8時20分発のバスで上高地へ。

途中、崖の上でオロオロしていたニホンカモシカを発見。
下りられなくなっちゃったのかな。


バスターミナルでトイレ(有料)を済ませ、登山計画書を提出し、歩き出します。

 

お約束の河童橋。
お山の上部はガスってますが、まぁ、小屋まで行くだけだから。

 

岳沢湿原近くの登山口に午前9時30分到着。

 


歩き始めてほどなく雨(汗)

カメラは即仕舞い、スマホもバッテリー温存のため写真は無し。

雨仕様にして、ほどなく大雨(汗) 一時豪雨(大汗) その上雷(超汗)

 

雷鳴を聞きながら、川状になった登山道を歩き、
「ちょっとヤバイかも、、引き返した方がいいかな」と思いつつも、樹林帯だから
大丈夫だろうと。

岳沢小屋が見える小屋見峠あたりで雨は止んでホッ。

 

ガスに覆われた岳沢ですが、ほんの少し青空が見えてきました。

 

大雨で川になった岳沢。普段は水は流れていません。
増水がひどいと渡れなくなる場合もあるそうです。

↓これは沢の脇に掲げられた案内版。

 

 

岳沢小屋到着は12時ジャスト。

小屋で幕営の申込をし(1泊につき1,000円/人)、テント設営にかかります。

メインのテント場は100mほど離れたガレ場に点在してますが、
トイレが近い方がいいので、私たちは小屋裏のひな壇状の場所を選びました。

 

設営完了。
しっかりカバーしたつもりが、ザックの中が結構濡れちゃって干し物のオンパレード(笑)
なんか難民キャンプみたいだわね。
次回からザックの荷物はまとめて大きな防水袋に入れることにしました。

それにしても、真後ろに穂高の吊尾根が迫るテント場なんて、めっちゃ贅沢じゃありませんか。

 

テラスのフェンスに掲げられてている標識が可愛いです。
紀美子平、雷鳥広場、、この標識を見てるだけで胸がドキドキしちゃいます。

 

テーブルに貼られている案内写真。
右下の赤い線が小屋から前穂までのルートで、紀美子平までが噂に名高い重太郎新道です。

穂高の名ガイドと呼ばれた今田重太郎氏がつくった道なので重太郎新道、
また、紀美子平は、道を造っている時、娘の紀美子さんをそこで遊ばせていたことから名付けられたそうです。

 

これはヘリポート近くから。ルート後半はほとんど壁って感じです(汗)
それにしてもいい風景だな~~。

 

テント場側から、西穂方面を見た景色。
右上が天狗の頭というピークですが、「天狗というよりマグロのお頭じゃない?」と
言ったら「山だからマグロじゃまずいだろ」だそうで(笑)

 

小屋でちょこっとおでん。
なんてことないのに美味しいんだなぁ、これが。
小屋らしからぬ器も嬉しい♪

 

夕食はタンメン風ラーメン。野菜は切って、豚肉は凍らせたまま持ってきました。
ハイカーズデポで買った食器、使いやすいです♪
味は当然、めっちゃ美味しい(笑)

 


夜は満天の星だったのですが、1枚撮ったら(失敗)いきなりバッテリーが減っちゃって、
予備バッテリー1個であと2日は危険なので、今回は星空撮影は断念。

写真には撮れなかったけど、流れ星もいくつか見れて本当に綺麗な星空でした。


翌日の登頂成功を祈りつつ、午後9時過ぎに就寝。

 

その2へつづく。

 

 

 

 

 

 


ぼっち旅@上高地&岳沢

2014-07-13 23:55:10 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

なんか知らんけど、昨日の朝、急に上高地に行きたくなって、

でもダンナは仕事だし、友人たちも都合がつかずで(そりゃそうだ)、単独行となり、

せっかくなら早朝に着きたいので夜行バスを探し、
そしたらスタンダード@7,400円とグリーンカー@9,000円があって、
ゆっくり寝られそうなグリーンカーを選び、新宿を12日(土)の22:30出発となりました。

新宿駅まで山の格好をして電車に乗っていくのって、結構恥ずかしいもんですね(笑)

今まで2回利用したクラブツーリズムの上高地バスツアーは往復で5,500円。
それから比べると片道で9,000円というのは私にとって凄い贅沢な金額ですが、
何日か前に購入した山用の腕時計の代金をダンナが誕生日のプレゼントとして
出してくれるというので、じゃあ、その分使っちゃえ~と(←江戸っ子だねぇ)
でも、帰路はスタンダード@7,400円(笑)


グリーンカーは乗車率9割くらい。
私はひとりなので2列プラス1列シートの1列側。
お隣に気兼ねすることもなく、ゆったりとして快適でした。

でも、この写真は上高地バスターミナルに到着する寸前なんだけど、
誰もカーテンを開けないんですよ。
焼岳も大正池もカーテンの外なんて、もったいなさすぎ~~~(汗)

 

で、上高地バスターミナルに午前5時20分に到着して、
ターミナルのテーブルにて朝食。

既に開いていた売店で買ったホットの缶コーヒーと手作りサンド。
全部食べると体重がますます重くなるので半分だけ(笑)

ここでカメラのアイカップが無くなってることに気付き、駐車しているバスに戻って探すも無し。
無くてもさほど困るものではないけど、ちょっとさい先悪し(汗)

 

 

定番ショットの河童橋と穂高連峰。
橋の上に誰もいません。岸の人がいなければ完全無人だったのにな~(笑)

あいにくの曇り空ですが稜線はバッチリ♪

 

午前5時50分。河童橋脇の売店はシャッターを開けようとしているとこでした。

 

こちらも定番、橋の上から。
何度でも、何十回でも見飽きません。

 

振り返って焼岳。
チャンスがあったら登ってみたいですお山です。

 

橋を渡ります。
やっぱり誰もいません。

 

今日の目的地は岳沢小屋。小屋の標高は2,170m。このあたりは1,500m。
700m弱の標高差です。
えっちらおっちら登って、そこでのんびりと景色を楽しみながら
ラーメンを食べてこようという計画です(笑)

※昨年の8月に岳沢へ行った時の日記はこちら
 あの時は見事なまでのピーカンでした。

 



カラマツソウ
行く道をずっと淡く照らしてくれるかのように満開になっていました。
ほんのりピンクがまた可愛い。

 

もうひとつカラマツソウ。繊細な花だな~。

 

モリアオガエルの卵。ですよね?

 

ヨツバヒヨドリ、の蕾と言っていいのかな。

 

サワギク
小さな花だけど、うす暗い散策路に鮮やかな黄色が目立っていました。

 

 

岳沢湿原。
ここの景色も大好きです。

 

正面は六百山。
なんで六百?と調べてみたら、この近辺は昔、木材の産出地になっていて、
切り出した丸太の数にちなんで名付けられたとのこと。
へえ~~。


深い緑と透明な水。
癒されるなぁ。

 

陽が差すと水の色がブルーに見えるんだけど、でもこの薄暗さも
ちょっと幻想的でいいかも。

 
岳沢湿原からすぐのところに岳沢・穂高への登山口があります。

時刻は午前6時30分。岳沢小屋まで2時間のコースタイムなので、
私は2時間半の午前9時到着くらいを目標に歩きます(笑)

 

ゴゼンタチバナ
登山道脇に上の方までずっと咲いていました。

 

花が付くのは6枚葉のみ。4枚葉には全く花が付いていません。
面白いですね。

 

終わりかけのエンレイソウ。
花が葉っぱ色になってます。

 

半夏生みたいな葉っぱだけど、これ半夏生じゃないですよね。
ただの病気だったりして(汗)

 

途中、斜面一体が何年か前の大雪崩による倒木で埋め尽くされている場所あります。
(マクロレンズをつけていたので全体が写せなかったです)
付近につくられた丸太の階段はその倒木を利用したものと思われます。
向こうに見える赤い屋根は河童橋のホテル白樺荘。

 

もう少し上がって乗鞍岳も。

 

風穴近くの案内版。岳沢ヒュッテとなっていますが、現在は岳沢小屋ですね。
消えかけた数字は7。あと70分ということはここまで50分。
実際かかった時間は43分。いいペースじゃないですか。
2度目だから少し慣れたのかな。

 

このあたりで急に左側の視界が開けて、望めるのは、たぶん西穂、間ノ岳、天狗の頭。
テンションあがりますわ♪

 

天然クーラーの風穴です。この日は涼しかったのであまり有り難くない(笑)

 

1,760mの見晴し台。この眺め最高♪ 気持ちいいです~~~。

 

視線を右に移すと、

奥穂高。
登ってみたいです。もっともっと経験を積んで、来年、もしくは再来年にはぜひっ。

 

 

河童橋方面を見下ろして。
西の方が明るくなって、お天気は少し回復するかなって思ったんですけど。

 

樹林帯の途中から穂高が見えると、つい「うほほぉ~~」と見上げてしまう(笑)

 

通せんぼも平気です。チビだから(笑)

木々の向こうに当たり前のように存在している穂高。凄い贅沢な景色だなって思います。 

そして、いつも当たり前のように私の前を行くダンナが今日はいません。
不安とか心細いとかより、こういうのが当たり前になることがあるかもしれないって思ったら、
歩きながら涙が出てしまった。

一緒に歩けることをもっともっと大事にしなきゃいかんですね。

 

 

緑色のゴゼンタチバナの花。初めて見ました。
これから白くなるのでしょうか。
って、よく見たら、みんな葉っぱが5枚。だから花が緑なのか?

 

これはハクサンフウロ、かな。
時期的に少し早い気もしますが、、違ったらゴメンナサイ(汗)

 

1,900mの西穂高展望所。何度でも仰ぎ見る(笑) しつこくてスンマセン。
でも、いいんですよ。ホントにいいの、この眺め。

 

 

クモマニガナ? ちょっと自信ないです(汗)

 

このあたりから雨が落ちてきたので、レインスーツを着て、ザックにカバーを被せます。

カメラもしまいましたので、ここからはスマホの写真です。

 

ニッコウキスゲ
一株だけ咲いていました。

 

小屋までの道のりで唯一残っていた雪。というかカッチカチの氷状だったので、
避けて端っこを歩きました。


 

何度でも見る(笑)

このあたり、胸突八丁と言われてる急坂らしいけど、特段息も切れず。
ガスで真っ白にならなければいいなとか、足を挫かないようにしなきゃとか、
そっちの方に神経がいってたせいかと思われます。
それと、前回の赤岳で歩き方と呼吸の仕方を少し覚えたってのもあるかな。

 

マイヅルソウ
ひどい写真です(汗)

 

イワカガミ
このあたりのイワカガミは色が薄めな気がする。

 

岳沢小屋が見えてきました。
ここが小屋見峠かな。

 

美しい沢です。でも、どれが何沢っていうのか全然分かりません(汗)

 

ユキザサ

結構本降りになってます。

 

ナナカマド
ウラジロかな?
この辺も紅葉が綺麗なんでしょうね。

 

オオヒョウタンボク
大ファンです(笑)
秋口になると2つの赤い実が繋がって、瓢箪みたいになるのがまた可愛いだわ。

 

そして、岳沢小屋到着は午前9時ジャスト。

登山口から、目標通りの2時間半。よしよし♪
目標が甘すぎかな?(笑)

 

ここからまた一眼にチェンジ。

小屋の展望テラスです。

雨降ってるし、暗いし、眺望良くないし、、でも、全然ガッカリじゃないんですよ。
思い立って、ひとりでバスに乗って、ここまで登ってきて、ビショ濡れのテラスに立って、、
それがなんでか凄く気持ちいいの。写真は暗いけどね(笑)

食堂でしばし休憩。岳沢小屋はまだ新しく綺麗です。小屋の歴史はこちらで。
この時はまだお客さんが多くなく、ゆったりとしてました。

 

朝の残りのサンドと、ココア@600円
ココアがちゃんとしたココアで(って言い方も変だけど)とっても美味しかったです。

 

少し小止みになってきたので、小屋周りを散策。

石垣の上が宿泊棟のようです。
その向こうに前穂高が聳えてるはず。
前穂、天気が良かったら挑戦してみたい。いや、まだ無理か(汗)

 

キヌガサソウ
逢いたかった花のひとつです。
小屋のブログで、小屋裏に咲いていたけど台風で全滅、と書かれていて、「あら残念」
でももしかしたらひとつふたつ残っているかも、とダメもとで見てみたら、
こんなに綺麗に咲いてくれてました。
花びらと葉の数が同じ8枚。必ず同じになるのかな。

もっとアップで撮りたかったけど、足元にもお花が咲いていて、ズームでもこれが精一杯。
今度は近くでお目にかかりたい。

一輪だけ咲いていた、(たぶん)シナノキンバイ。
キヌガサソウより更に遠くで咲いていたので、こんなに小さい写真(汗)
これからたくさん咲いてくれるんでしょうね。

 

再び食堂で休憩。
まだ10時だったけど、「岳沢小屋でラーメン」という当初の目的を果たすべく
早お昼にしようと、貼られていたメニューを見たらラーメンが無い(ブログの写真にはあったのよ)

でも、まあ大してお腹は空いてなかったので、

再びのココア(笑)&持参のオレオ(笑) ココア、本当に美味しいよぉ~。
奥は小屋オリジナルのバンダナ。お土産に買いました。

ほどなくして韓国人の団体さんがやってきて、のんびりとお茶してる雰囲気じゃ
なくなったので退出。

もうちょっと居たかったな~。


外は小雨。

小屋を出てすぐの沢。ここは大雨になると川になり渡るのも難しくなるとか。
この沢を渡って上高地へ下山します。ルートを外さないようにしっかりと目印が立っています。
登山道の整備、安全確保は小屋のスタッフさんがやってくれてるんですよね。
地味な仕事だけど、そのおかげでこうして安心して山道を歩けるというもので、
本当に有り難いです。


徐々に雨は強くなって、一時は土砂降り。

こんな道がところどころ川のようになって、ちょっと怖かったです。

強い雨の中、山道を歩くのは初めて。
ひとりだし、登山者も少なくて、万一転んで動けなくなったりしたらと
思うと、いつも以上に歩みも慎重になります。

途中で、揃いの黄色いレインスーツでキビキビと登っていく男性数名に行き逢い、
もしかして救助隊の人?と思ったら、小屋のブログにそれと思われる記事が出ていました。

救助隊に会う率高し(汗)
自分がお世話にならぬよう心せねば。

 

登山口近くになってギンリョウソウを発見。嬉し~~~~っ。
往きも探したんだけど見つからず、今年は逢えないのかなぁと思ったのでホントに嬉しい。
でもスマホの写真なのが悲しすぎる。ピント合ってないし~~~っ(汗)

 

そして無事、上高地まで戻ってきました。

 

ここは白樺荘の前あたり。

雨は依然として降り続いており、でも、こんな天気ならではの柔らかいトーンの
風景もちょっと素敵で、無理して一眼で撮っちゃいました。

 

お昼はホテル白樺荘のカフェにて。
トマトカレー@1,650円くらい(記憶が定かでないの)
なかなか美味しゅうございました。

 

雨の梓川沿いを歩きながら、帝国ホテルへ。

また来てしまいました。


前回(5月27日)来た時、隣のおじさんが大きなプリンを美味しそうに食べてて
次来る機会があったら、「ぜひっ」と思っていたカスタードプリンセット@1,600円
直径10センチの特別サイズのカップで1日20食限定だそうです。

これ、めっちゃ美味しかった。

幸せ~~~(笑)

 

でも、前の席に誰もいないのはちょっと寂しい。


次はやっぱりふたりがいいかな(笑)

 

 

 

 

 


南八ヶ岳の2日目

2014-06-30 23:40:45 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

 

2日目、6月30日(月)の朝は午前4時50分起床。

睡眠時間8時間30分。健康的だわ~~。

 

雲がかかる稜線がドラマチックに美しい。

タップリ寝て、気分も爽快です。

 

午前5時半。青空が広がってきました♪

稜線上の真ん中より少し右にある四角いのが昨日ラーメンを食べた赤岳天望荘。


二日目は周辺をプラプラして赤岳鉱泉経由で帰るだけのつもりでしたが、
やたらカラダが軽くて、「また稜線へ上がってみたいかも~」と。

周りの人たちは皆赤岳に登るために早々と出発準備。

「いいな~赤岳、天気もいいしさ~」 で、「行かない?赤岳?」と私。

「やだ」とダンナ。

「ええ~、行こうよ~~、行きたいよ~~~」

出発しようとしていた隣のテントの若いご夫婦が、うちらの会話を聞いて、

「絶対行った方がいいですよ!」

「ねえ、そうですよね~~」(笑)

 

ということで、急いで朝食を済ませ、赤岳へ向けて出発(笑)

 

時刻は午前6時40分。

文三郎(ブンザブロウ)尾根を行きます。

ちなみに、ダンナはこれを又三郎尾根と言いやがりまして、
近くで聞いてた人は絶対肩を震わせていたと思われます(汗)

 

文三郎尾根といえば延々と続く鉄の階段が名物だそうで、
下調べで「地獄の階段」とか書かれているのを見て覚悟はしていました。

これが、その鉄階段。

 

本当に延々と続きます。

が、階段が大嫌いな私なのに思ってたほど辛くなくて、「あら?」という感じ。


 

途中、阿弥陀岳の上に長野県警のヘリが。
3月末に宝剣で見たばかりなのに(汗)
あとで聞いたところによると、登山道を誤り滑落したとのことですが、
軽傷だったようで何よりです。

気を引き締めて行きます。

 

赤岳から中岳の鞍部。
ここも気に入ったので撮ってもらいましたが、姿勢が凄く不自然(笑)
あたしゃ女優にはなれませんや(←当たり前)

 

イワカガミの群生。

 

横岳、硫黄岳の連なり。いい眺めです。
盛夏は緑一面になるんだろうな~。

 

 

鉄階段のラストでマムートのロゴがお目見え。
ヤマレコなんかでよく見ていたので、いつ現れるか楽しみにしてたんです。
そのおかげで階段が意外と平気だったのかも。
マムートに感謝。


もうすぐ稜線というところから、奥から、阿弥陀岳、中岳。
斜面にはキバナシャクナゲがた~くさん咲いてました。

 

稜線到着♪
時刻は7時55分で、ここもほぼコースタイム通り(嬉)
私の場合、どうも斜度がゆるいほどコースタイムより遅れる気がするわ。

 

中岳、阿弥陀岳方面との分岐点にて、ダンナと2人でピース(←指がわからないw)

 

赤岳山頂までもうひと登り。

 

遠くにチラッと見える白い山塊は中央アルプスと南アルプス、かな。

 

キレット、権現岳への分岐点。このあたりから楽しい岩登り(笑)

近くにいた若い男性が「キツイですね~」と声を掛けてきて
「そうですね~」と言いつつも、(全然キツくないけどな~)と思う私。

本当に不思議なくらい平気。信じられない(笑)

今回は登る時の体重移動を一歩一歩確実にやってみたのが良かったのかも。

そんでもって、昨日もあったように私がよく体調を悪化させてしまうのは、
呼吸が浅いのかも、というダンナの推察から、今日は意識して深い呼吸をしながら
登ってみたのもあるかもしれないし、
加えて、毎日続けていた太ももの鍛錬の効果が出たのかなと。

 

ここで、お隣のテントのご夫婦に行き逢い、
「あ、来たんですね~♪」
「はい、来ちゃいました。背中を押してくれたおかげです♪」

 

楽しいぞ、チョウノスケ~~(笑)

 

んで、

午前8時40分、赤岳山頂(2,899m)に到着。

あたりは真っ白で展望ゼロ。

ついさっきまで青空だったのに。

でも、いい。全然OK!

 

ヘタレな自分が赤岳に登れたなんて嘘みたい。めっちゃ嬉しい。

足だって軽々さ(笑)

 

 

下山の前に赤岳頂上山荘で休憩&トイレ(@100円)

 

ココア@400円をいただきました。
剥げかけたホーローのマグカップがイイ感じです。

今日は体調悪化せず。
やっぱり呼吸の仕方が原因だったのかな~。

 

今回の山行で一番歩きづらかったのが、この頂上山荘から天望荘への下り。

どこを歩いても大丈夫そうだけど、どこも滑りそう(汗)
かといって手を使う斜度じゃないし、、
すんごく苦労しました。

 

で、今日も地蔵尾根から下りてきて、

行者小屋到着は11時30分。

 

テントを撤収して、

小屋でお昼ご飯。
ラーメン(@800円)は力強いお味でベリーグッドでございました。


往路と同じく、南沢から下山。

やたら南沢の道のりが長く感じられて、時間もコースタイムを
30分もオーバーしちゃいました(汗)

自分では元気なつもりでも、それなりに疲れていたんでしょうかね。

 

 
その後は、原村の『もみの湯』で温泉に浸かりリフレッシュ。

少しぬるめのお湯がすんごい気持ち良かったです。

 

温泉で売られていたバニラアイスがまためっちゃ美味しい。

 

 

2日間を振り返って、
今回、初めてまともに山に登ったって気がしました。

ヘタレなりに少し自信もついて、

赤岳、登って良かったよぉ。

 

今度は硫黄岳、横岳、赤岳を周回する南八ヶ岳のメインルートを歩いてみたいな~

 

 

 

 

 

 


南八ヶ岳の1日目

2014-06-30 23:35:46 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

初めてのテント泊山行は、1泊になったので、赤岳をやめて
上高地の小梨平でのんびりしようかとも思ったのですが、

まだ見たことのないチョウノスケソウと、赤岳のすぐお隣の横岳に咲くツクモグサを
ぜひ見てみたくて、予定通り南八ヶ岳に行くことにしました。

 


出発は6月29日(日)の午前2時15分。

道中はずっと小雨混じりのいまいちなお天気。

夜明け前の中央高速から見える八ヶ岳は雲の中です。

 

諏訪南インターで下りて、登山口である美濃戸まで車で入ります。

その手前の美濃戸口から美濃戸までの1時間の距離を歩く人も結構いました。
私は少しでも体力温存したいので車で端折ります。

道は悪路で車高の低い車は無理との情報でしたが、ゆっくり走れば問題なしでした。
荒れている部分は手を入れてくれたのかもです。


 

赤岳山荘の駐車場到着は午前5時20分。駐車料は1日1,000円。
8割方埋まってました。

おにぎりで朝食を済ませ、トイレを借り(@100円)、歩き出した6時20分頃には雨も上がりました。

 

行者小屋に近い方の南沢を行きます。

 

延々と樹林帯。木々も苔も雨に濡れて、中年の肌がしっとり潤います(嬉)

 

名前不明のキノコ。

花は別記事にします。

 

これも不明。
先っちょの茶色い玉が可愛い。

 

たぶんミヤマカタバミの葉っぱ。
ハートのパラソルみたい。


と、視線を上にずらせば、

岩が猿の顔のような。
これがホントの猿岩石?(笑)

 

登山靴売り場の岩模型そっくり。っていうか、岩模型のモデルがこれなんだわね。

 

 

マイナスイオンが溢れる林道。
とっても素敵な場所だったので、ダンナに撮ってもらいました。お気に入りの一枚です。

 

次第にお日様が射してきて、あたり一面に水蒸気のもやが、、

大地と植物の呼吸を全身に浴びているかのようで、
たまらなく気持ち良かったです。

 

 

少し開けた場所から見える大同心は南八ヶ岳の顔とも言えるそう。
雰囲気ありますね~。
ちょっとオッパイみたいにも見えるけどゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ


 

9時20分、行者小屋に到着。

標準コースタイム2時間のところが3時間かかってますが、
歩いては止まりで写真を撮りまくってるので、ほぼ予定通りというところ。

上の写真だと誰もいなさそうに見えるけど、

広場側はこんなに賑やか。奥がテントスペース。

 

テント場は友人の薦め通り、大同心、小同心、山々の西壁が見渡せる素晴らしい場所。

周りのテントが次々と撤収する中、設営した我が家のテントは一番小さかったです(汗)
なんせ軽さ重視ですから。

テント泊は1人1,000円。通常100円のトイレ使用料は無料になります。

 

今日の予定はツクモグサの咲く横岳のみ。
それならなんとか行けるかなと。

30分ほど休憩して、10時30分に出発。

地蔵尾根を行きます。

 

 

しばらくは樹林帯を歩き、

その後、ところどころ階段が出てきます。

 

高度が上がってくると、眼下に行者小屋、丘を越えて赤岳鉱泉がチラリ。

 

もう少し上がって、左の山は阿弥陀岳。山の向こうは茅野市街だと思われます。
雲が無ければ諏訪湖も見えるらしいです。

 

岩稜帯に入り、最初のお地蔵さんがお目見え。
今にも動き出しそうな、とってもリアルでイケメンなお顔(笑)

 

もうすぐ稜線です。

 

右手に赤岳、その手前には赤岳天望荘。

山旅番組でよく見た景色が目の前に。本物だ~~、本物(笑) 嬉しい~~~

 

地蔵の頭に到着。時刻は12時ジャスト。ほぼコースタイム通り(嬉)

 

左から、赤岳、中岳、阿弥陀岳。素敵な眺めです~~。

が、こちら側には行かず、廻れ左して、目的の横岳へ向かいます。

 

こちらが横岳。

ツクモグサを探しながら歩みを進めますが、上空が急に暗くなってきて、
「これはヤバイかも」と二十三夜峰のハシゴを過ぎたあたりでUターン(汗)

残念ながらツクモグサには逢えませんでしたが、

チョウノスケソウにはしっかりご対面。
花も葉も可愛いです~~。なのになんでチョウノスケ~~?(笑)

 

なんて悠長なことやってるうちに、遠くから雷も聞こえだしたので

 

赤岳天望荘に避難。

 

入った途端、大粒の雨が降り出しました。セーフ。
風も強いです。

丁度いい時間なので、ここでお昼。ラーメン@800円
フードコートで食べるようなさっぱりした味は嫌いじゃないけど、
動いた身体にはもう少し塩気が欲しいかな。
ダンナのおでんは写真撮り忘れ(汗)


で、完食したあと、何故か急激に体調悪化で吐く寸前(汗)
高山病か?(ラーメンのせいでは決してないですよ)

しばらく突っ伏して休み、なんとか回復。

トイレに行く途中、五右衛門風呂があるというのを知り、
「寒気もするし、このまま泊まっちゃおうかぁ」とダンナに打診するも
「高山病だったら、少しでも標高を下げた方がいい」と。
「ちぇっ」(笑)

雨が止んだので、五右衛門風呂に後ろ髪を引かれながら、
地蔵尾根から行者小屋へ下山。


歩いている時は平気だったのに、テントに着いたとたんまた体調悪化で、
シュラフにくるまり1時間ほど横になって、回復。

標高を下げたのに体調悪化ってことは高山病じゃない。
だとすると、なんなんでしょうか、原因は(汗)

 

 

 

夕食はキャベツとソーセージのスープ(←包丁いらず)とアルファ米のごはん。
超お手軽だけど、超美味しい♪
山は料理を10倍美味しくしてくれます(笑)

美味しい食事で体調は完全回復(笑)

 

午後7時半の風景。

黄色いのが我が家のテントです。
昼間着いた時は満杯だったテントスペースも、この時は6張りのみ。

残念ながら曇り空なので、空に向けてカメラを構えることもなく、午後8時過ぎには就寝(早っ)

 

この日何が嬉しかったって、
登山口の標高1,720mから赤岳天望荘の2,722mまで
1,000mを1日で登れたということ。

今まで実質600mくらいしか登ったことがなく、自分では1,000mなんて
無理だと思っていたから。

あとは体調悪化をどう防ぐかが課題。

 

ということで、二日目へつづきます。

 

 

 

 

 

 


花あれこれ@南八ヶ岳

2014-06-30 23:07:25 | 美味しい話とか旅の話とか

 

1泊2日の山旅で出逢った花たちを、撮った順にご紹介します。

 

まずは南沢から。

 

ミヤマカラマツ

 

マイヅルソウ

ミヤマカラマツもマイヅルソウも極小。
南八ヶ岳の花は総じて小さめでした。

 

キバナノコマノツメ

 

イワカガミ
千畳敷カールの時にはコイワカガミと書いたけど、植物学的にも
区別する必要はあまりないそうです。

 

コミヤマカタバミ
ハート型の葉っぱが丸っこいからコミヤマですね。上高地で覚えました。

 

不明。
これも苔の一種なんでしょうか。

 

一瞬、緑色のゲジゲジ?って後ずさっちゃいました。
名前は当然分かりません(汗)

 

ここから地蔵尾根。

タカネザクラ

 

ツガザクラ

 

イワヒゲ

 

イワウメ

 

ここからは稜線上。

 

ミヤマキンバイ

 

チョウノスケソウ

 

クモマナズナ

 

 

ここから文三郎尾根。

 

イワカガミとミツバオウレン

 

不明 
たぶん苔の一種かと。ラッパみたいね。

 

イワカガミたくさん

 

ミヤマダイコンソウ

 

ここから稜線から赤岳への登山道。

ミヤマシオガマのつぼみのフリーズ(笑)
最初ヨツバシオガマかなと思ったんだけど、葉っぱの切れ込みが細かいので、
たぶんミヤマシオガマ。

 

イワベンケイ
地味なので雌株かな。

 

 

ふたたび、チョウノスケソウ♪

 

 

ここから赤岳山頂から天望荘周辺。

キバナシャクナゲ

 

オヤマノエンドウ

 

ハクサンイチゲ
これもチングルマかと思っちゃったくらい小さい。

 

イワベンケイ(たぶん雄株)とウルップソウ

 

ウルップソウもいつか出逢ってみたかった花。
天望荘下のロープ外のところで咲いていたのでズームでもこれがやっと。
今度はアップで見てみたい。


 

コマクサ(のつぼみ)
この周辺にたくさんありました。
開花したら見事だろうな~。

 

 

今回一番逢いたかったツクモグサには、残念ながら横岳手前で
引き返してしまったので逢えず。


来年のお楽しみにとっておきますわ。

 

まだまだ老いてられないぜ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 


上高地&奥上高地の2日目

2014-05-27 23:30:22 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

翌日、5月27日(火)の午前6時少し前、庭に出てみると青空が。

嬉しい♪ めっちゃ嬉しい♪

 

林の向こうには穂高の姿。

空気が今まで経験したこと無いくらい澄みきっていて、神々しさを感じるほどでした。

昨夜の雨にも感謝。

 

 

徐々に前穂が見え出すと、それはもう鳥肌が立つくらいの凛とした光景で、
ただただ見上げるばかり。


近くにいた人が、「あそこが『氷壁』に登場するナイロンザイル事件の起こった東壁ですよ」と
指をさして教えてくれたけど、よく分かりませんでした(←勉強不足)

 

 

右から2番目が泊まった部屋(洋室Aタイプ)。
おとなりの部屋(洋室Bタイプ)は直接お庭に出られるんですよね。いいなぁ。

 

陽が射し始めたニリンソウの群落。

薄曇りも綺麗だったけど、光と影がつくりだすこの風景がまた堪らなく素敵でした。

 

青空も入れて。

 

か、可愛い~~っ

 

陽の光を浴びて少しずつ開きだすニリンソウ。

地べたに這いつくばるようにして写真を撮りながら「可愛いよぉ~~」を
連発する私は、かなりアブナイおばさんだったと思います(汗)

 

 



朝食は午前7時から。
しっかりお代わりしました(笑)

スタッフの方もみな感じよかったです。

 

売店『MICHIKUSA SHOP』でTシャツを購入@2,500円

“No Mountain No Life”がいたく気に入りました(笑)

 

チェックアウトはのんびりと8時過ぎ。

青空の下の徳澤園。

期待通りのとっても素敵なお宿でした♪ 

 

名残惜しむようにしばし庭を散策。

 

マユミの若葉も美しい。
下には『秋のフィナーレを飾る紅葉をお見せします。
石の中に立ち入らないで下さいね。~根元保護中のマユミの木より~』と書かれた立て札。
ただ『立ち入り禁止』よりずっと効果的ですね。

 

正面に見えるのは(たぶん)六百山。
庭でキャンプもOK。この時はテントは一張りだけだったかな。

元牧場だけあって、とっても牧歌的ですわ。

若き日のダンナは穂高登山の際、涸沢までの長い道のりの途中で出逢う
この徳沢の牧歌的な雰囲気に癒されていたそうです。

私も次は涸沢まで行ってみたい。そして、その次は奥穂まで。

って無理かな(汗)

 

 

チェックアウト後は特に目的地はなく、またのんびりと上高地へ戻ります。

 

陽射しを受けて、ますます新緑が美しい。お日様は偉大だなぁ

 

弧を描く山とショベルカーの図。やたらカッコよくないですか?(笑)

 

しつこいくらいに新緑(笑) 綺麗なんだもん。

 

蛇行した梓川と山並み。
素敵な風景なのに木が邪魔だわ~というのは人間のエゴってもんで。

 

午前10時くらいになると、ニリンソウは満開状態。
植物ってホントに素直だわ~。

梓川の岸辺で買ったばかりのTシャツを着てランドネポーズ(笑)
本人、四角友里さんになりきってるつもりです(笑)

 

清水橋の袂から。
存在が分からないくらい水が澄んでます。

 

河童橋を手前にした焼岳。
穂高側が定番だけど、こちらもいい景色です。

 

そして、

定番の河童橋の上から。
昨日も同じ場所から撮ったけど、お天気でずいぶん変わるもんですね。

 

お昼は五千尺ホテルでフレンチでもと思ったけど高かったのでNG(笑)
すぐ隣の河童食堂にて、ダンナは名物の山賊焼き定食@1,650円、
私は河童そば@950円をいただきました。
どちらもなかなか美味で窓からの眺めも二重丸。


食堂には中国人のお客さんが多く、失礼ながら中国人の、特に団体さんは
傍若無人な振る舞いをするわ、うるさいわ、という印象を持っていた私でしたが、
この時のお客さん達はハイテンションながら話し声を抑えていたし、

そのあと五千尺ロッヂでお土産のアップルパイを買った際には、
レジ前で梱包を待っている私に、中国人のオジサンが「あなたが先ではないですか?」と
気遣ってくれたり、以前のイメージで見ていた自分がちょっと恥ずかしかったです。

 

 

お土産を買ったあとは、お昼代を少なくした分、お茶で奮発しようと帝国ホテルへ向かいます。

 

これぞ上高地という風景。何度来ても、何度見ても美しい。

ダンナに言わせると「毎回毎回よくそんなに感動できるね」だそう。

だって毎回綺麗じゃん(笑)

季節によって、お天気によってはもちろん、数分の違いだって風景は変わってくるし、
匂いとか空気とか光とか、みんな違うし、

そうやって感動できる自分が嫌いじゃないし(笑)

河童橋から中の瀬園地まではほぼ後ろ向きに歩いてます(笑)

 

梓川もケショウヤナギも明神岳も穂高も、み~んなホントに綺麗。

 

大好きなこの場所は超広角で撮ってみました。

ダイナミックだわ~(←自画自賛w)

今回はズーム、マクロ、超広角と、レンズを3本持ってきたんです。重かったぜぃ(笑)

 

 

上高地のラストは帝国ホテル。

  

ラウンジはたぶん30年ぶりくらい(笑)

昔は裏手が駐車場になっていて、よく車を駐めさせてもらいました。
トイレに置かれていたディスポーザブルバッグが素敵で、来る度2枚くらい
いただいちゃったりゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
今はもう置いてなかったです(笑)


ラウンジのケーキと紅茶、とっても美味しかったです。

紅茶は何故かコーヒーカップで提供されていたせいか、
残っていた紅茶の上からコーヒーを注いでくれたりしたけど(汗)
そのまま飲んだら結構美味しかったし(笑)
スタッフは上品で穏やかで、とっても心地よかったから全然OK。

もう1時間くらいそこに居たかったと思わせるのは、さすが帝国ホテル、
という感じです。

 

昨日と今日で、全く違う風景を見せてくれた上高地&奥上高地。

素敵な二日間でありました。


 

次はぜひ涸沢まで。

 

 

 

 

 


上高地&奥上高地の1日目

2014-05-27 23:28:15 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

上高地&奥上高地へ1泊2日で行ってまいりました。

 

その1日目。


5月26日(月)、午前2時前に家を出発して、
さわんどバスターミナルに到着したのは午前5時10分。


午前5時40分過ぎの始発のシャトルバスで上高地へ。

 


バスは往復運賃@2,050円ですが、それに1,000円分の利用券がついて
2,500円という『上高地らんらんチケット』を購入。
しっかり主婦です(笑)

車内は3組6人だけ。
平日だからでしょうか。もったいな~い。

6時すぎに到着した大正池。
上高地バスターミナルまで行っちゃおうか迷ったんですが、やっぱり大正池は外せないです。

 

目的地は奥上高地の徳沢。

心配していたお天気は薄曇りで、思っていたほど悪くなく、
大正池からはしっかり穂高の稜線も見えて、テンションも上がります。

でも穂高の上方にはレンズ雲っぽい雲が。
これがかかると24時間以内に雨が降ると言われていますので、
そこそこ早めに行動せねば。 

と言いつつ、いつもながら歩みは遅々として進まず(笑)

こちらは焼岳。
曇り空だと噴煙が見えないのね。

 

田代池へと続く小径は大好きな場所。
残雪の山と新芽の緑、いいわ~~。

 

ここも必ずチェック。
たっぷりの雪融け水に心も潤いますわ。

 

田代湿原も若葉に交替中。
後ろに控える山がまるで版画のよう。

いつでも穏やかに迎え入れてくれる田代池。
本当はもっともっと優しく美しい風景なんですけど、上手く表現できないのが悔しい。

 

ウグイス。
ケキョケキョと鳴いているところです。
手持ちにしては良く撮れてるなと自画自賛(笑)

 

田代橋、穂高橋を過ぎたあたり、ユサユサと音がすると思ったら、

枝の上で食事中のお猿さん。
新芽が美味しいのかな。


こちらは二家族でしょうか。赤ちゃんが可愛いくてほのぼの~♪

と思えば、

こっちは大げんか。動きが速すぎて追えず(汗)

あちらこちらに総勢20匹、、いやもっとかな。
曇りの日は猿が多く出てくるとは聞いてましたが、人の数より多いとは(笑)

猿は人慣れしていて、道で普通にすれ違い、「あれ?猿に似た人?」ぐらいの感じ(笑)

 

園地脇の小径。
梓川の水の色と白樺と新緑、そして穂高。
ゆっくり歩かなきゃもったいな~い。

 

河童橋と穂高。
上高地ならではの風景ですね。
青空だったら最高なのに、というのは贅沢で、これでも充分に美しいです。

この写真のちょっと前まで、橋の上には誰もおらず、「おおこれは珍しい!」と
走って寄ったけど間に合わず(笑)

 

河童橋の上から。

今日は明神池に寄りたいので、橋を渡って(上流から下流を見て)右岸道を行きます。

 



岳沢湿原。
緑いっぱいには少し早かったかな。

 

ケショウヤナギの若葉。
今回の葉っぱの主役はこれってくらい、綺麗でした。

 

明神池到着は午前10時少し前。
ここまで4時間近くかかってます。通常は2時間コース。いったい何やってるんだ(笑)

 

ここに来たのは20年振りくらいだけど、以前と変わらず、静かで厳かで
上高地が神降地と呼ばれるのにふさわしい佇まいだなと感じます。

 

そして、明神橋を渡り、明神館の近くに来ると、

木立の中に一面のニリンソウ!

思わず歓声をあげてしまいました。

 

曇り空なので開いている花は少ないのですが、それがまた可憐で可愛くて。

 

梓川の支流に沿って、ずっとニリンソウ。
ちょっと現実離れした風景でした。

 



で、

ここにもお猿さん。
わざわざ近寄ってきて、「花と私、綺麗に撮って頂戴な」というカンジ(笑)

 

右も左もニリンソウ♪

 

斜面のニリンソウは全体像が見やすいです。
結構ヒョロッとしてるんですよね。

 

ふと後ろを振り向くと、

誰もいない。ニリンソウ独り占めですぜ(笑)

いや~~、もう幸せすぎるわ~~

 

なんてやってたら、ポツポツと雨が落ちてきまして、
こりゃイカンと足を速め、ほどなく徳沢到着。

時刻は12時ジャスト。

大正池から通常は3時間のところ、6時間かけてやってきました(笑)

広くて平らな地面全部、遠くの方までぜ~んぶがニリンソウという光景に
「うぉぉ~~~~~~~っ」と、歓声というより、雄叫びをあげてしまった私です(笑)

ハルニレの大木がまたニリンソウとよく似合うんだわ、これが。

 

こちらは徳沢ロッヂ。いい雰囲気ですね。

 

今回の宿は、ロッジの奥に位置する徳澤園

こちらも素敵。売店の『MICHIKUSA SHOP』も可愛いです。

この地は明治の初期に上高地牧場として開拓され、徳澤園は牧場の番小屋として
誕生したものだそうです。

そして、井上靖の『氷壁』に徳沢小屋として登場したことで有名な宿でもあります。


チェックインは14時からということで、キャンプ場の炊事場で、雨を避けながら
コーヒー&朝の残りのサンドイッチとおにぎりという地味なランチをして、

それでも1時間以上あるので、宿併設の『MICHIKUSA SHOKUDO』で、お茶タイム。

店内は宿の外観以上にずっしりと落ち着きを感じさせるつくりでした。


雨が小止みになったので、ニリンソウを敷き詰めたようなお庭を散策。

 

 

 

 

 

 

しつこいくらいにニリンソウばっか(笑)

どんだけ見続けても見飽きないんだわ、ホントに。


で、宿の方の心遣いでしょう、少し早めのチェックイン開始。

 

お部屋は5月3日にリニューアルオープンしたばかりの洋室Aタイプ。
窓からはニリンソウの庭が一望できます。

本当は、HPを見てBタイプがいいなと予約の電話をしたんですけど、先約有り(汗)
でも、実際に見たらAタイプも思ってたよりずっと素敵でした。

 



ステンドグラスも時計もファブリックも、強いこだわりを感じます。
この部屋のためにオーダーされたという椅子(写真右上)も素晴らしいデザイン。
でも、お尻が滑っちゃって座りにくいので、もっぱら物置きとして使ってました。
すんませ~ん(汗)



ちなみに、こちらが洋室Bタイプ(写真はHPから借用しました)
開放感があって素敵ですよね。


 

 

廊下の床もピッカピカ。
部屋名は『おだまき』、かの洋室Bは『二輪草』。
オブジェや照明もひとつひとつ凝ってます。

 

玄関ロビーと靴箱(笑) 登山靴がズラッと並んでるのがなんか可愛い。

館内は木材がふんだんに使われていて、どこも居心地よろし。
その中でもこのラウンジ、
TVもなく、携帯も繋がらないので他にすることがないってのもあるけど、
ここで山の本を読む時間は格別の心地よさでございました。

 

 

食堂の入口。
メニューはボードの手書きというのも素朴で良いですわ。

 

夕食。岩魚が美味しい。山菜の天麩羅も美味しい。
苦手なウドも美味しい。林檎のシャーベットがこれまた美味しい。
一粒残らず完食(笑)

 

お風呂は14時から20時までという時間制限がありましたが、
しっかり2回入りました。
大きな窓から見える緑と白炭を通したお湯がとっても気持ち良かったです。

置いてあるシャンプーがパックスナチュロンなのは納得ですが、リンスが無いのは辛い。
石鹸シャンプーはクエン酸のリンスで弱酸性に戻さないと髪がギシギシになります。
なので私はシャンプーせず。そこだけ惜しい。


夜はずっと雨。

翌日は雨が上がることを祈りながら、午後9時、眠りにつきました(早っ)

 

 

そうそう、あとから知ったのですが、この日、藤井フミヤさんが
TV番組の撮影で徳澤園を訪れていたそうです。

私たちが着いた時にはそんな気配はなかったので、午前中だったのでしょうね。

番組は、BSジャパン 6月8日(日)19:00~『藤井フミヤの山に登りたい2』

 

これ、吉井さんだったら地団駄踏んで悔しがるだろうな~(笑)

 

 

 

 

 

 

 


花あれこれ@上高地&奥上高地

2014-05-27 23:20:57 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

大正池から徳沢までの間に出逢った花たちを、ズラズラーっと載せます。

この時季の上高地は初めてなので、花もほとんどがお初。

名前間違ってたらゴメンなさい。

 

 

 

大立坪菫(オオタチツボスミレ)
行く道の全てにまんべんなく咲いていたので、
油断して最初に出逢ったこの状態しか撮っていませんでした。
綺麗な花なのに、、後悔先に立たず(汗)

 

深山黄華鬘(ミヤマキケマン)
キケマン、、何度覚えようとしても覚えられない(汗)
私の脳みそが苦手としている文字列のようです。

 

山延胡索(ヤマエンゴサク)
キケマン属の花。ということはミヤマキケマンの仲間。
色でずいぶんと雰囲気が変わるもんですね。

 

富貴草(フッキソウ)
名前と裏腹にすんごく地味な花。
結構群生してるんですけど注目されずで、ちょっと可哀想。

 

大葉黄菫(オオバキスミレ)
名前の通り、他のスミレより葉が大きいそうです。
時季がずれていたのか、見かけたのはわずかでした。

 

(羅生門葛)ラショウモンカズラ
ドラマチックなこの名前の由来は、羅生門で切り落とされた鬼女の腕に
見立てたものだそうな。
ちょっとエグイ(汗)

これはラショウモンカズラのつぼみ、、でしょうか。
かなり怪しい(汗)

 

(たぶん)甘野老(アマドコロ)
色も形も凄く好きなタイプの花。
明神の少し手前でしか見つけられなかったのが残念。

 

高嶺桜(タカネザクラ)別名ミネザクラ
もっとも標高の高いところに咲く桜。
終わりかけでも美しい。

 

猫の目草(ネコノメソウ)
どこが猫の目に見えるの?と思ったら、
裂開した果実が猫の目に見えるのだそうです。

 

岩牡丹(イワボタン)別名ミヤマネコノメソウ
ネコノメソウの仲間ってとってもたくさんあるんですよね。
これもそのひとつ。そこだけ光が射し込んでいるように見えます。

 

大亀の木(オオカメノキ)別名ムシカリ
パっと見、額アジサイ?という感じですが、全くの別種のようです。

 

 

深山傍食(ミヤマカタバミ)
吉井球根のハナカタバミの仲間ですね。
ダンナは何度もニリンソウと間違えてました(汗)

小深山傍食(コミヤマカタバミ)
ミヤマカタバミとコミヤマカタバミの区別はハート型の葉が直線的なのがミヤマ、
丸っこいのがコミヤマ、だそうです。

 

雉莚(キジムシロ)
ミヤマキンバイがこんなに早く咲いてるの?と思ったら、
キジムシロという全く別物のバラ科の花だそう。
名前の由来は、花後の葉の放射状に展開した姿がキジが休むムシロのようだから、だとか。
遠回しな命名ですわ。

 

延齢草(エンレイソウ)
縁起の良さそうな名前。
白が基本かと思ったら、エンジか緑が基本とのこと。
3枚の葉の真ん中に咲く姿はちょっとユニーク。

 

深山延齢草(ミヤマエンレイソウ)別名シロバナエンレイソウ
エンレイソウとは花の形状が違いますね。

 

燕万年青(ツバメオモト)
オモトと付いてますが葉が似ているからで、仲間ではないそうです。
秋にはパールがかった美しい瑠璃色の実をつけます。

 

キリンソウ(←ウソ)
何の新芽だか分からないけどキリンぽいな~って(笑)

 

これも名前は分からないけど、葉が広がる前の姿が可愛かったので。

 

もひとつ名前知れず。
小さいんだけどすんごいキラキラしてて、思わず見惚れちゃいました。

 

走野老(ハシリドコロ)
可愛い花なのに、なんでこんな名前?と思ったら、
アルカロイド類の毒があって食べると錯乱して走り回る、というところから
付けられたそうな。
別名はキチガイイモとかキチガイナスとか、、酷すぎる(汗)

 

小哨吶草(コチャルメルソウ)
花の形も面白いけど、ラーメンみたいな名前も面白い、と思ったら、
そのまんまラーメン屋台のチャルメラに花の形状が似ているから、とのこと(笑)
もっとアップで撮ればよかったな。

 

 

蝦夷紫(エゾムラサキ)
「江戸むらさき」じゃないですよ(笑)
とっても小さくて、とっても綺麗な色で、とっても可愛いの。
でもほんの少ししか見つからず、しかも撮ろうとすると風が吹いて
満足な写真が撮れず。もっともっと可愛い花なんですよ~。

 

山荷葉(サンカヨウ)
今回、逢いたかった花ナンバー2。
実は木曽駒の近くでお目にかかったことがあるんだけど、花は初めて。
逢えて嬉しい。
つぼみの時は葉がクシャクシャと畳まれていて、質感はサラダ菜みたいな感じ。
花の開きとともに葉がピンと広がっていく様子が面白かったです。
雨に濡れて透けたような花びらがまたとっても綺麗だったし。

 

そして、

逢いたかった花ナンバー1は、
そりゃもう絶対的に二輪草(ニリンソウ)であります。

プレーンなニリンソウ

 



ピンクがかったニリンソウ

 

 

緑のニリンソウ

 

ピンクと緑の両方が入ったニリンソウ

 

八重のニリンソウ

 

つぼみ

  

全開

 

どれもぜ~んぶ愛らしい。めっちゃ愛らしい。

もう、たまら~~~~ん(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


バラ色々の日@神代植物公園

2014-05-18 23:17:38 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

このタイトル、前にもつけたことがある気がする(笑)

 


ということで、

今年も来ちゃいました、神代植物公園。

バラフェスタ期間中(5月17日~6月1日)の日曜日は通常より早く、8時の開場。
開場時には200人くらいの列が出来ていました。

 

これは8時4分に撮った写真。
バラ園には10番乗りくらいかな(笑)

 


 

空はピーカン(汗)

バラを愛でるには陽射しが強すぎるのが辛いとこではありましたが、
それは、まあ贅沢というもので。


今日はひとりで来たので、傘で薄曇り状態をつくってくれるアシスタント無し(笑)

暑苦しい写真も多々あるかと思いますが、
お時間がありましたらどうぞ(大量ですぜw)

 

 

ではスタート。

 

タマンゴ

 

ブライダル・ピンク

 

プスタ(もうちょっといい名前がないもんかね)

 

シティオブヨーク
芳香あります。

 

つるリトル・アーティスト
直径3センチくらいの小さな花。

 

つるピース

 

コモドーレ

 

つるチャールストン

 

つるフラウ・カール・ドルシュキ(絶対覚えられない)

 

 

 

 

つる桜霞

 

アンジェラ

 

つるゴールド・バニー

 

 

イントゥリーグ

香りの強いバラの足元には切り株状の台が置いてあります。
一歩踏み込んで香りも楽しんでみてください、という嬉しい配慮ですね。

 

ノックアウト(斬新なネーミングw)

 

カリーナ

 

アベイド・クリュニー

 

フラワー・ガール

 

マガリ

 

 

ジーン・バーナー

 

ムーンスプライト

 

デスティニー

 

ブライダル・ホワイト

 

カナスタ

 

フレンチ・レース

 

サン・フレア

 

 

フロリック

 

10時過ぎにはこの人出。

 

バラソフトクリームw
お財布をしまっている間にこんなになってしまったのよ(汗)

 

 

原種を2つ

ダマスク・ローズ

香料の原料として栽培されているだけあって、本当にいい香り。
顔を近づけてしばしウットリです。が、カメムシに注意。

原種のバラにはなんでカメムシが多いんでしょう。
原種以外には全然ついてないのに。使われる薬剤の関係なのかな。

 

モス・ローズ
蕾の腺毛が苔のように見えるから名付けられたそう。
この花もいい香りがしました。

 

 

ここからはコンテスト出品作のため、名前無し。

一見地味ですが、個性的な花が多くて楽しめるブロックです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラストは神代植物公園で好きなバラ、ベスト5。

 

 

ファンファーレ
ピッタリのネーミング。
見てるだけで元気になれそう♪

 

 

 

 

マジョリカ
花びらと萼の色がクラシックで上品。
私にとっては、これぞバラという花姿です。

 

 

 

 

ピエール・ドゥ・ロンサール
女性だったらきっと好きなはず。
文句なしに愛らしい。

 

 

 


 

エメラルド・アイル
少し古ぼけたドレスのようなクラシカルな雰囲気がたまりません。
このバラの前に一番長くいたと思います。

 

 



ブルー・バユー
冷気さえ感じるような気品。美しいです。
神代植物公園に来たならば、ブルー・バユーを見ずして帰れません。

 

この写真、今日一番のお気に入りです。

 

 

毎年綺麗に咲いているのがあたりまえのように訪れていますが、
その年により天候不順もあって、5000本以上のバラを美しく咲かせるのは
厳しい管理があってのことだと思います。

植物園のスタッフさんに感謝です。

 

で、

美しいバラを堪能し、その余韻に浸りながらバスに乗った私、
走行中に口の大きな容器からポカリを飲んでいたら急ブレーキが掛かり、
顔とシャツがびっちゃびちゃ(泣)

走行中の飲食は危険なものだと思い知った次第でございます。


最後が締まらない話しですんません(汗)