先日放映されたフジTVの父の日特番を録画で見ました。
会社の同僚とその家族が登場しているので。
同僚の一家は8年前までコンビニを経営し大きなお家に住んでいたのですが、
コンビニの経営が悪化し廃業となり、家を売ってアパートに引っ越し、
ご主人はタクシーの運転手に転職しています。
そのご主人の働く姿を、同僚の長男である10歳の息子くんに見てもらおう
という設定です。
お父さんの運転するタクシーを無線で呼んでもらい、付き添いの長州小力と
ともに乗り込む息子くん。二人とも変装しているのでお父さんはそれと気付きません。
(ヤラセではなく本当に気付かなかったそうです)
長州小力が、お父さんに話しを振ります。
前職の話題になり、コンビニ経営に失敗し莫大な借金を抱えてしまった
ことを自嘲気味に話すお父さん。
「はい、ほんと、大変でしたよ。家族がいなかったら本当にどこかへ
行ってるでしょうね。ここでこうやって暮らしていないと思いますよ」
「息子ですか?そりゃぁ、息子は可愛いですよ。ほんと可愛いですね」
息子くんは下を向いて嬉し泣きです。
同僚が赤ちゃんを抱いている写真も映し出されました。
20代の頃の写真です。
客観的に見た同僚の家族としての歴史。
彼女だけではなく、同僚みんな、いや誰にもそれぞれ家族があり、
家族の絆があり、歴史があり、それは、もちろん私にも。
そんな当たり前なことをあらためて感じた夜でした。