“マイケル・ジャクソン THIS IS IT”を観てきました。
私がマイケルの公演を観たのは1987年、
後楽園球場のコンサートのただ一度。
マイケル・ジャクソンというと、頭に浮かぶのは未だに
その時の華麗なムーンウォークの足元に見えたレースのソックスです。
そんな、マイケルの大ファンというワケじゃない私ですが、
全編、涙が止まりませんでした。
特に“Beat It”でのコール&レスポンス、
観客とこれが出来なかったマイケルの無念を思うと、
もう胸が締め付けられるようで、嗚咽をこらえるのが精一杯でした。
溜息が出るくらい繊細で美しいダンス。
繊細なのはダンスだけでなく、声もカラダも、そして心も。
ガラス細工のようなカラダと心にはたくさんの傷がつけられて
あのリハーサルは、それがパリンと割れる寸前の状態だったのかな、と。
せめて、せめて、
ロンドン公演が終わるまで、神様に守って欲しかった。
この映画を観たらそう思わずにいられないと思います。