***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

沼と桃と火口と温泉の一日

2010-05-03 23:24:40 | 美味しい話とか旅の話とか


粗挽き、
じゃなかった(笑)、ARABAKIフェスはなんだか
とっても素晴らしかったようで、
無理してでも行けば良かったなぁ、、

と、そんな未練たらたらなフェス翌日の3日は
一日遅れで東北に向かいました。


目的地は仙台のちょっと南、
福島県は桑折(こおり)町の半田沼というところです。

午前3時出発で半田沼到着は7時少し前。



半田沼はとても静かで美しい沼でした。
近くの半田山からは沼の形がハート型に見えるそうで
最近はハートレイクと呼ばれているとか。



深い緑色の水面に映しだされた満開の桜が
それはそれは綺麗です。



どこを見ても、どこから撮っても美しい~~。



ここの景色、とっても気に入ったんですが、
右の方に数名の三脚おじさんが長いこと居座っていて
しょうがないから、ギリギリ入らないように撮りながら、
早く移動してくれないかなぁと待っていたら
おじさんが対岸の私に向かって「そこどいて」の手振り。

ムッカーーーっ
相手が女だから、そういうことするんでしょ(怒)
だから三脚オヤジ(おじさんからオヤジに格下げ)は嫌いなんだよーーっ



で、気を取り直して(汗)


これもお気に入り。
桜の輪の中の桜。可愛いっしょ。



こちらは沼の近くで咲いていたショウジョウバカマ。



カタクリもちらほら。



斜面には愛らしいニリンソウの群落。

という風に、山野草を撮りだしたら、
いよいよおばさんっぽくなる気がするわ(汗)




次は、福島市街を南北に走る通称フルーツラインにて
桃の花を観賞。


桃は盛りを過ぎて、梨と林檎の白い花が満開となる中、
何故か遅れてジャスト満開、そして桃の向こうには
吾妻連峰という素晴らしい景色の果樹園がありまして、


畑の奥を見ると、タンポポがたくさん。


勝手に入っちゃまずいだろうと思いつつも
ピンクと黄色の誘惑に勝てず
「すみませ~~ん。写真撮らせてくださ~~い」と
大声を出しながら奥に進んだところ、


その光景はホワッホワッの幸せに満ちていて
ホントもう、果樹園さん、ありがとうございました~~~~。




お次は磐梯吾妻スカイライン。

料金表に掲示されていた通行料金にビックリ。
だって、普通車1,570円ですぜ。
料金所の手前でUターンしちゃおうかと思ったけど
それはやっぱ恥ずかしいので(笑)そのままGOしたらば


こんな景色が展開しだし、、
うおぉーーー、写真撮りたいーーー!
でも、火山ガスが出ているので駐停車禁止。
なので車内からパシャパシャ。



そしたら、その先に浄土平有料駐車場あり。
ゆっくり見たかったらここに駐めなさいってことね(笑)
でも、噴煙を上げる荒涼とした景色を間近に見られる
この駐車場は有り難かったです。



一昨年あたりから噴煙が上がりはじめたという
浄土平の一切経山。
噴煙で雪が薄黄緑色になっているんですわ。
見飽きない光景でした。



で、道の反対側にそびえる吾妻小富士に登ってみたりして。



ゼェゼェ。
頂上の火口です。
深さは70m程で直径は約400m。


この人の背中を押したら、私はたぶん未亡人(笑)←笑うとこじゃないってか。


せっかく登ったんだから、火口を一周。



上からの眺めは、まさに360度の大パノラマ。
気持ちいいッス。

でも火口一周は、切り立った崖や、きつい斜度の坂もあったりで結構スリリング。
風も強く、かなり寒いので、お子ちゃまや年配の方にはきついかもです。


いやぁ、浄土平の独特な景色といい、この吾妻小富士といい、
たっぷりと楽しませてもらいました。

磐梯吾妻スカイラインの通行料金、高くないですわぁ(笑)





こちらは須賀川市の国道294号線から見える”馬尾滝“

 
なかなかの滝なのに真ん前にドーンと休漁区の立て札。
『期間:昭和64年3月31日まで』ってもうとっくに過ぎてるじゃん。
誰か抜いておくれよぉ~。


苦手だった滝の写真、今回はNDフィルターを使って撮ってみました。
少しはまともになった気がします(笑)





夕暮れ間近の観光地でも名勝でも写真スポットでも何でも無い場所。
好きなんですわ、こういう風景。




このあと、高速道路の渋滞を避けるべく時間をつぶすため
日帰り温泉を探すも、そういうときに限ってなかなか見つからず
コンビニのお兄さんに教えてもらい、辿り着いたのは
塩原長寿温泉という地味ぃ~な温泉。

地元の人にしか知られていないようで
館内に流れている音楽はずっと演歌、
広間でも演歌オンリーのカラオケという温泉だったのですが、
露天風呂には散り際の桜の花びらが浮かび、
掛け流しのお湯もとっても気持ち良くて
遊び疲れでヘロヘロになったカラダが生き返りました。
コンビニのお兄さん、ありがとうです。




という感じに、
ARABAKIの未練もちょっと洗い流されたような
充実した一日でありました。