“ジョン・レノン スーパーライヴ”
今年も友人たちと参加してきました。
ザクッと感想を書かせてもらいます。(追記:12/9)
今年はオープニングで出演者のコラボとかは無く、シンプルに始まりました。
最初のアーティストは、
『ROY(THE BAWDIES)』
【Dizzy Miss Lizzy】
【All I’ve Go To Do】
ROYクンはいつもながらのハイテンション(笑)
ラブサイケのNAOKIさんを呼び込んで、
1曲目は半ば強引にスタンディング、コール&レスポンス(笑)
いいですよ、うん。
こういう若者がいてくれて嬉しいわ。
2曲目良かったです。
表現力が豊かになりましたね。声に深みも出てきたし。
これからが楽しみな人ですわ。
『杏』
【Norwegian Wood】
【I Want To Hold Your Hand】
70年代のヒッピースタイルで、その歌声は素直で伸びやか。
美人でスタイル抜群で、役者で、歌もOKって、
神様、ちょっと不公平じゃありません?(笑)
『藤巻亮太』
【Stand by me】
【Oh my love】
ソロになってからお初です。
藤巻くんは「空気があたたかいですね」と。
目を潤ませながら歌い上げる姿に、ソロになったばかりで出演した時の
吉井さんの姿が重なりました。
頑張れ、藤巻くん。
『LOVE PSYCHEDELICO』
【Kiss Kiss Kiss】
【Cold Turkey】
このライヴに無くてはならない存在となったラブサイケ。
「今日は趣向を変えて」と歌ったヨーコさんの【Kiss Kiss Kiss】、
とっても可愛かったです。
ラストからそのまま【Cold Turkey】ってのカッコよかったけど、
この曲を歌うにはちょっとキーが高いかなと思ったり(汗)
『松下奈緒』
【Woman】
【Love】
白いシャツとジーンズ、無造作なポニーテールという出で立ちで登場。
ああ、奈緒さんが【Woman】ですか。
吉井さんとは言わないまでも、この曲は男性に歌って欲しかった(汗)
2曲目の【Love】は、ピアノ、バイオリン、チェロの三重奏。
これが、と~~~っても素敵でした。
会場の空気がスーッと澄み渡った気がしました。
『かいけつゾロリ』
もちろん着ぐるみ(笑)
スタンド席にいらした原作者の原ゆたかさんが
紹介されていました。
ゾロリは、このチャリティで建てられた学校に通う子供たちからの
手紙を朗読。
トタン屋根だけの校舎。トイレは森の中。
雨が降れば流されてしまう大事な靴。
そんな環境からコンクリート造りの校舎へ。
天候を気にする必要のない校舎で学べる喜びと感謝の気持ちが
素直に書かれていました。
2001年から現在まで、28ヶ国で117校が建設されたとのこと。
毎年思うことだけど、こうやって、ひとつひとつ形になって、
その恩恵を受ける子供たちの姿が見えて、きちんと報告される、
それがこのスーパーライヴの素晴らしいところだと思います。
しかし、何故『かいけつゾロリ』なのか?と思えば、
もうすぐ公開となる映画『かいけつゾロリだ・だ・だ・だいぼうけん!』の
宣伝を兼ねてたようですね(笑)
このゾロリくん、被り物をとったら吉井さん、なんてことだったら
めっちゃウケるだろうな、と思ったりしたのは私だけ?
って、ロックロックとか仮面チャウダーじゃないんだから(笑)
今回のMCはジョン・カビラさん。
お馴染みのあの口調(笑)
かなり早口で語られる話しは、意外にもと言ったら失礼だけど
知識と理解の裏付けを感じる説得力のあるものでした。
『THE HUMAN BEATS』
(キヨサク(MONGOL800) Mummy-D(RHYMESTER) 箭内道彦 亀田誠治)
【Nowhere Men 】
【Give Peace A Chance】
「この凸凹なカンジを楽しんでください(笑)」と箭内さん。
なかなか凄いメンバーですよね。
箭内さんは6年連続の出演で、何度か現地の学校を見にも行ってる、
その風体とはギャップのある真摯な方ですね。
2曲目の【Give Peace A Chance】
この曲自体、元祖ラップかもですよね。
訳詞のラップも面白かったけど、「あの島だけは譲らない」というくだりは、
この曲のメッセージと逆じゃないのかなと思いましたわ。
『絢香』
【Don't Let Me Down】
【All Need You Is love】
復帰後初のイベント出演の絢香ちゃんは、ゆったりしたワンピに
スパッツの全体モノトーン。
ショートヘアのせいか顔が小さくて、その分カラダがやけに大きく見えて、
迫力満点。
例えていうなら、大阪のおばちゃん風ジャズシンガー(←これマズイすか)
3年前の夏のイベントで受けた印象とまるで違います。
声も変わった気がします。
以前は透明感のある真っ直ぐな歌声だったように思うんですが、
それに奥行きと深みと加わって、前以上にいい、すごくいい。
特に2曲目の【All Need You Is love】は素晴らしかった。
大阪のおばちゃん万歳ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
そして、
『吉井和哉』
【Working Class Hero】
【Help!】
こんなに早くお出ましとは(汗)
バッグバンドはステージにおらず、
「ツアー中なのでここのバンドの方たちとリハをする時間がとれなくて
今日はツアーのバンドのメンバーを連れてきました」と言って鶴ちゃんを紹介。
吉井さんはとっても高そうな生地のコート(GUCCIですか?)に
黒い(濃いグレーかも)パンツ、黄土色のストール(上部が水玉、下はよく分かんないw)
黄色系は似合わないのになぁ、というのはありましたが、全体的には
カッコいいです。OK(笑)
髪型はまたのっぺりしてたけど、見慣れたせいか可愛くてよろし(笑)
「吉井さ~~~ん」の声、結構ありました。もちろん私も。
吉井さんは「清涼感のある絢香さんの歌声の後は、この唐揚げのような声で」と(笑)
終演後、どなたかが吉井さんのMCを「声量のある絢香さんの後は・・」ってTwitterに
書き込んでたけど、「清涼感」ですから(笑)
声量だったら今の吉井さんも負けてませんからっ(きっぱり)
1曲目は鶴ちゃんのピアノと吉井さんのアコギで。
「今朝の4時まで訳詞をつくってました(笑)」と歌い出した
【Working Class Hero】
↓覚えてる歌詞はこれだけ(汗) それも、あくまでも、こんなカンジということで。
生まれてきたら ご苦労さんと手錠をかけられる
中卒で太ってておふくろはホステス
幸せは家の中にある
家が敵になることもある
涙を流せ田舎もの
やらせだ やらせだ
笑いながら人が殺せるか
ジョン・レノンについていけ
ジョン・レノンについていけ
会場はシーーーーン。
呆気にとられてる状態、かな(笑)
もう、相変わらず吉井さんたら強烈なんだから~~(笑)
吉井さんは「来年もこれやります(笑)」と言っていましたが、
今回はやはり歌い込みが足りなかったのか、
まだ歌が自分のものになっていなかったように感じます。
来年の【Working Class Hero】に期待してますから。
んで、
「第1回のスーパーライヴにも出させてもらったんだけど、
その時は9・11が起きたばかりで、
この10月1日にニューヨークに行った時、その2本のビルが1本になっていて、
お店に入ったら平積みされてたローリングストーン誌の表紙がジョン・レノンで、
ミュージシャンとして目が覚める思いで、また一から始めようと」
というような話しをして、
2曲目は鶴ちゃんのピアノのみで【Help!】
見事でした。
完璧。
昨日ライヴをした喉とは思えない。
今まで聴いた【Help!】の中でも最高です。
ホント凄かった。
カッコよかった。
『flumpool』
【Starting Over】
【Revolution】
ヴォーカルの子は確かTHE YELLOW MONKEYのファンだったんですよね。
その子を筆頭にメンバーみんな明るい。元気。
なんとも健全で陰がない。そして謙虚。
いいのか?ロックバンドがこんなに健全で(笑)
その健全さそのままに、2曲ともスッコ~ンと明るく。
でも、10年後、20年後に【Starting Over】を全然違う気持ちで歌う日が来るかもよ。
なんてのは、ひねくれた吉井ファンのひとりごと(笑)
いや、本当に明るくて、素直で、好印象というバンドでしたわ。
詩の朗読は黒のタートルに黒のスーツという
黒ずくめで登場した江口洋介さん。
『Love』と『Imagine』の朗読は、う~ん、なんというか、、
正直に言ってしまうと、心に響いてこないという(汗)
す、すんませ~~ん(汗)
『斉藤和義』
【Imagine(清志郎訳)】
【I’ll Be Back】(with ROY)】
帽子を被り、全体カーキっぽいファッションで登場。
客席から「せっちゃ~ん」の声多し。
この1年で認知度あがりましたもんね~。
でも和義さんは何ら変わることなく、飄々と(笑)
1曲目は清志郎さんバージョンの【Imagine】
これ、凄く良かったです。
清志郎さんの後を継ぐのは和義さんかなって思っちゃったくらい。
2曲目はROYクンとのセッションで【I’ll Be Back】
ここでもハイテンションのROYクン。
和義さんはボソッと「君、テンション高いね」
これが可笑しくて可笑しくて、
私は思いっきりツボに入ってしまいました(笑)
ROYクンはテンションが上がりすぎたのか、いつも以上にしゃくり多しで
二人の歌が合わないったらないの。
この二人のセッションは無理がありますぜ(笑)
でも、面白かった(笑)
『宮田和弥(JUN SKY WALKER(S))』
【Across the Universe】
【Come Together(with 奥田民生)】
「このスーパーライヴは最初の頃、TV放映を見てたんですが、
いつまでたっても自分には声がかからないので見るの止めました(笑)」と笑わせ、
「ポケットからピックをとらせてもらいます」「あ、ギターに付いてました(汗)」
大ベテランの宮田さんでも緊張するんですね(笑)
うま味のある【Across the Universe】
「生まれ年は1年先輩だけど学年は一緒なので敬語でしゃべらないでいい人です」と
呼び込まれた民生ちゃんと【Come Together】のセッション。
民生ちゃんのシャツは今日はチェックではなく、白地に薄い縦縞のエンジニアシャツ。
いつも以上にスタッフっぽいわ(笑)
『奥田民生』
【Come Together(with 宮田和弥)】
【Girl】
【Come Together】は二人の出す音というか、空気がいい。
めっちゃイカしてました。
民生ちゃんは、ステージを下りる宮田さんに「カズヤーー」と声を掛けてましたが、
ダメダメ、民生ちゃんにとってのカズヤは吉井和哉ただ一人だから(笑)
「次の曲は座った方がいいです」とお客さんを座らせて(笑)
【Girl】
心地いい~~。
民生ちゃんの声にピッタリ。
でも、これで終わり。ソロで1曲は少ないスよ~~(泣)
んで、ステージから去って、また戻ってきたので「あ、もう1曲?(嬉)」と思ったら
「ショーン オノ レノン!」と呼び込み。
『ショーン オノ レノン』登場。
【Yer Blues】
ロングヘアにお髭のショーンは、
ジョンをちょっとふっくらさせて和の味付けをした顔立ち(そりゃそうだ)
「心は日本人です」というショーンが聴かせてくれたのは【Yer Blues】
ああ、これが本家本元の【Yer Blues】
声も似てますね。
ギターがすんごくカッコ良かったです。
今年はヨーコさんのパフォーマンスは無し。
息子のショーンに譲ったんでしょうね。
ということで、終わってみれば、ショーンがトリ。
そして、ショーン以外のアーティストはみな2曲ずつでありました。
和義さんと民生ちゃんがひとりでは1曲というのはサビシイですよね。
たぶん時間がとれなかったからだと思うけど、
今回は3人のセッションも無かったし。
これも来年に期待しましょう。
恒例のフィナーレ。
【Happy Xmas】
【Power To The People】
【Imagine】
出演者の最後に呼ばれた吉井さんは、みなライブTシャツという格好の中、
ただひとり真っ赤なコートで登場。
その瞬間、場内は「おおお~~」
ええ、それが吉井さんの美学です。っていうか、Tシャツ似合わないから(笑)
素敵です、吉井さん。ロックスターですもん。
真ん中に吉井さん、向かって右隣に和義さん、左にショーンくん、その隣に民生ちゃん、
という並び(だったと思う)
ここで初めてヨーコさん登場。
今年はあまり胸が強調されていない服です。
ご子息が一緒だからかな。
そして、【Happy Xmas】の歌い出しは今年も吉井さん。
嬉しいな~。
私は双眼鏡でガン見ですよ(笑)
ヨーコさんの吉井さんを嬉しそうに見上げる姿、大好きです。
ヨーコさんならOKだから(笑)
「12年続けたことは凄いことです。
10年、20年、40年と続けていきましょう」とヨーコさん。
本当に12年続いているのは大変なことだと思います。
私は、失礼ながら2,3回で自然消滅するのかな、
なんて思ってましたもん。
これはヨーコさんの意志が確固たるものだからでしょうね。
ヨーコさん無くしては、このスーパーライヴも無し。
その存在をつい茶化してしまいそうになるけど、
凄い人なんだなって思います。
全員がステージを去った後、いつもは【Imagine】の映像が流れるだけですが、
今回は奈緒さんが映像に合わせピアノを演奏。
素敵な演出でした。
そうそう、吉井さんがステージを去る時、胸元で両手バイバイしたんですけど、
これがまぁ、可愛いったらないの(笑)
どっかで写真アップしてくれないかな~。
そんな吉井さんに向けて、今年も、
i ii iii
i ii iii