デヴィッド・ボウイの新作へのメッセージ
贔屓目じゃなく、吉井さんの文章に一番愛を感じましたぜ。
留め前、しかもレディ・ガガの前ってのも嬉しい。
ヤ行で始まる苗字でよかったわ(笑)
そんな本日、
午前中は定期検診で、午後はこの間のリベンジ、
上野の東京都美術館で開催されているエル・グレコ展に行ってまいりました。
上野公園の入口では、早咲きの大寒桜(オオカンザクラ)が五分咲きになって、
あとは染井吉野の開花を待つばかりといったところ。
既に提灯もスタンバイ。
でも私はドンチャンした花見の風景は好きじゃないので、
満開の時ここには来ないと思われ(笑)
こちらは東京都美術館の窓際に並ぶカラフルな椅子。
可愛いですよね~。
今日こそ見終わってから座るぞ、と思ってたんだけど、
その時はやっぱり満席でした(汗)
で、
エル・グレコ展、
出展されている油彩50数点の作品が全部エル・グレコ。
一部作者が確実じゃないのもあるみたいだけど、これは凄いです。
今までで最多じゃないでしょうか。
館内全体の明るさを極力落とし、一点一点をライトで浮かび上がらせた展示も
教会や修道院で見ているような気分にさせてくれて良かったです。
吉井さんが一番印象に残っているという『オルガス伯の埋葬』は
残念ながら無かったけど、
同じく最高傑作の1つといわれ、今回の目玉でもある『無原罪のお宿り』が
本当に素晴らしかった。
聖母マリアが母アンナの胎内に宿され、この世に現れたことを描いた絵は、
崇高で、そしてまばゆいほどのエネルギーに満ち、とても美しいものでした。
人々が見上げたときに一番美しく見えるよう計算して描かれているので、
絵の前に跪いて鑑賞しましたが、これは平日だから出来たことかもです。
その『無原罪のお宿り』以上に気に入ったのが、最初の方に展示されていた
『修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像』(長っw)
イイ男でしょう?(笑)
衣服の流動感と絶妙な椅子の角度が、静かな肖像画に動きを与え、
見る者に不思議な親近感を覚えさせます。
エル・グレコが描く男の人の肖像画は、自身の肖像画をはじめとして、
みなスレンダーな身体で顔も細面、深いまなざしとスッと通った鼻筋、
非常に知的で禁欲的な印象。
モノトーンに近いくらい抑えられている色味も、みなよく似ています。
その中でもこの絵が特に素晴らしい。
エル・グレコの肖像画がこんなに魅力的だったなんてビックリでした。
それと、エル・グレコって、スペインの人だと思ってたらギリシャ人だったんですね。
これもビックリ(汗)
会期は4月7日(日)まで。
濃ゆい世界に、ぜひっ。
美術展のあとは公園内に出来た『上野の森PARK SIDE CAFE』で
ティータイム。
フレッシュハーブティーとスイーツのセットで1,090円は良心的。
ハーブティーはお湯を足してくれるのでゆっくり出来ますし、
美術展の後に、いいですね、ここ。
ちょっと気になっているのが、このカフェに入る前、屋根に工事の方と思われる人が
2人座っていて、友人と「あの人たち危なくない?」なんて言ってたんですが、
席について間もなく救急車が来まして、停まった場所が丁度2人が座っていた
下あたり。どうやら屋根から落ちてしまったようで(汗)
そんなに高いとこじゃなかったけど、怪我がひどくなければいいなって。
危なそうに思えるとこをは、やっぱり危ないんですよね。
と、変なオチがついてしまった今日の日記でありました(汗)