去年の猛暑が終わったあたりから、一気に衰えてしまった母なのですが。
それまではノリノリでデイケア行っていたようで。
昨日はお雛様セットのお弁当を買いました^_^
なのに行かないと言うので、行ったほうがいいよ、楽しい気持ちになれるよと言う話をしたところ、
「着ていく新しいお洋服がない。お風呂に入るのに新しい下着もない」
とぶつぶつ言うのです。
もしかして、新しい服がないから行きたくないの?と。
なるほど。
去年の夏の終わりまでは、タクシーを乗り回していろんなところに自由に出かけていたのです。
ところが夏以降に外に出ることがほとんどできなくなって。
ほのため服や下着を買いに行けなくなっていたようなのです。
それで外出するのが恥ずかしいとなっていたと。
もう90にもなるので、そんなおしゃれをしてるとは(おしゃれかどうかはさておき)全く気づきませんでした。
それらのものは姉が買いに行くことになりまして。
その話をすると、兄嫁が、介護用の下着はこういう理由でこんなものがいいとアドバイスをしてくれました。
彼女は看護師で、長いこと介護施設で働していたので、とても詳しいのです。
そして姉も、お姑さんを自宅で介護し、最終的には施設に入ってもらい、看取っている経験もありますし。
みんなで話をすると、話がいつもスムーズに進んでいくので助かります。
初めてだと、そもそもどこに何を相談したらいいのかとか、どんな書類がいるのかとか。
戸惑うことばかりだろうなと思います。
介護施設で働いている友人が、おばあちゃんにメイクをしてあげると喜ぶ話をよくしていまして。
確かに、自分たちは化粧して出かけるのに、おばあちゃんにはノーメイクでいかせるのもひどい話だなぁとちょっと思いました。
いくつになっても女性は女性なんだなぁと。
生きていくと、いろんなところに、すでに考えられているシステムが機能していて。
利用して初めて、こういう風になっていたのか!と驚きます。
それぞれが工夫をしてちゃんと作り上げているということに感動を覚えます。
小樽は11万人の人口のうち、65歳以上が半分の5万人。
恐ろしい話ですよね。
きっと日本中にそんなところが増えているはず。
自分たちだってもうすぐそちら側に行くのです。
だから今からしっかりと、そうなった時にどうやって快適に暮らすのか。
そんなことをまだちゃんと動けるうちに作っておきたいし、知っておきたいし、知らせておきたいなと思いました^_^