徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

明日の記憶

2007年07月22日 | ★★


明日の記憶
おすすめ度
制作:2006年 日本
製作:坂上順 川村龍夫
エグゼクティブ・プロデューサー:渡辺謙
監督:堤幸彦
原作:荻原浩
脚本:砂本量 三浦有為子
出演:渡辺謙 樋口可奈子 坂口憲二 吹石一恵 木梨憲武

荻原浩の同名小説を映画化した「明日の記憶」です。「SAYURI」の撮影の為、海外に長期滞在していた時に原作を読んだ渡辺謙が感銘を受け、自らがエグゼクティブプロデューサーを務めつくり上げたという意欲作。彼はこの作品の制作にあたり、この病気と闘っているご家族の方たちとも面接されています。

仕事に生きる働き盛りの49歳。広告代理店の営業マン佐伯雅行(渡辺謙)。仕事では大きなクライアントとの契約が決まり、プライベートでは娘の結婚が決まる等、順風満帆に見えた彼に異変が。物忘れが激しくなる、めまい、幻覚などの体調不良が彼を襲います。ただの疲れだと高をくくっている佐伯ですが、妻の枝実子(樋口可南子)に強く勧められ、渋々病院で診察を受けます。そこで衝撃的な結果を聞かされます。病名は、「若年性アルツハイマー病」。どうしてもその事実を受け入れられず自暴自棄になる佐伯。その後、枝実子と話し合い、二人とも涙を流しながら病気と向き合う覚悟を決めるのでした。

描写が美しすぎる印象が強くて、実はあまりピンときませんでした。

渡辺謙は一定のクオリティを保った演技でしたし、樋口可南子も献身的に夫を支える妻を見事に演じています。脇役の顔ぶれも実力派が多数出演。ぐっとくる場面はもちろんありましたが、期待していたせいか、何となく物足りなさを感じてしまいました。

明日の記憶@映画生活
前田有一の超映画批評



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