ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

入院中の食事 偏食小僧の場合

2006年01月06日 | 健康

今日は、食事の話。

入院中は、楽しみはあまりありません。その中で、病院の食事が美味しいと、幸せですね。ところが、私は偏食がひどいんです。濃い味でも薄味でもOK。味付けで文句を言うことはほとんどありません。味付けのためにこれは食べられないとさじを投げたのは、自分で作った鶏のケチャップソース煮くらいです。自慢しますが、食わず嫌いはありません。(いや、イナゴとかイモムシとかは食べたことないし、食べようとは思いませんが、それは、偏食とは違うと思ってるんですが。)
食べられないのは、やわらかすぎるものや糸を引くもの全般。…これは、入院患者にとっては、致命的な偏食です。

先日、少し書きましたが、1年前(手帳を見たら、1月10日)、生まれてはじめての入院をしました。
友人とお昼を一緒に食べていたところ、急におなかが痛くなり、トイレの中で脂汗がだらだら。初めて脂汗が滴り落ちるのを見てしまいましたよ。
実は年に何回かは激しい腹痛を起こすので、いつものだろうと思い、一旦家に帰ったのですが、下血を見るに至って、急遽病院へ。

結局急性腸炎と言うことで、緊急入院となりました。取り敢えず5日間。
腸の病気ですので1日は絶食して、食事は当然、重湯から三分粥、五分粥となっていくのですが、困ったことに私、この類が全く食べられないんです。小さい頃から食べても吐いてしまっていました。(今回汚い話でごめんなさい)で、手付かず。てか、手を付けられず。
今までも胃腸の調子がおかしくても、普通のご飯を食べていました。当然(?)食事を抜いたりしません。それでちゃんと回復していたんだから、お願いだから普通のご飯をください~
一応、交渉はしてみたのですが、だめでした。ということは、お粥類が出ている間は、私にとって、絶食期間が延長するのと同じことになってしまうんです。仕方がないので、点滴を打たれながら、カロリーの高そうな飲み物やヨーグルトなどを摂っていました。やっと普通食が出てくる頃には、退院でした。胃腸系の病気は決してすまいと固く決心。

さて、帰宅してすぐ、体重を量りました。…。全く減っていません。あんまり食事していないのに。点滴のおかげ?そういえば、入院中もおなかもあんまりすきませんでした。なんか、「食事の時間だから、食べようか」ぐらいで。恐るべし、点滴。

入院中の食事の量は減っていましたが、退院後、食が細くなることはありませんでした。ちぇっ。
でも、体力はものすごく落ちていました。ちょっと歩いただけで息切れするくらいまで。この落ち込み方にはびっくり。入院するからには安静も必要でしょうが、その後のことを考えると、こっそり安静より筋トレが必要かも、などと考える私は、いい入院患者ではありません。

時々、「偏食があってもいいじゃないか、別に死にはしないし」などと言う人がいますが、偏食は、困ることが多いです。一番困るのは、お呼ばれした時。手料理でもてなされているのに、断るときの心苦しさ。お心遣いを無にする申し訳なさ。無理して食べて、目の前で吐いてしまうわけにはいかないし。(…実はこれ、やったことがあり、人前では、食べられるかどうか不安なものは食べないようになりました。も、ホント申し訳なくて。)
何でも食べられることに越したことはありません。美味しいと感じるものがたくさんあること、楽しく食べられるものがたくさんあることって、幸せなことだと思いませんか?偏食があると言うことは、それだけ人生を損していると思いますよ。
そしてね。病気の回復には食事から、と思っているのですが、私の場合、自分の偏食のために、胃に優しい段階を追った食事ができないという自己矛盾があることにこの時の入院で気づかされたのでした。

というわけで、今年の目標は「健康な1年」です。
でもね、そのためには、やはり食事が基本なのですよね。食べられるものの中で、バランスをとっていかねば。

コメント (6)
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