高知には魅力あふれる人たちがたくさんいる。
『子どもが就きたい、子どもに継がせたい営農を実践する会』(子子営、cocoei)のメンバーもそうだ。
cocoeiは、2013年2月に高知県の生産者VegelifeFARMと フルヤジオーガニックスが発起人となり、就農5年前後の若い生産者たちを中心に発足した。
会の目的は、「胸を張って自分の子ども達や次の世代に繋げられるよう、健全な農業経営をしていこう」というもの。
同会のHPにはこう書いてある。
「農業というと閉ざされた業界と思われていることが多々ありますが、そのような中でも志を持ち、夢と希望を忘れずに活動している生産者もたくさんいます。ただ、大きな組織などに属していないと、栽培から販売まで幅広く管理しなければならず、苦手な部分に躓き、農業で生活していくことを諦めてしまう生産者が多いのも現実です。 生活に欠かせない『食』を担う、大切な仕事であるべき農業がそのような現状で良いのか、家族経営や個人の経営が基本であるとしても、本当に協力しあえることはないのだろうか。苦手な要素を埋め合い、得意な要素を活かし合えば、農業はより楽しく、充実し、まだまだ可能性のある魅力的な仕事になるのではないか、と思っています」
5月17、18日には、約3万人(主催者発表)を集めたモノ作りのイベント「ヴィレッジ 2014 モノと食 音が奏でる土日市」に出店。全国から集まった創作性豊かな作家たちの作品に負けず劣らず、cocoeiの野菜たちも輝いていた。