いままでいろんなマニアックな温泉ばかり選んで行ってますが、新野地温泉・相模屋旅館はトップクラスです!
赤く染まる鬼面山、蒸気を噴出する源泉、露天・・・
最高な条件がすべて揃っています。
「日本秘湯を守る会」の会員宿に外れなし!は、今回も実証されました。
相模屋旅館 福島県福島市土湯温泉町野地2
電話:0242-64-3624
日の出前の風景は、まだ夜の余韻を残すかのように、青い。
小雪の舞う曇天の空は、大気中のすべてのものを閉じ込めたかのように、薄墨色だ。
黒く塗りつぶされる直前、夕日に照らされた景色は真っ赤に染まる。
雪に閉ざされながらも、裏磐梯は、刻一刻と、色を変化させていく。
活版室の微かなインクの匂いがする小さな部屋に入ると、ものづくりの神様が傍らに鎮座している感覚に包まれる。
わずか数ミリの活版が隙間なく詰められた版を、印刷機に乗せ、一枚一枚、力を込めて手で刷っていく。
そうして出来上がった名刺は、大切な人へ、気持ちを込めて配りたい。
竹村活版室 高知県高知市宝町27-1
黒潮町の海岸に打ち上げられた流木は、抗うことの出来ない流れに乗ってたどり着いな地で、個を磨き、立ち、歩き、影を落とし、そして輝いていた。
生きるエネルギーに溢れた人は、僕にそういう漂流物であれ、と語りかけた。
幽玄な世界がそこにはあった。
座敷欄間というらしい。
座敷と廊下を隔てる襖の半分が欄間になっていて、座敷側からは、決して凝っているとは思えない単純な曲線が彫られた欄間があるのみ。その反対側の廊下に出て、雨戸を閉め、暗くすると様相は一変する。
太陽光による青い線と、電球光による赤い線が、障子にうっすらと弧を描いている様は、まるで波打っているかのようにも見える。
ここは、土佐と伊予と阿波の境界にほど近い大豊町の最北部にある立川番所書院。江戸時代の参勤交代の際、殿様一行が休憩に使っていた建物で、四国山脈の真ん中辺りに位置し、桂浜からは現在のルートで約55キロ離れている。
土佐国最後の夜、江戸に向かう一行は、蝋燭の灯りで障子にゆらめく波を眺めながら、何を思ったのか…
青赤青赤青...と、数回繰り返すうちにレンブラント光線は消えた。
進め止まれ進め止まれ進め進め止まれ進め止まれ止まれ止まれ!と、何万回と命じられるうちに、人の輝きは消えていく、そんな気がした。
僕のレンブラント光線は、まだ輝いているのだろうか...
部屋の中に小さい友達が増えたので、今年の抱負は、「ふらふら飲み歩かない!」にしました。
高知の夜のお店のみなさま!
これまで、僕をかまってくれて本当にありがとうございましたm(__)m