野鍛治。
鎌、鍬、鉈、包丁・・・
農村で育まれて来た鍛治屋が選んだ道は、
農家が日常で使う刃物を作る、だった。
土佐打刃物の伝統を引き継ぐ「黒鳥」。
高知県高岡郡四万十町の田んぼの真ん中で、
代々、鍛冶屋を営んで来た。
生姜専用の包丁。
毎日、朝から夕方まで生姜を切ると、
すぐに刃は、切れなくなる。
農家は、それゆえ、何本もの同じ包丁を持つ。
10本ほど切れなくなった包丁がたまると、
研ぎに出す。
研いでも、またすぐに切れなくなる。
それを何年も繰り返すうち、刃は徐々に、短くなっていく。
刃の長さで、年月が見えてくる。
黒鳥はいま、若き6代目が、
何百年と培われて来た伝統と現代の技術を融合させ、
新しい伝統を生み出そうとしている。
http://shimanto-town.net/kuro/
0880-24-0291
営業時間:8:00〜18:00
786-0004 高知県 高岡郡
高知県高岡郡四万十町本堂430
黒鳥では、さまざまな野鍛治や包丁の展示や販売をしています。
お気軽にお問い合わせください。
四万十町観光協会では、四万十川の流れてともに育まれて来た
「営みと暮らしを観光」をコンセプトに、新しいパンフレットを作成中です。