それは突然現れた「色」でした。
白と黒しかないモノトーンの静寂を打ち破るかのように彼方に見えてきた人工的な色。
決して音など聴こえていないのに、まるで遊園地の安っぽい音楽まで一緒に降ってきたような錯覚にとらわれました。
蒜山高原にある遊園地です。
雪写真連続更新その3でした。
それは突然現れた「色」でした。
白と黒しかないモノトーンの静寂を打ち破るかのように彼方に見えてきた人工的な色。
決して音など聴こえていないのに、まるで遊園地の安っぽい音楽まで一緒に降ってきたような錯覚にとらわれました。
蒜山高原にある遊園地です。
雪写真連続更新その3でした。
鳥取県の大山周辺から山越えしてたどり着いた岡山県の蒜山高原です。
のろのろと国道を走っていると、赤いカープの帽子をかぶり、てくてくと雪道を歩く老人を発見。
とっさに車を停めて後ろから。
この後、僕が近くで蕎麦を食べて、この道路をそれて雪撮影をし、蒜山周辺をぐるっと一周して2時間後ぐらいに3キロほどこの場所から先の戻ってくると、なんとこの老人がまだ歩いていました。ものすごい健脚にびっくりでした。
年の功はたぶん70代。農作業か山仕事で鍛えた足腰と深くシワの刻まれた引き締まった顔。かっこよすぎます。
白一色の世界
鳥取県の大山の麓を走っていると、
吹き荒れる風で地吹雪が起こり、目の前は白一色に染まりました。
辛うじて遠くの方にうっすらと木々が見えるだけで、どこまでが雲でどこからが雪なのか分からなくまりました。
すぐにライトとフォグランプとハザードを付けてその場に停まっていると、遠くの方にうっすらと木々が見えてきました。
美しく幻想的な光景に夢中でシャッターを切っていました。
島根と広島の県境にある匹見峡の奥地を走っていて見つけました。
どう見ても渡ることのできない吊り橋。
朽ちていく・・・
昔は山仕事の人たちにとって貴重な橋だったのかもしれません。
この橋の周辺の山は今、荒れ果てています。
間伐されない杉林、かつて人が住み集落があったであろう痕跡、流木に埋まりかけた沢・・・
悲しいかな、これが中国山地の至る所で目にする日常の風景なんです。