琵琶湖の湖岸は元々、葦原で覆われていました。そこが遊水池になり、小さな生き物のすみかになり、よどんだ水を浄化していました。
しかし悪名高き「琵琶湖総合開発(琵琶総)」という名前の下、湖岸はどんどん埋め立てられ、コンクリートで覆われ、いつのまにか葦原はなくなり、湖岸のほぼ全周が道路で囲まれるようになりました。
琵琶湖に車で足を運んだことがある人はご存じかと思いますが、それが湖周道路です。
道路を全否定はしないけど、交通量も少なく、必然性も低い湖北の方にまで、アスファルトで遊水池を分断し、葦原を埋め立て、道路にする必要があったとは、とてもじゃないが思えません。
葦原がなくなって初めて滋賀県は、湖岸に葦原などが広がる湿地の重要性に気づきました。そこでこれ以上葦原が消失していくのを食い止めようと、「ヨシ群落保全条例」なるものを施行しました。
琵琶総で琵琶湖をぼろぼろにしておいた張本人の国も、今度は一転して「琵琶湖総合保全整備計画」なるものを策定して、琵琶湖の保全に乗り出しました。
過去のばかげた開発を反省しているだけマシなのでしょうが、しかし、もうすでに焼け石に水のような気がしてなりません。
琵琶湖は本当に元に戻るのかなぁ・・・
しかし悪名高き「琵琶湖総合開発(琵琶総)」という名前の下、湖岸はどんどん埋め立てられ、コンクリートで覆われ、いつのまにか葦原はなくなり、湖岸のほぼ全周が道路で囲まれるようになりました。
琵琶湖に車で足を運んだことがある人はご存じかと思いますが、それが湖周道路です。
道路を全否定はしないけど、交通量も少なく、必然性も低い湖北の方にまで、アスファルトで遊水池を分断し、葦原を埋め立て、道路にする必要があったとは、とてもじゃないが思えません。
葦原がなくなって初めて滋賀県は、湖岸に葦原などが広がる湿地の重要性に気づきました。そこでこれ以上葦原が消失していくのを食い止めようと、「ヨシ群落保全条例」なるものを施行しました。
琵琶総で琵琶湖をぼろぼろにしておいた張本人の国も、今度は一転して「琵琶湖総合保全整備計画」なるものを策定して、琵琶湖の保全に乗り出しました。
過去のばかげた開発を反省しているだけマシなのでしょうが、しかし、もうすでに焼け石に水のような気がしてなりません。
琵琶湖は本当に元に戻るのかなぁ・・・