パタヤって街は、バンコクから東の海岸沿いに車で2時間ほどのところにあるリゾート地。って言ってもものすごく猥雑な街で、メーンストリートはゴゴーバーやショーパブみたいなのがひしめき合ってます。
ほとんどの店の目的は一つ。「いかに旅行者に金を落とさせるか」につきます。海が大してきれいでもなく、風光明媚なものがあるわけでもなく、なんか大それた遺跡があるわけでもないのに、週末には白、黄、黒とさまざまな旅行者がたーくさん訪れ、深夜まで大にぎわいです。
なぜにそんなに人が集まるのか?! 答えは簡単。売春です。
タイでの売春といえば、「日本人の男性がツアーで大挙して訪れて女を買ってく」ってう図式が「日本人の恥だ」とか「性の商品化だ」とかいろいろと批判されていましたが、パタヤの観光客は、見た感じだと欧米系(米国が主)6割、香港・韓国2割、そのた日本人も含めもろもろといった感じでしょうか?もちろんタイ人もちらほらいます。
香港や韓国は一目でわかります。だって昔の日本さながらツアーでやってきて、そろって同じゴーゴーバー(番号札つけて台の上で踊る半裸のおねえちゃんを指名して連れ出すお店)にはいって、かわいい子を根こそぎかっさらっていきます。店にとっては上客でも女の子からはかなり嫌われているようでした。特に韓国人は、女の子を丁寧に扱わないみたいで、嫌がる行為を強要したり、見下したように命令する割には、金払いが悪いって怒ってました。
話はそれましたが、なんでこんなところに一大赤線地帯みたいなのが、政府公認でできたかと言えば、もともとはベトナム戦争の時、米軍の保養地として指定され、帰還兵らがここで女を買いまくったことに由来しています。
クラブやバーで演奏されるロックは、70年代のアメリカンロックが主流で、ネオンサインもけばいアメリカ調・・・そこにアメリカ人らしいのがうようよ歩いてます。ホント、ベトナム戦争時代にタイムスリップしたみたいが街でした。
写真の彼女は、右が前回登場のポーちゃん。左が妹のフォンちゃん16歳です。彼女たちの名誉のために言っておきますが、当然フォンちゃんは一切売春行為はしていません。お姉ちゃんに養ってもらっているようでした。お姉ちゃんが働くロックバーも、ゴーゴーバーとかとは違って売春前提のお店ではありません。
彼女の着てるシャツですが、胸にへんちくりんな日本語が書いてありました。
「この値段なのに超かわいい え!? 1万円台で」
ちゃんと意味は教えてあげたんだけど、本人は偉く気に入ってるみたいで・・・