相模原の障害者殺傷事件から1年。
いまだからこそ広めたい
「人に迷惑かけていい」というセリフ。
あの事件以来、外に出るのが怖くなったという車椅子に乗る脳性麻痺の大学研究者のインタビューが昨夜、
NHKのクローズアップ現代に取り上げられていました。
あの事件は、もう終わったことではありません。
異質なものを排除する社会の雰囲気が、この1年で改善されたのでしょうか?
効率や能力だけで人の価値を測る風潮は、和らいだのでしょうか?
人は生まれながらにして、同じ価値、同じ権利を持っている
という人権意識は広まったのでしょうか?
あの事件をきっかけに、多くの人が、
個性のありようについて考えるようになりました。
この事件で殺されたのは、
ほんの少し個性が目立つ、
あなたであり、僕であり、あなたの親であり、自分の子どもでもあり、
社会のどこにでもいる市井の人々なのです。
そして殺したのは、
特異な思想に凝り固まった特別な犯人ではなく、
障害者の問題を他人事としてとらえ、無関心であった
社会のどこにでもいる僕たちなんです。
殺されていった命を無駄にしないために、
もう2度と加害者にならないために、
僕に何ができるのか、
あの事件から1年たったいま、
改めて考えていきたいと思います。
1年前にブログに書いた作文も載せておきます。