まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「煩悩の鐘」 (# 102)

2011-12-31 23:29:13 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。

大晦日ですね。
2011年とのお別れも、あと1時間を切りました。
今日は忙しかったですか?
お疲れ様です。


年末とはおもしろいものだなぁ、とふと思いました。

忙しいことは忙しくって、普段の2倍速くらいの気分なんだけど、
何か高揚感があって。

忙しいことは忙しいのだけど、結構いろんなことが
「あ、それは来年に。」
「それは年明けに。」
とか言って、先延ばしになったりして。

やるべきことを先延ばしにするのは、社会人としていけないことだぁっ、て
いつもは気張ってスケジュール組んで、キチキチ頑張るものですが。

12月も年末の声が聞こえ始める頃からは、
「今やんなくていいんじゃね?」
みたいな空気が流れてきますよね。

と同時に、やっぱり正月でどこも休みになって身動き取れなくなる前に、
これだけは!と、普段は後回しにするような、いろんなことを
次々に予定の中に入れるんで、2倍速の忙しさ。

熱くて黒いコーヒーに、冷たくて真っ白なミルクを回し入れて、
混ざり切らずにぐるぐるしてるみたいな、なんか不思議気分ですね。


でも、それももうお終い。
お店も閉まったし、仕事も家の掃除もとりあえずお終い。
あとは正月さまを迎えるだけです。

来た瞬間、あの異様なまでの収束に向かった緊張が、一気に収束どころを失って、
なんか虚しいような、でもおめでたいはずなんだから、と
無理して騒いでいるような、これまた変な気分がするものですが、
静かにお茶でも飲んで待っていましょうか。

皆さまに、実り豊かな2012年が訪れますように!
まかろんは2012年も、キラキラなお茶とお茶菓子を用意して、
皆さまのキラキラライフを応援し続けられたら良いな、と思ってます。

良いお年を!


2010年12月31日ついったー投稿 <加筆>「煩悩の鐘」

これで良いと思っていた世界を 
アナタが揺るがす 
ちっとも「これで良い」なんて 
思ってなかった 
この痛い現実

これで良いと思っていた世界を 
アナタの存在が切り裂く 
生肌にナイフを入れるように 
残酷に ズブズブと
この鮮やかな痛み

ぬめりと広がる紅い切り口 
その向こうに見える真紅の真実
アナタ  ガ  ホ シ イ

溢れ出る 腐臭と血の香り 
醜い欲望はどこまでつのる 
満たしても満たされぬ飢えと乾きに 
どこまでも追い詰められる 
それでもなお手を伸ばす この愚かさ

煩悩の鐘よ この無明の闇を払え 
煩悩の鐘よ この愚かな魂を引き裂け 
むせ返る血臭の中 
バラバラの残骸の中に 
私は
真実の道を見出すだろう


人気ブログランキング ← スイッチを入れて中の暗黒に通電せよ、との煩悩の声が・・・。


※2016年7月7日 変更
溢れ出る腐臭と 血の香りに気が狂いそう → 溢れ出る 腐臭と血の香り 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする