まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

新作 ~ 「黒猫タビィの物語」 30

2013-11-01 21:56:19 | 「黒猫タビィの物語」 2013ハロウィン
ハロウィン、終わりましたねぇ。
皆さま、11月最初の日をいかがお過ごしですか。

ハロウィンが終わったので、パン屋やお菓子屋から
カボチャ関係のものが一斉に姿を消しました。

カボチャは結構お腹にたまるので、確かにそうカボチャ攻めでは
お腹が苦しかったのですが。

無くなると、寂しいです。

やっぱり食べたい、
カボチャパイ、カボチャパン、カボチャマフィン、カボチャクッキー、カボチャムース、カボチャスコーン、カボチャアイス、カボチャチョコバー、カボチャ・・・

とあるゲームにウサギ男のキャラがおりまして、
彼は頭にウサギの耳を生やして、
ニンジン料理とニンジン菓子ばかり食べてるのに、
「俺はウサギじゃねぇっ!!」と主張しているキャラなんですが、
彼の気持ちがほんのり分かった気がする、
11月の秋の日です。


さて、お待たせしました、
今日はタビィはどうなるでしょう?


2013年10月1日~ブログ直接投稿 「黒猫タビィの物語」 その30

  タビィは 静かに堕ちていった
  柔らかな何かに 沈んでいった
  闇も光も音も 何もない
  ただ包み込む 温かな何かに 
  静かにゆるやかに 堕ちていった

<つづき>

おじいさんは ここで話をやめた
女の子は 目をぱしぱし
タビィは 死んでしまったの?
でも うちのタビィの話よね?
タビィは どうしてしまったの?

おじいさんは にっこり笑って
女の子の頭を 黙ってなでた
なーんだ 嘘の話だったのね
女の子は 口をとがらせ膝から降りた
タビィを 探しに行ってくる!

女の子は足音立てて 部屋から 
ばたばた 駆け出していった
おじいさんは ゆりいす揺らし
まだ微笑みながら 女の子が
出て行った 戸口を見つめてた

まだ続きはあるんだよ 可愛い子
おじいさんは 心でそっとつぶやいた
お前は何も 覚えてないんだね
おじいさんは 窓から差し込む光に
そのときのことを 思い出してた

<つづく>


人気ブログランキング ← この辺りから睡眠時間削って書いてたので、「タビィは疲れてた」と書いた時、リアルに疲れてたのは内緒です

コメント
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