まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「多様性」2:いろんな美に満ちてる世界。

2022-01-01 06:13:07 | 思うこと。
明けまして、おめでとうございます〜。

新年、明けて30分ほどの時間から、皆さまにご挨拶をします。
(と書きかけて眠くて寝落ち。今、朝6時です)


昨年30日に出した記事、
読んでいただきありがとうございます。

そこで、多様性に関して、もう一つ書く、と書いたのですが…

あいにく、31日はいそがしく、さらに、pixivのお題小説募集に、
締切の2時間前になってネタを思いついておおわらわで書いていて、

…こちらで言ったことを守れませんでした。ごめんなさいっっっ😣💦
(しかも締切には間に合わず・・まあ、そーだよネー)



ということで、「多様性」でございます。

まかろん、先日こんな展示に行ってまいりました。





上野の森美術館(東京)で2022年1月末まで開催中の、
「金魚鉢、地球鉢。」です。


この作者の深堀さんという方は、金魚に取り憑かれたような人でして。


ありとあらゆる器(になりうる、くぼみ)に金魚の姿を見るんだそうで。

そうして、器にアクリル樹脂を一層一層、流しては金魚の一部を描き
また樹脂を、といった形で金魚を立体的に “描く” のだそうです。




(注:これは撮影可のものです)


で、本当にいろんなものに金魚を視る人で、

逆さに開いた傘のくぼみ、とか。
古くて捨てようとした箪笥の引き出しとか。


そこまでは良いのですけど、


捨てられて、つぶれて錆びた空き缶のくぼみにも金魚が視えたらしく、

そうした作品も数点展示されていました。



正直、まかろんの目には、その空き缶の作品は汚く、
むしろ気持ち悪いものに写りました。



でも、ですね。


これが、創作者 というものなのだろうなぁ、とも思ったのです。



作品を(絵とか詩とか音楽とか)創る人、というのは
その分野でものを創らない人にくらべて、視えるものが違うのだと思うのです。


たとえば音楽を創ったり、プロ級に奏でたりする人は、

一つの音から得る情報が人より多いのではと思います。


ある種の生き物が、人間には見えない赤外線が見えたりするようなもので。


そうして創られた作品を楽しむのは、そういう特別な視野は要らないのですが、

創るには、そうした拡張された視野がないとできないもののように感じます。


(それはきっと、我々が普段目にしているあらゆるものは、
 我々が感知する以上に情報量を含んでいるので、再現にはそこまで視る目が必要なのかな、
 と思ったりもしますが、本題と外れますので、割愛)



で、ですね、この金魚作家さんの話に戻りますと。



(注:撮影可の作品です)


この人の作品は、本当に美しく、また幻想的であったりします。


そうしたものを創る目が、
ど素人のまかろんが “気持ち悪い” と思うものにすら、

”美” を見出してしまうのだと思います。


クリエイターはときどき、一般素人には、なんでそっちいっちゃうの?と思うものを
懸命になって世に出したりしますが、それはこういうことなのだと思います。


逆に、そういう目が、我々の目にも美しいと思うものを創り出す、
原動力なのだとも言えます。



だから・・



・自分の目には、くだらない気持ち悪い、と思うものにも、至上の美はある。

・そして、それを見出す目は
 他の人がうっとりするほど美しいものを創り出す力と、表裏一体なのだということ。


・そうした目は、他の目に美しいと映るものだけ作ってろ、と
 都合よくはいかないのだ、ということ。



・・そう思ったところで、人生にどう役立つのか
まかろんにはよく分かりませんが。
(ご意見があったら、教えてください🙏)


「多様性」ということで、こんなことを思ったことを思い出して、書いてみました。



明けまして、おめでとうございます。


人生うまくいっている人も、生きづらさを感じている人も。


すべての人に、”生きる場所” が得られる世界となることを、

2022年の夜明け前の世界に、願います。🙏✨



↓ 良ければ、ぽちっと! ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!
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コメント (6)
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