まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「手」 (# 151)

2012-06-11 20:54:34 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。
月曜ですねぇ、お仕事いかがでしたか。


仕事って、もちろん嫌なこととかいっぱいあって大変ですけど、
見方を変えると不思議なものって気もする。


だってね。

貴方がやりたいとは死んでも思わないような仕事を喜んでやる人が
この世の中に、ちゃんといるんです。

別に3Kのお仕事とかいう話じゃなくて。

うーんと、例えば政治家ってどうですか。

先生先生、とか呼ばれて、裏でこっそり良い思いしたりもするんだろうけど、
まかろんは絶対やりたくない職種ですね。個人的には。

お医者さんとか弁護士さんとかも、まかろんにとっては
別に勉強してまでやりたい仕事ではないです。

皆さまにも、そういう、
ちゃんとした仕事だけど別に自分は一から勉強してやりたい気がしないなぁ、っていう職種っていろいろあると思うんです。

で、そういう仕事に就かれている方から見ると、逆に
皆さまの仕事は別にやりたくないものだったりするんですね、きっと。

そういう一人一人が集まって、仕事を寄せ集めて、
そうしてこの世界は回っている。

そう思いませんか?


だから・・・

華やかに活躍して見えるゆーめーじんさんたちだって、
ジツは貴方の仕事の先の先の先の先の・・・先に、つながっている、とも言えますよね。


・・・とかいうことを考えました。

またお会いしましょう。



2010年9月22日ついったー投稿 <修正> 「手」

私の周りには

私を助けてくれる人達がいる
 
その一人一人の周りにはまた
 
その人を助けようとする人達がいて
 
その人達の周りにも
 
それぞれやっぱりそういう人達がいる


世界に広がる人の網
 
人と人がつながって つながって
 
ほら 遠くの人の力が伝わってくる
 
一人で立てばふらつく足も
 
この世界はあまねく人の網で

覆われているから
 
つながった手が私を支える


私のところまで届いたこの力
 
つないだこの手はまた
 
誰かを支えているだろうか



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「こんにゃく」 (# 150)

2012-06-07 21:15:28 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

日が長くなってきましたねぇ。
って言っても、向こう一週間、曇りばっかりなんですけど!

ま、ほわん、とね。
過ごしていきましょう。


関係ないですけど、人間って不思議だなぁ、って思います。

何も事件がなさ過ぎても、精神は(多分、身体も)弛緩して
却って悪い事態を呼び込むし、
と言って、事件があり過ぎても、もちろん余裕を無くした心が
悪い世界観で、悪い事態を創りだします。


貴方の世界は平和でしょうか。
梅雨に伸びゆく緑のように、豊かに活き活きしてますか。

愛と平和と感謝の雨が、
週末を迎える貴方に豊かに降り注ぎますように。


2012年6月7日ブログ直接投稿 「こんにゃく」

改札通って 自然に足向く帰り道
今日はスーパー寄らなくちゃと
すんでのところで回れ右
帰り際のケイタイに届いた
短いメール 君からのお願い
コンニャクカッテキテ

見上げれば空は
夕暮れが柔らかく広がって
その向こうに待つ
君の笑顔を思い出す

白い花がほころぶような
その笑顔
きっと今日も
帰った僕に惜しみなく
与えられる

だけど君の笑顔
こんにゃく一個じゃ安すぎる
金銀財宝 綺羅の服こそ
その対価としてふさわしいのに
こんな僕でいいのかと
スーパーの袋にため息をつく

どんな財宝も叶わない
黄金の価値をもつ君の笑顔
僕は静かに暮れてゆく空の下
こんにゃく一個ぶらさげて
君の待つ家へと
人ごみの中 歩き出す


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※変更:2016年5月2日
夕暮れが柔らかく広がり → 夕暮れが柔らかく広がって

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(# 149)「もう一つのアン・サクセス・ストーリー」 

2012-06-04 21:21:45 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。


6月最初のお茶会です。
今年も半分過ぎようとしている、なんて思ってる方もいらっしゃるでしょうか。
まかろんも、過ぎゆく時の流れとその中で何も成せていない人生を恐ろしく感じます。

今日はそんな方に。


なんで「もう一つの」という題名なのかというと、
実は昨年5月に アン・サクセス・ストーリー
という茶菓子をお出ししておりまして、その続編だからです。

ほんとは昨年5月のすぐ後にでもお出ししようと思ってたんですが、
なんというか、ズルズル一年も引っ張ってしまいました。

なんかでも急に、今だ!って気がしたので。


これが唯一の幸せの形だ、って思いこみすぎてるのかもしれない。

そうは言っても、積み上げてきた人生が、これを成し遂げろ!と叫ぶのだけど。

ある時、ほっと息をついて、ふと違う幸せの形が見えたらいい。

あなたにぴったりの、あなただけの幸せを、あなたが手に取ることができますように。

そんな祈りを込めて、送ります。


2012年6月4日ブログ直接投稿 「もう一つのアン・サクセス・ストーリー」

自分には
誰もいない 何もないって思ってた
自分の空虚さを埋める
誰かを 何かを 捜し求めていた
人は皆
自分の知らない何かを持っているようで
世界は
その輝きに埋め尽くされていて
醜い自分の入る隙間など
どこにもないように思えた

人並になろうとして
何かに手を伸ばしては
何事も成せない自分に傷ついて
そうして物陰にうずくまっては
人並の仮面で普通の振りをして
ずれ落ちそうなのを必死に押さえながら
また物陰に飛び込んでた毎日

自分には
誰もいない 何もないって思ってた
誰も何もなくていいじゃないかと
自分に言い聞かせ
そう思い切れない自分に絶望し
自分に幸せなど
未来永劫 来ないのだと
この先うんざりする程続く
空虚な時間を思って
また絶望した

だけど見てごらん
無為に思えた その刻の連なりを
無駄に思えた その足掻きの連なりを
必死に紡いだ刻の一つ一つが
必死に重ねた足掻きの一つ一つが
輝く光の珠となって
真珠のネックレスのように
はるか彼方から連なって
一人一人を彩っている

もう赦してやろう
それは無為じゃない
それは無駄じゃない
一人一人が祝福された刻をもつ
光満ち溢れる旅人

きっとこのことを知るために
僕らは大回りして
奇妙なアンサクセス・ストーリー
通り抜けなきゃ ならなかったんだ
だけどアンは どこかの言語じゃ
一つのって意味もあるから
これが僕らのアン・サクセス・ストーリー
一つの偉大な
サクセス・ストーリーを
通り抜けてきたんだ
僕らはきっと


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※変更:2016年12月28日
だけどアンは 別の言語じゃ → ~ どこかの言語じゃ

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