コロナウイルスによる感染被害は、なかなか減少しません。
そんな時、
以前買っていた本に目が行きました。
積んでおいた本です。
それを読むと、なかなか良い内容なんです。
これは素晴らしいなと思い、
ここに載せました。
この本の何が良いのかというと、
もちろん他の免疫本も、
内容は同様のことが書いてありますが、
人間の身体が獲得してきた免疫のプロセスみたいなものが
よく分かるように書いてあることなんです。
「分子レベルの研究を行う生命科学の分野では、
今、生命の奥底で働く驚くべきメカニズムが、
次々と明らかになってきています。
こういう書き出しで始まっています。
「ここでいう自然免疫とは、免疫細胞という、
脊椎動物以降に新たに獲得された働きではなく、
それよりもはるかに古い、
まだ生命がアメーバやゾウリムシのように、
たった一つの細胞で活躍していた頃から備わっていた
原初的な生体防御機能を指します。」
自然免疫が働いているということは、
細胞レベルの活性度が高い、
生命力が高いということになります。」
例えば、
菌の鞭毛の先端にあるフラジェリンという
自然免疫を刺激する物質と、
肺ペストのワクチンを組み合わせてネズミに投与したところ、
ワクチンの効果が50万倍にも増加したという。
また、
米軍の生物兵器に用いられている
最強のレベルの肺ペストに罹っているネズミも死ななかった」
というコメントが寄せられているという。
また、
自然免疫が活性化すると、
リウマチのような自己免疫疾患であっても、
従来医者が処方してきた薬を使わずに改善できることが、
最近の研究でわかってきた。
そんなこんなで、
自然免疫に関する研究が進み、
その叡智に満ちた生体防御の仕組みが知れ渡っていくことで、
従来の生命科学のパラダイムシフトが起こってくるというのです。