今更に思うのは、
「求聞持聡明法」なんだと。
開祖がデビュー作として出された『変身の原理』で、
能力開発法として提唱された『持聞持聡明法』。
「それが密教のシステムの中にはあるのだ」と、
『変身の原理』の本の中では書かれている。
それが今後、あらたに脚光を浴びてくると思うのだ。
脳の構造を説いて、その働きと質を変えることを説かれたが、
なぜそれが重要か。
今現在、〈666〉が牙を剝いて、人類に襲い掛かっている。
その原因は、
人間の本来持つ獣性を抑えきれなくなったからである。
かつて果たしていた宗教の抑止力などが、
今や働かなくなっている。
「神は死んだ!」と、ニーチェはのたまわったが、
本当に西洋での神はすでにのけ者にされている。
神の御名を口にしながら、
もう一つの手では、大量殺戮を平気でやっている。
ユダヤ教などにおいては、
ユダヤ民族以外の人間は、すべて獣であるとして、
どう扱っても良いのだと、
他の人々に対して手ひどい仕打ちをしている。
どう考えても、
宗教は無力になってしまっている。
新しい時代に対して、役に立たなくなっているのだ。
これまで押さえつけていた人間の裡の獣性が、
今や牙を剝いて人類を潰そうと襲い掛かっている。
それが今の時代だ。
そういう時に、
その獣性を高い霊性とともに手なずける脳にする方法を、
開祖は説いていることを思い出そう。
それが、
今だからこそ、『求聞持聡明法』を開発する時なのだという主張につながると思う。
これ以外に、
私たち人類は、次の時代に生き延びる方法はないのではないか。
本当に、開祖の主張に双手を上げて賛成するのだ。
開祖は初めから、人類救済の答えを持って世に出られているんだと。
だからこそ、
開祖は仏様の命を受けて生まれてこられた。
人類を救済する使命を受けて、
この世に生まれてこられた。
まさしくそれこそ、
メシアである。
(つづく)