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久しぶりです。
他のことに興味が移ってしまった上に、
ブログの状態が今一で、
なかなか新ネタの機会ができない。
そこで、
今日はある本から例題を抜粋してみました。
本は古い『九星淘宮術秘密奥傳書』(陽新堂主人)。
これは四段掛けの専門書というか
淘宮術の秘伝書です。
この中の一例を出して、
側面からの密教占星術をおさらいしてみたい。
そう考えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/1e/2b7329dd266e284f52e909b018f6acef.png)
上の挿入画は、例題の盤です。
下から時刻盤、日盤、月盤、年盤と載っております。
相談内容は、
二黒土星の子供が今、病気に罹っているというのです。
その鑑定を載せているのです。
この例題を一緒にやってみようということです。
どうでしょうか?
一番掛け、二黒土星が艮宮に座して三碧木星掛かり、(大凶)。
二番掛け、 〃が兌宮に座して四緑木星掛かり、(大凶)。
三番掛け、 〃が中宮に座して九紫火星掛かり、(大吉)。
四番掛け、 〃が兌宮に座して一白水星掛かり、(大凶)。
こういう結果になっております。
で、どういう相談をしているのか?
だいたいが、この手の本は、結果を出して終わっておりますね。
ですから、
占断をして、その占断の結果、どうアドバイスすればいいのか、
そういうことは一切書いていないわけです。
この本が書かれた当時の占い者は、
そういうものだったのかも知れません。
ですから、
開祖の出された密教占星術の中身は、
相当に高度でアクティブなものであることがよく理解できますね。
で、どういう占断内容なのでしょうか?
まずは、四つの盤を見ていただきましょう。
そして、
予想または結果を占ってください。
見られましたか?
では、解説に入ります。
「これは腹に塊があります。今起こった病気ではありません。」
熱が高くあります。
変じて肺病になりますから、十分注意してください。」
そういう占断の答えです。
鑑定者「ときに、この家では普請をしたでしょう?」
客「しました。」
鑑定者「一時は少し良くなりますが、
しかしこれは肺と一変しますからご用心ご用心。」
で、一時は良くなってブラブラしていたそうですが、
終に肺病となって、亡くなられたそうです。
で、二黒土星が兌宮に入って一白水星が掛かると、
「仏事あり!」と出ますが、
これがその死亡の事だと解釈できます。
そして、中宮に座して九紫火星が掛かるのは、病は一時快方に向かうが、油断できない。多くは死病である!とあるように、結果が全くその通りであったというところにも、まさにピタリと当たっているわけです。
だから
昔の鑑定例は率直ですね。(云々)
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