兵庫県の新規感染者はやっと１００人前後/日 まで減ってきた ❕

兵庫県は２９日、新たに９７人の新型コロナウイルス感染を確認した、と発表した。新規確認の感染者数が１００人を下回るのは２日連続。また、９人の死亡を公表した。神戸の事業所で１３人のクラスター　　

　兵庫県は　２９日午前０時現在で、入院調整中の患者は４７５人（前日比９５人減）。入院患者は６７３人（同１０人減）で、病床使用率は５８・４％、そのうち重症患者は１００人（同３人増）で、重症用病床使用率は７３・５％になった。自宅療養は５２８人（同８４人減）。

　クラスター（感染者集団）の新規認定は１件。神戸市の事業所で同日までに従業員１３人（２０～７０代男女）の感染が判明した。同市のクラスター発生は累計１６０件になった。

　県内の累計感染者数は３万９５７７人、死者数は１１６７人となった。
　４月上旬に医療崩壊か❕ 　４月25日から緊急事態宣言

ワクチン開発、国立遺伝学研究所で、ｍＲＮＡの特殊構造解明

ワクチン開発、国立遺伝学研究所に“鍵”、ｍＲＮＡの特殊構造解明
　世界中で接種が進む新型コロナウイルスワクチンの開発は、約５０年前の国立遺伝学研究所（三島市）による「発見」が不可欠な役割を果たした。
　ワクチンに使われる「メッセンジャー（ｍ）ＲＮＡ」の特殊構造を世界で初めて解明し、半世紀を経てコロナの抗体を体内で安定的に作る仕組みへとつながる。「キャップ」と呼ばれるその構造とは―。

　真核生物に共通する天然由来のｍＲＮＡの端に、「メチル基」という物質がくっついている構造を解明した。英語の帽子を意味する「キャップ」と名付けられたこの特殊な性質により、細胞内でも安定してタンパク質を生成する仕組みを突き止めた。キャップを作り出すことが、ｍＲＮＡワクチン開発の道を開くことにつながった。キャップの作り方は企業秘密だろう。

※ 熊本大が心不全治療につながるＲＮＡを発見