「エアロゾル」、「空気感染」日本ではパーティションはむしろ危険?
科学的な対策を推し進める必要がある。 3月31日掲載で「感染研がエアロゾル感染認める」を参考にして下さい。政治的な関与は排除❕ パーティションが気流を妨げ、コロナの伝播を増加か❓
さらに、アメリカ『サイエンス』誌は2021年8月27日に公開した総説「呼吸器ウイルスの空気感染」で、この論文を引用し、「屋内空間での咳やくしゃみからの飛沫を遮断するために設置された物理的なパーティションは、気流を妨げ、呼吸ゾーンでより高濃度のエアロゾルをトラップする可能性があり、コロナの伝播を増加させることが示されています」と紹介している。
ところが、日本は違う。日本産業衛生学会が、令和2年度の厚生労働科学特別研究事業の一環として発行した「接客業務における新型コロナウイルス感染予防・対策マニュアル」には、「床から高さ1.4m程度の高さまで、開放部がなく完全に仕切ることのできるパーティションやアクリルボード」を間切りとして用いることや、「アクリル版などの遮蔽物をテーブルに設置する」ことを推奨している。 また、政府広報「新型コロナウイルス対策『2022春の感染拡大防止』篇」でもパーティションの使用を推奨している。
エアロゾルは、その大きさが通常百μm以下で、数μmのものも多い。このような微小な粒子が空中に放出されると、その温度は約37℃と気温より高いため、すぐに上層に移動する。そして、その間に水分が蒸発する。
故にコロナ感染の主体は、このようなエアロゾルの吸入による空気感染であることが世界的なコンセンサスとなっている。
屋外で感染のリスクが低下するなら、エアロゾルの関与が大きいと考えるのが妥当だ。屋外なら空中に放出されたエアロゾルは、その場で希釈されるからだ。わが国では、屋外でもマスクをつける人が多いが、これは意味がない。 夏場の熱中症対策を考えれば、止めるべきといっていいと。
では、屋内ではどうすればいいのだろう。この点でも研究は進んでいる。対策の基本は換気だ。 換気の指標は空中のCO2濃度だ。換気はCO2モニターで厚労省は良好な換気基準として1000 ppm以下としている。by上 昌広:医療ガバナンス研究所理事長
さらに、アメリカ『サイエンス』誌は2021年8月27日に公開した総説「呼吸器ウイルスの空気感染」で、この論文を引用し、「屋内空間での咳やくしゃみからの飛沫を遮断するために設置された物理的なパーティションは、気流を妨げ、呼吸ゾーンでより高濃度のエアロゾルをトラップする可能性があり、コロナの伝播を増加させることが示されています」と紹介している。
ところが、日本は違う。日本産業衛生学会が、令和2年度の厚生労働科学特別研究事業の一環として発行した「接客業務における新型コロナウイルス感染予防・対策マニュアル」には、「床から高さ1.4m程度の高さまで、開放部がなく完全に仕切ることのできるパーティションやアクリルボード」を間切りとして用いることや、「アクリル版などの遮蔽物をテーブルに設置する」ことを推奨している。 また、政府広報「新型コロナウイルス対策『2022春の感染拡大防止』篇」でもパーティションの使用を推奨している。
エアロゾルは、その大きさが通常百μm以下で、数μmのものも多い。このような微小な粒子が空中に放出されると、その温度は約37℃と気温より高いため、すぐに上層に移動する。そして、その間に水分が蒸発する。
故にコロナ感染の主体は、このようなエアロゾルの吸入による空気感染であることが世界的なコンセンサスとなっている。
屋外で感染のリスクが低下するなら、エアロゾルの関与が大きいと考えるのが妥当だ。屋外なら空中に放出されたエアロゾルは、その場で希釈されるからだ。わが国では、屋外でもマスクをつける人が多いが、これは意味がない。 夏場の熱中症対策を考えれば、止めるべきといっていいと。
では、屋内ではどうすればいいのだろう。この点でも研究は進んでいる。対策の基本は換気だ。 換気の指標は空中のCO2濃度だ。換気はCO2モニターで厚労省は良好な換気基準として1000 ppm以下としている。by上 昌広:医療ガバナンス研究所理事長
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