今日は立春。
立春の言葉を耳にするとなんとなく春を感じられるが、
今日は久しぶりに10℃前後の気温となり、
まさに立春のような気候となった。
だが、
新暦の立春はまだ厳冬期であり、
旧暦の立春の頃にならないと春の兆しは見られない。
旧暦と言えば・・
部屋の中にある2つのカレンダーには旧暦の記載がないから、
旧暦についてはネットで調べることが多い。
旧暦を必要とする人が少なくなっているのかもしれない。
韓国も中国も正月は旧暦で祝っているので、
台湾や韓国の友人に「新年の挨拶」をするためにも旧暦は必要な情報なのである。
俳句歳時記の世界もほとんどが旧暦で、
季語の扱いについては「俳句歳時記」等で調べる必要が有る。
前書きが長くなったが、
立春とはいえ野山はまだ冬景色であり、
日当たりの良いところでは緑の草が見られるものの、
それは「冬萌え」で、
春のような勢いや伸びやかさは見られない。
野山は枯草ばかりだが、
そんな枯草の中にも被写体としての面白さは発見できる。
巻頭の薔薇以外は花でなく種子なのだが、
枯れた花のようにも見え、造形の面白さが有る。
下の写真は「アレチギク」の仲間の萼片と種子をつけた綿毛。
綿毛か飛ぶと萼が残るが、残った萼が枯れた花のように見える。
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コセンダングサの種子。
種子のつき方が特徴的でフィールドでも良く目立つっている。
最近園芸用として人気の有る「ウィンターコスモス」はこの仲間。
種子はズボンなどのすそに触れると取着きやすく、
払っても簡単には取れない厄介者となるが、
被写体的には面白いので毎年のように撮っている。
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荻の穂。
穂が出るとまもなく花が咲くのだが、
穂を手にとってじっくり観察しないと判らないため、
「花」の咲いているのを見た人は少ないと思われる。
河原などで風に逆らわず揺れている様は「侘び」そのものである。
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「泡立草」
セイタカアワダチソウよりも背丈が低く、
晩秋につけた黄色の花が実って綿毛をつけたまま枯れていることが多い。
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