MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

厳冬を生き抜いた「ツチイナゴ」

2012年02月22日 | あらかると

フィールドに出かけた一昨日、
景色が良いので春夏秋冬撮影しているスポットを歩いていると、
目の前を何かが飛んだ。

静かな飛び方で飛んだ距離も長かったため見失ったが、
飛んだ方向を探してみるとバッタがコンクリートの壁にへばり付いていた。

成虫で冬を過すバッタと言えば「ツチイナゴ」に違いないと、
帰宅してからPCで拡大して確認したら当たっていた。

啓蟄にはまだ早いが今年初めて見る野原の昆虫である。

冬は人ばかりではなく「生きとし生けるもの」にとって、
「生死をかける」程の厳しい季節なのである。
しかも
今年は例年にも増して厳冬だった。
そんな厳冬期を生き抜いた小さな生き物が、
目の前を元気に飛んだのである。

「春」は「物忌み」から「はれる」と言う意味合いも有るが、
はれて冬を凌ぎきった昆虫たちには、早春だからこその愛おしさが有る。

電車は東武野田線。
線路の土手下を歩いていたら、
足元から水路トンネルのコンクリート壁まで約5メートル飛んだ。


下の写真3枚は昨秋「21世紀の森と広場」にて撮影したもので、
このときに、普通の昆虫より半年遅く生まれ、
成虫で越冬すると言う「ツチイナゴ」の存在を知った。

2011年9月5日撮影。
飛べないのでマクロ撮影可能な極限まで近寄って撮ることが出来た。


2011年9月29日撮影。


2011年10月17日撮影。
成虫に近くなっていて、撮影後飛んで逃げていった。


投稿日時が、2並びになった「2012-02-22 22:22:22」・・・・祝!!
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