MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

三羽の白鳥とモクズ蟹

2012年02月13日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

今夜から明日、明後日にかけては「雨」との予報が出て、
関東の山間部や平野部では「雪」も混じるようである。

雨が降って寒さも厳しいとあれば、
外出のチャンスもなくなるわけで、
当面の食料品を調達する必要が有る。

ということで、買い物ついでに「21世紀の森と広場」へ・・・
千駄堀池には3羽の白鳥がやってきていた。
見られない日のほうが多い気もするが、
一週間に一度ぐらいしか行っていないので詳細は不明である。


2羽は大人になり掛けという感じだが、
1羽はダーク色でまだ幼鳥のようである。


コンクリートで作られた階段状の水際を歩いていると、
浅瀬に大きな藻屑蟹がいるのを見つけた。
動かないので手を伸ばして掴み取ろうとしたら動いた。
生きていたのである。しかもこの真冬に・・・・
あの放射能の影響で何かが狂わされたとも考えられなくもない。

私が掴み取ろうとしたり写真を撮ったりしているのを見たようで、
美しいご婦人が声をかけてきた。
「何か居るの?」「あっ、はい大きな蟹が・・」
階段を下りてきたご婦人も大きな蟹に驚かれて、
携帯で写真を撮っていた。


千駄堀池で蟹を見るのは珍しいが、
藻屑蟹といえば美味で有名な「上海蟹」もこの仲間である。

上野に勤務していた頃は蟹の季節になると、
御徒町駅前の「吉池」という海鮮専門店で、
生きている上海蟹を買ってきては楽しんでいた。

で、ある年、
買って来た上海蟹が元気がなさそうだったので、
鋏等をしっかり固定して結わいていたゴムを外したら・・・

とんでもない元気さで、たちまち私の手から飛び跳ねて、
部屋中を逃げ回られてしまった。
捕まえるのには苦労したが、
もしかするとあの元気さこそが「おいしさ」の秘密なのかもしれない。

下の写真は、放射能軽減処置のために、
表層の土と下層の土とを入れ替える為の作業光景。


この周辺は様々な雑草が生い茂っていた場所で、
多くの生き物が見られた場所で私の撮影スポットでもあった。

数種の蜆蝶や蝗、バッタ、蟋蟀や鈴虫、蟷螂やその他甲虫などなど、
中には冬眠中の虫も居たはずなのだが・・・・
工事作業担当者に聞いてみると、
工事のあとは何もせず、自然に雑草の生えるのを待つのだという。

巻頭の写真は千駄堀池に作られた「オブジェ」部分。
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