街路樹のある歩道を歩いていると、
目の前をひらひらと揚羽蝶が舞い降りてきて、
近くの草叢に止まった。
揚羽蝶なのに翅がやや白い。
なので、
黒揚羽が何らかの理由で鱗粉を失い白くなっている、
のかもしれないと思った。(巻頭の写真)
だが翅は破れておらず、尾状突起も美しい形を保っている。
白い揚羽などは見たことも無いので、
帰宅後調べてみると
「ジャコウアゲハ」と判明。
名前のように、
腹端から麝香のような匂いを出すのでこの名前になったという。
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吸蜜管は巻かれていたので、
吸水や吸蜜に来たわけではなく、
急な温度変化に参っていたのかもしれない。
そのために近くによって撮ることができた。
お腹部分の下のほうがオレンジがかっているのもこの蝶の特徴である。
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暫く歩くと今度は、
地上に輝いているものを見つけた。
頭部分を自転車で轢かれたようで、頭部分が欠損していた。
これも生まれて初めてみる「玉虫」だったが、すぐに玉虫とわかった。
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で、この玉虫・・・・もともとは「霊魂の虫」「魂虫(たまむし)」だったのではないか?
国宝「玉虫厨子」に使われていることは余りにも有名だが、
玉虫は死んでもその光沢は失われることが無く、
その永遠の輝きこそが「たましひ」なのであると仮定できなくも無い。
夏の花「合歓の花」が満開を迎えていた。
ちなみに6月29日に最初の一輪が咲いていた。
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