市川動植物園の鑑賞植物園(温室)中庭の、
アオノリュウゼツランが開花していた。
職員の話によると、開花したのは22日で、
一番下の枝が開花したという。
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初めて見る花なので、
構図の決めかたがまとまらないので、
順次撮ってみた。
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更にズームアップしていくと、
結構面白い形態をしている。
蕾のうちはユリの蕾のようだったが、
平開せず、蕾の先端がやや広がってまず雄蕊が出てくる。
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雄蕊が割れて花粉が出来上がると、
こん棒のような形をした雌蕊が花の中心を貫く。
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雄蕊は更に伸びて、
蕾の倍近くになって直立している。
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巻頭の写真、雌蕊の先端には水滴のようなものが付いているが、
花蜜なのだろうか?
これから約1ヶ月間にわたり咲き続けるらしいが、
咲き終わるとリュウゼツランは枯れるという。
40~50年に一度といわれている開花は珍しいばかりでなく、
二本同時に開花するのを見られるというのも非常に貴重なのではないかと思う。
やがて枯れて倒れる時はどのようになるのか?
枯れた後どんなに大きな種が取れるのか?
等々、興味津々である。
それにしても物凄い数の子孫を残すものかと感心せざるを得ない。
この時季市川動植物園では「ホタル鑑賞会(7月22日から8月5日)」が開催されている。