まぁ、いっか!日記

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おそうしき

2010-10-04 11:02:57 | 日記

土曜日、快晴。

義母のいとこの

ボブおじさん(90歳でした)のお葬式でした。

うちから 車で約4時間(ハイウェイで)の町で。

 

最初は、葬儀屋さんで、みんなが集まって、

おじさんの思い出の写真や品物を見て

おしゃべりする時間でした。

そして、そこから 北に30分ほど行った

おじさんの家の近くのお墓へ。

 

軍人

(…というのかな?

皆さん違う制服を着ていらっしゃるので、

以下、”軍人”と書かせていただきます。

言葉をまちがっていたら、ごめんなさい。)

の方々が、

アメリカ国旗を半分まで揚げました。

台の両脇に軍人さんが立ち、

50mほど後ろには、

旗と鉄砲を持った軍人さんたちが、整列していました。

そして、このお葬式に来たみんなでお墓の周りに立ち、

牧師先生が、お葬式をはじめてくださいました。

 ・ ・ ・

ボブおじさんは、薬剤師として海兵隊にいました。

それで知り合った(らしい)奥様は、看護士だったそうです。

家族で、佐世保基地にも いたことがあるんですよ。

奥様は、15年前に亡くなっています。

亡くなった時に火葬してるので、

右側の石の箱が、奥様の遺灰が入った箱です。

そして、戦争に行ったからか、

軍隊にいたことがあるからかは、定かではありませんが、

アメリカ国旗が贈られます。

(箱の上にたたんであります)

 

なぜ、石の箱が2つあるのか不思議だったのですが、

あとで、息子さんが教えてくれました。

奥様は、一緒にお墓に はいれる日を15年間待ってたんだそうです。

(主人の父も火葬だったのですが、

さっさと一人で、お墓に入っていますよ~) 

 

アメリカでは、土葬のイメージが強いのですが、

土葬だと、夫婦で別々の場所のお墓になることもあるのです。

お墓の場所を買うときに夫婦2つ分を買えば、いいだけの話ですが、

お墓の土地代もけっこう高いのです。

でも、火葬なら、ひとつ分のお墓に

夫婦二人で入れるのです。

 

さてさて、牧師先生のお話も終わり、

軍人さんたちによる

石の箱の上の”旗の贈呈式”(?)が

始まり、旗を広げた瞬間に

空に向かって鉄砲を撃ちました。

そして、おじさんたちの孫のポールさんが、

軍人さんと一緒に

トランペットを吹きました。

心に響きました…。

 

そして、お葬式が終わり、

みんなが、車の方へ向かっている時、

一人娘のスザーンさんが、

二人の石の箱の上に

そっと

お花を

置いていきました…。

胸が熱くなる瞬間でした。

 

この後は、近くのコミュニティーセンターで、

”おとき”…

サンドイッチとクッキーやバー。

そして、コーヒやレモネード、アップルサイダー(HOT)。

ボブおじさんの得意だったというクッキーが、

とてもおいしかった。

 

家族と親戚、友人たち。

いい人たちばかりに囲まれて、

暖かい雰囲気の

とっても いいお葬式でした。

 

 

 


おそうしき ~行き帰りの道中~

2010-10-04 08:48:42 | 旅行

土曜日は、とってもいいお天気でした。

行き帰りの道中の紅葉も…

雲が、向こうの方まで見えるでしょう?

空が広いです…きもちいい~

そして、お葬式のある町に着くと、

大きな工場が見えます。

製紙工場です。

このあたりは、ポプラの木がたくさんあるので、

昔、作られたのでしょう。

その工場の裏側には、ミシシッピ川が流れていて、

ダムがあります。

この工場の電力とかをまかなっているのかな??

そして、ランチを食べにレストランへ。

お葬式へは、義母と義姉と主人と私の4人で行きました。

ダイエット中の義母は、パンとカップスープ。

義姉は、パンケーキや目玉焼きなどの朝食セット。

主人は、サラダとパン。

私は、パンをくりぬいたボールに入ってるチリスープ。

こういうの

前から食べてみたいとは思っていたのですが、

今回やっと念願叶いました

味もおいしかった~。

ところで、

みんな軽い昼食だと思いませんか?

なぜかというと、お葬式が終わってからの

ケーキやクッキーを楽しみにしているのです

でも、義母は、テーブルにおいてあるデザートメニューを見て、

「私は、デザートを食べようかなあ~」と。

義姉「お葬式の後にデザートがいっぱいあるでしょう?」

義母「だって、食べたいもん。

私のこのランチは、少しだったよ。」

義姉「はいはい、お好きなように。」

義母の勝ち~。

(どこの国の母娘も似たような会話をするんだなあ~。ふふふ)

で、義母は、

キャラメルソースたーっぷりのアイスクリームサンデーを

幸せそうに食べました。

レストランを出て、葬儀場へ向かう時、

この町の建物がなんともステキで、

数枚、パチリと。

これは、昔は、学校だったそうです。

こんな学校、素敵すぎるー。

今は、キルトのお店など、いろいろなお店が入ってるようです。

そして、教会。

空のブルーとこの建物がいい感じ。

さて、葬儀場に行って

1時間ほどみんなで自己紹介しあったり、

写真などを見たりしたあと、

墓地へ移動です。

北へ、30分。

途中の紅葉は、

こんなにきれいなところもあれば、

もう、葉っぱがほとんど落ちてしまっているところもありました。

でも、空がきれいで白樺の幹の白さが引立っていました。

ポプラかな

そして、

お葬式も終わり、帰るときの空。

なんとも… きれい。

雲を遠くまで見渡すことができるって、

さすが、アメリカ

またまた、今回もBald Eagleも見ましたよ。

南に行くほど紅葉がきれいでした。”黄葉”かな

どんどん日も暮れてきました…

ひこうき雲

そして、日も沈み

高速道路からのSun Set

ああ~、きれい

家に着いて、車から降りるとき、

腰が…。 ううっ。

でも、まぁいっか。

お葬式もいいお葬式だったし、

行き帰りの景色もきれいだったから。