土曜日、快晴。
義母のいとこの
ボブおじさん(90歳でした)のお葬式でした。
うちから 車で約4時間(ハイウェイで)の町で。
最初は、葬儀屋さんで、みんなが集まって、
おじさんの思い出の写真や品物を見て
おしゃべりする時間でした。
そして、そこから 北に30分ほど行った
おじさんの家の近くのお墓へ。
軍人
(…というのかな?
皆さん違う制服を着ていらっしゃるので、
以下、”軍人”と書かせていただきます。
言葉をまちがっていたら、ごめんなさい。)
の方々が、
アメリカ国旗を半分まで揚げました。
台の両脇に軍人さんが立ち、
50mほど後ろには、
旗と鉄砲を持った軍人さんたちが、整列していました。
そして、このお葬式に来たみんなでお墓の周りに立ち、
牧師先生が、お葬式をはじめてくださいました。
・ ・ ・
ボブおじさんは、薬剤師として海兵隊にいました。
それで知り合った(らしい)奥様は、看護士だったそうです。
家族で、佐世保基地にも いたことがあるんですよ。
奥様は、15年前に亡くなっています。
亡くなった時に火葬してるので、
右側の石の箱が、奥様の遺灰が入った箱です。
そして、戦争に行ったからか、
軍隊にいたことがあるからかは、定かではありませんが、
アメリカ国旗が贈られます。
(箱の上にたたんであります)
なぜ、石の箱が2つあるのか不思議だったのですが、
あとで、息子さんが教えてくれました。
奥様は、一緒にお墓に はいれる日を15年間待ってたんだそうです。
(主人の父も火葬だったのですが、
さっさと一人で、お墓に入っていますよ~)
アメリカでは、土葬のイメージが強いのですが、
土葬だと、夫婦で別々の場所のお墓になることもあるのです。
お墓の場所を買うときに夫婦2つ分を買えば、いいだけの話ですが、
お墓の土地代もけっこう高いのです。
でも、火葬なら、ひとつ分のお墓に
夫婦二人で入れるのです。
さてさて、牧師先生のお話も終わり、
軍人さんたちによる
石の箱の上の”旗の贈呈式”(?)が
始まり、旗を広げた瞬間に
空に向かって鉄砲を撃ちました。
そして、おじさんたちの孫のポールさんが、
軍人さんと一緒に
トランペットを吹きました。
心に響きました…。
そして、お葬式が終わり、
みんなが、車の方へ向かっている時、
一人娘のスザーンさんが、
二人の石の箱の上に
そっと
お花を
置いていきました…。
胸が熱くなる瞬間でした。
この後は、近くのコミュニティーセンターで、
”おとき”…
サンドイッチとクッキーやバー。
そして、コーヒやレモネード、アップルサイダー(HOT)。
ボブおじさんの得意だったというクッキーが、
とてもおいしかった。
家族と親戚、友人たち。
いい人たちばかりに囲まれて、
暖かい雰囲気の
とっても いいお葬式でした。