入院生活を送るようになって一ヶ月になりました。
国立病院にいいたとき、同室のご夫婦で、88歳のご主人に80歳の奥様が
「一人で家にいるのは寂しいですよ。早く元気になって帰ってきて」と
泣き声で訴えておられました。
その頃の私は、看護に疲れていてやっと入院してくれた、との思いが強く
そんな言葉はで出ないよ、と思っていましたが、
余裕が出たのか?気が弱くなったのか?今、一人で家は寂しく感じ
早めに病院へ出かけたりします(笑)
~~メモ短歌、味噌一文字、まだひねっております。
・ふりしぼり 訴えているらし 口の動き 耳を寄せても聞き取れずいる
(また、元気が萎えました。あの時のおしゃべりはどこへ?)
・抑制のミットはずせばプックリと水たまる指左手がでる
(透き通ったような柔らかな手)
・栄養が鼻から胃の腑へ落ちていく甘いも辛いも味わうことなく
・末期なり夫の顔を見ていればただただ涙こぼれて落ちる
(私も時には感傷的になりまする)
・お向かいのベットの人の唸り声意志あるを示す高く低く
・高飛車に怒る患者も時を経て「ごめんなさいね」と謝りている