処暑を過ぎたようですが、暑さはまだまだ続きそうです。
先週金曜日のことですが、短歌教室へ出掛けたら隣先の席の方が
「先生が亡くなったそうよ」「はぁ〜?」青天の霹靂!
いやいや、そうでもないかも?
先月の教室の時、弱った感じは見受けました。
腹部も足も異常に腫れ上がっていて、痛ましかったのです。
皆んな心配していたのですが、先生の答えは「もう来週からの入院は決まっていて、腹部の水を抜けば平常に戻るし、そのあと、東京の娘と孫に会って北海道に墓参りに行く事に決まってるから…」先生は我々の不安を打ち消すように言われたのです。
「ずっと息子と一緒だから」とも。
思い返してみれば、まだ寒い頃、弱られた時期がありました。
声も弱々しくて大丈夫だろうか?と。
あのとき肝臓がんの宣告を受けたのでしょう。
死期もご存知で、その上での行動だったと思われます。
旅は終えて帰宅されるつもりだったでしょうが。
体力的にもきつかったろうと思いますが、息子さんの手を借りながら
思いを貫徹されていい旅、いい最後だったなぁ。
北海道でお葬式も済まされたと聞き、所縁の地にご縁が深かったのだな。
そんなこんなで、気持ちを落ち着かせています。
まだ、70歳を越えたばかり?
がんは、恐いですね。あっという間に命を奪いますね。
年寄りはがんで死ぬのが一番いいと聞きましたが、何と比べて?
先生は、我々に伝えなかった期間は辛かったろうな。
死期を知りつつ平常心…できることではないな。
しばらくは私の心を占める出来事でした。