高千穂神社で夜神楽がある、というので、一度宿に荷物を置いてから再び夜の神社を訪れた。
秋の収穫が終わり、祖母山の頂が初雪に染まる頃、高千穂の村里で、氏神様への感謝と祈りを捧げる祭りが始まる。
各集落で、日中から始まって徹夜そして翌日までかけて、三十三番(曲)の神楽が奉納される。
そうした村の伝統的な儀式である夜神楽を、観光客向けに毎日行っているのが高千穂神社のそれであり、
夜20時から年中 . . . 本文を読む
お盆休み、神々の伝説に彩られる高千穂を訪れました。
何日かにわけて、宮崎の旅を書こうと思います。
予備知識もガイドブックもなく初めての高千穂でしたが、
足を踏み入れれば自然と神話の世界にひきこまれるような、
ただのPR文句ではない、実際に五感で森羅万象の中に神様を感じた気がした旅でした。
いってみてから初めて、いろんな知識をその土地で仕入れることが出来た。
ガイドブックとかで予習せずに . . . 本文を読む
8月3日(土)の山。阿蘇は西原村にある俵山。
ここには風力発電の風車が10萁並んでいて、熊本市内からでも空気が澄んでいればよく見える。
地元の野菜などを売っている物産館側からも登れるが、今回は風車の横を歩いて展望台からスタート。
「すすき原みな逆立て阿蘇へ向き 風のぼるなり外輪の山」 (与謝野鉄幹)
スタートして暫く、ひたすらカヤ野を登って行く。強烈な日差しが照り付け、森に入るまで . . . 本文を読む
最近、どうしてかブログを書くことに気が進まないのでした。
2009年秋から始まったこのブログ。どうしてかという確たる理由はなく、・・・なんでしょう。
東北にいたときのように、「ぜひともこれを誰かに訴えかけたい!知ってほしい!」
というようなモチベーションがないせいかもしれません。
私はいま、熊本の街がとても気に入っています。
ひとはあたたかいし、溢れかえるような緑は自分の居場所を教えてく . . . 本文を読む
7月13日(土)晴れ 由布岳正面登山口コース 歩行距離7.5キロ、累計標高差+905M、-905M
登山口は、九州横断道路(やまなみハイウェイ)上にある。(由布登山口バス停。)
駐車場は正面登山口近くに無料30台、すぐ近くに有料(500円)50台あり。
登山客車を狙った車上荒らしが発生していると聞いたので、有料の方に駐車。管理人がいるので安心。
(左下)青空の中、時折気がかりな雲のかかる由 . . . 本文を読む
七夕の翌日、九州は梅雨明けし、強烈な日差しが照りつける夏がきた。
最高気温の数字だけを見れば、熊本よりも高いところは他にもある。
名古屋や多治見、あと埼玉や群馬のほうだったっけ。
だけどその景観から、夏が始まると一気に熊本は南国チックなムードになる。
熱いけど、私は熊本の夏はけっこう好きかも。その暑さが。夏の色彩が。
人がいても構わず、「あぢー」とひとりごとを言いながら歩く。それはどこか . . . 本文を読む
信じがたいほど蒸し暑い。
今日の熊本の湿度はいったいどれほどだったろうか。
午後には一時、雷を伴った豪雨になり、出先から戻る途中だった私は全身ずぶぬれになった。
炎天下の時には、「あー、頭からペットボトルの水をばしゃばしゃ浴びながら歩きたい」と切望するのに、
実際ぬれねずみになると、なんとも切ない、むなしい、みじめったらしい気分になった。
湿度にしても、ホットヨガや温泉のサウナには、わざ . . . 本文を読む
7月になった。熊本にきてちょうど1年。
先週は1週間、以前住んでいた東北に行ってきた。仙台、そして福島へ。
懐かしい犬たちや友達との再会、ボランティアのこと。
6泊7日の一日一日が、一瞬たりとも無駄のない時間だった。
本当は書いたらいいことがものすごくたくさんあるのだけど、たくさんあり過ぎて、だから書けない。
以前、仙台の友達が熊本に遊びに来てくれたときもそんな感じだった。
今回は彼女 . . . 本文を読む
随分あいてしまったけど、6月8日(土)に登った山。
「九重にいけば、なんらかの山に登れ、間違いがない。」九州に来て1年、これは確信になりつつある。
この日選んだのは、「一目山(1287M)」経由「湧蓋山(1499M)」。
このルートを歩くと、他にもう二つ山頂を踏む。みそこぶし山(1296M)と女岳(1425M)。
みそこぶし山の山頂標識(一段目右)はちっちゃくて可愛い。女岳の標識(二段目左 . . . 本文を読む
先週の土曜日(2013.5.25)に登った山です。「ブログ疲れ」。
でも膨大な山の記録を途絶えさせるのは痛いので、がんばってUP。
この日は梅雨に入る直前で、まだ天候に恵まれ、阿蘇ではミヤマキリシマが満開の時期とあって、
予想に違わず朝8時で牧ノ戸登山口は大混雑。路肩に駐車する。
牧ノ戸登山口、あるいは長者原登山口に駐車すれば、久住のなんらかの山に登れるので、
それぞれ行き先は違っても、 . . . 本文を読む
さて、往生岳があるつもりで悠々と杵島岳(1326M)を一周し、実は往生岳はお隣だったことを知り、
午後1時半をまわった頃に、杵島岳山頂から標高1157Mの鞍部に下り、往生岳(1260M)に登り返す。
草千里駐車場から遊歩道を歩くこと20分、取りつき地点から杵島岳山頂まで40分、
私の場合、写真を撮り撮り登るので、さらに大幅に時間がかかった。
盛り塩のような形で、杵島岳よりすこし眼下に佇む往 . . . 本文を読む
連休が終わり、仕事も終わり、念願の山に行ってきた。
毎日私が仕事だった連休中、ろくな食事も与えられず(笑)、山に行くのもがまんしていた夫をさしおいて、
夫が出勤するやいなやひとりで阿蘇へ。どうもすみません
去年熊本に越してきたのは夏だったので、考えてみれば春の阿蘇に登るのは初めてなのだった。
春とはいえ、熊本市内の最高気温が27℃。連休中も夏のような日が続いていた。
私の体感的に、熊 . . . 本文を読む
花見山を出るとき、タクシーの窓から、熊本から来たことを話した駐車場のおじさんが、
何度も何度も頭を下げて見送ってくれているのが見えた。ありがとうございました。
それから向かったのは岳温泉。
今回は一泊なので、あまりあれこれ詰め込まず、花見山と、岳温泉に絞ってゆっくりしたかった。
花見山よりも標高の高い岳温泉では、ソメイヨシノがちょうど見ごろを迎えていた。
夕日ヶ丘展望台からみた、岳温泉街 . . . 本文を読む
福島県は花見山に行ってきた。きのこ一泊二日のひとり旅。
花見山は震災前の年の春に、初めて訪れた。
そのときは前日に季節外れの雪が降り、雪と桜の淡いパステルカラーに包まれた、幻想的な山の情景にすっかり心を奪われた。
福島は私にとって、多くの山に登り、磐梯山や安達太良、吾妻連峰など、好きな山があるというだけでなく、
私の福島のイメージは、この時の花見山の印象がずっと心に残っているといっても過言 . . . 本文を読む
雨降りの今日、九州上陸して初の佐賀へ。佐賀はこれまで通過したことしかなかった。
緑に囲まれた熊本から、九州自動車道、さらに長崎自動車道を走って、
さらに原始的な緑に覆われた、佐賀県に入る。
高速道上から見る佐賀は、なんというか、もしかしたら縄文弥生の時代から、手つかずなのではないか、
もののけ姫実写版の撮影をやるならここだろう、と思うような不思議な空気に包まれた自然がそこにある。
嬉野イ . . . 本文を読む