香取神宮は、下総国一之宮です。
こちらは私が中学生くらいのときに参拝したことがあります。
MIFさんは初めての参拝です。
私の記憶では、神宮のすぐ隣に参拝者用駐車場があったはずでしたが、少し離れたところの第3駐車場に停めました。
おかけでこの神宮も少し高台の場所にあることが分かりました。
記憶では高台だとは思っていなかったので、忘れていたことばかりです。
鹿島神宮では見かけなかった狛犬ちゃんがここにはたくさんいました。
楼門。
海上自衛隊の練習船「かとり」の碇です。
御神木。
楼門には木像の狛犬ちゃん。
ちょっと粗い彫りですがデザインは少し古そうなので、江戸時代後期あたりかと思います。
奉納されているのが、お酒ではなくて、一斗缶入りの醤油や食用油。
奉納されているのが、お酒ではなくて、一斗缶入りの醤油や食用油。
旧下総国(現在は北総地区とも言うそうです)は、醤油が名産だからかな?
香取神宮にも香取神宮とともに要石があります。
こちらの要石は石のトップが凸型。
鹿島神宮と香取神宮の要石で、ナマズの頭と尾を押さえ込んでいるという言い伝えだそうです。
どちらも柵で囲まれているので、なんとなく禁足地(きんそくち)のように感じてしまいます。
奥宮。
私の記憶とは立地が違うな、と思っていましたが、香取神宮のすぐ脇(要石の近く)に駐車場がありました。
たぶん中学生くらいのときはこの駐車場に連れてきてもらったのだろうな、と思いました。
そういえば大河ドラマ「新選組!」では、近藤勇の道場、試衛館(しえいかん)には「香取大明神」の掛け軸がありました。
近藤勇役が香取慎吾さんだから、と捉えていた方もいらっしゃるようですが、
この香取神宮の祭神のことです。
この香取神宮も、古代には蝦夷(えみし)対策の軍事拠点でしたから軍神、武道の神様のフツヌシを祀っています。
いまでも武道の上達を願う方々、そして国防関連の信仰を集めていることを感じられる神社です。
経済力が無ければ軍事力の強化はできません。
経済力の下支えをするのは、古代より近世までは農業(コメの収穫量)だったので、まずは五穀豊穣を願うことが神道の基本だと思っていました。
でも今日巡った2つの神社を参拝すると、五穀豊穣だけではないことをしみじみと思い知らされました。
まだ日本(ヤマト政権)を形づくるためには、その外郭、国境地帯は五穀豊穣よりは、軍事が正義という考え方だったのだと。
関東地方にはその名残があって、ここがヤマト政権の北の外れの紛争地域だったのだと思い知らされました。
そしてこの地域、ここ1年くらい震度3くらいですが地震が多いです。
東日本地震前も茨城県沖や千葉県沖で地震が多いなぁ、と思っていました。
東日本地震は1000年に1度の大地震と言われました。
まさか私が生きている間にあのような大地震が起きるとは夢にも思っていませんでした。
要石で抑えられるモノであれば、もうあんな地震は起きてほしくないです。
さて、参拝が終わって午前11時。
途中で昼食をとってから、佐倉市の国立歴史民俗博物館に向かいました。