ここは明治百年事業でできた館です。
学生時代に初めて来て、その間に何度か訪ねていますが、今回は10年ぶりくらいです。
MIFさんとも1度来ています。
当時とは展示室もかなり変わっています。
まずは港川人(みなとがわじん)の骨格標本の複製です
昨年11月に沖縄県立美術館・博物館でも港川人の骨格標本、ガンガラーの谷で発掘現場を見ました。
港川人が日本人の完全なるルーツという訳ではありませんが、私が義務教育では習わなかった歴史なので興味深いです。
この金印はレプリカです。
この金印はレプリカです。
前回MIFさんがここで金印レプリカを見た1週間後、出張先で立ち寄った九州国立博物館でも同じ金印レプリカを見学したことがあったそうです。
火縄銃。
現在の大河ドラマ「麒麟がくる」では初回から火縄銃が登場します。
江戸時代の日本橋辺りのジオラマ。
1980年頃の地方の町並みのジオラマ。
写真はフラッシュさえ使わなければ、たいてい撮影できます。
撮影禁止は人権に関わる内容のところが多かったように思います。
ただ平安時代の借用書も撮影禁止なのには苦笑でした。
平安時代まで家系図で遡れる方はなかなかいないだろうに、と。
でも人権問題だと言われれば禁止するしかありません。
さて私は歴史好きなのでじっくりと見て回って、午後3時半過ぎまで約3時間半見てもまだまだじっくりと見たかったです。
本来なら朝から来て1日過ごしても足りないくらいです。
それほど展示物が充実しています。
ただしこの博物館はレプリカが多いので、本物が見たい方にはちょっと物足りないかもしれません。
港川人から始まり、戦後のモノがあふれる時代までを紹介していますから、興味がある時代だけをクローズアップしている訳ではありません。
日本人はどこからやってきて、日本人と日本国という国家をどうやって形づくって来たのか、というテーマ性を感じさせる展示になっています。
まさに言葉では表現が難しい「文化」を紹介しています。
日本は島国なので他国からの影響は、船(現代は飛行機も)によってもたらされます。
攻め入られることは、大陸に比べれば少ないですが、他国からの影響も受けながらも自国向けに改変したり、文化として昇華したり、廃れたり。
文化施設でいろいろと見物を広げる楽しさを味わえたことがとても良かったです。
このあと帰路につきました。
今日も遠くまで連れてきてくれて、MIFさんありがとうございました。