羽根の在る獅子の夢

今朝は寝ていて、胸苦しく足は熱く火照った感じ。目覚めはジワリと汗ばんでいました。寝起きはイイのですが、さすがにグッイと身を起こさなければ、危うい感じの寝起きとなりました。意外と気温と湿度が高かったようで、眠りが浅かったようです。だいたい大気の変動が作用してくるようです。
「しばらく飛ぶ夢をみない」山田太一さんの本の題名なのですが。昨日のはかなり夢見がちだったのですが、起きたトタンその夢は沼からでてきたように、ズルズルと脱力して抜け落ちてしまいました。その前日もその「しばらくバスにのる夢を見なかった」というバスにのる夢を見たのです。
以前、亀岡の住んでいたとき、大阪に遊びに行くと、国鉄→JRに乗って帰って京都駅、そして山陰線に乗り換え戻ってきて。またバスに。でもそれにウンザリするんですね。それで池田まででて、ワザワザ余野行きの能勢のバスに乗るのです。細い山峡のウネウネ道をバスは登りすすんで、少し開けた地余野。大阪のチベットとこの地のかたは笑いながらおっしゃったりします。そこで京都のバスにのりかえ。また今度は山間の田圃の点在する山道をウネウネ下り。最後が九十九折れの道を一気に下ります。別にコレと云って面白味のある道ではありませんが。そこが酔狂モノのするコトです。家に帰るあらゆる道を地図を見て探り、たどるのです。公共交通機関・車・バイク・自転車・走り・歩き、「阿保です」。
軽井沢に仕事で一時通ったときも、ありとあらゆるコースを車ですが、夜昼かかわらず、辿りました。
そのバスの揺られる感触が夢の中に甦ってくるのです。景色がでてくるのは、鄙びたというか、なんのコトもない余野の風景ぐらいで、あとは九十九折をくだるとき、犬飼川あたりの田圃を見下ろすように一望できる景色ぐらいで。ほとんど、バスの座席の埃っぽい匂いや、ディーゼル独特の愉快とはいえない匂いと振動、ぐらい。それがときどき夢に見るのです。
でも家にたどり着いたという気持がいつも希薄なのです。これは又書きたいと思います。
思い出せないのですが、胸苦しさのある夢であったことはたしかで「羽根の在る獅子」の夢としました。私のタイトル付けの遊びです。今日はどうも体調さがり「憂い」日、お喋り書きの日のようです。

●読みたくなければ読まないでください。書いているだけ気色悪くなってきました。

原因は、昨日見た玄関前を横切る蟻の大移動最。近頻々とでる百足（夜間土間で奥さんがパンパンと叩きつぶす音）、それにヘビが日向ぼっこに出てくる気温になったコトでの、ムシ嫌いヘビ嫌いの小心者の脅かされ夢見。それが何で羽根のある獅子かというと、多分スピルバーグの失われて聖櫃にあるのではないでしょうか…。