くうあり

自分なりの気付きを綴るブログ  

一番辛かった時は見通しが持てなくなった時

2021-01-05 12:04:00 | 子育て
子どもの不登校を振り返ってみて、親の立場で一番辛かった時期は、6年生の6月でした。

5年生の6月から娘は学校に行けなくなり、5年生いっぱいまで一度も行きませんでした。

6年になり、「頑張りたい!」と自ら勇気を振り絞って登校するようになりました。

親としては小躍りです。やったー!行けるようになったー!!

と、めちゃくちゃ喜びました。
しかし、「毎日は無理」と段々行けなくなり、5月末の運動会まで行ったり行かなかったりで頑張って、そのあとは全く行けなくなりました。

一旦行けてて、また行けなくなったというのは、最初に行けなくなった時よりショックが大きかったです。

今思うと、私より娘の方が絶対に辛いのに、私は自分の気持ちを堪えきれずに爆発させてました。

布団にくるまってる娘に
「また休みか!早く健康になれ!」
って罵倒して、足の裏をぎゅーんって強く押して、
「虐待!!」
って叫ばれました。


ある日は、
私がなじると
娘が壁に頭をガンガン打ちつけてました。
死にたいともよく言ってました。


本当は、週のうち1日でも学校に行けたら、「頑張ったね。ゆっくり休もう」と言ってあげれば良かったのに、(あぁ〜 また休みか。)という親のがっかり感がもろ顔に出ていただろうと思います。

娘は、「学校が楽しいわけじゃない!これでも頑張って行ってるから行けない日に責めないでほしい」と言っていましたよね。

それなのに責めたから、娘は死にたいまで言うようになってました。


さすがにこの状況はやばい、と頭では思いました。でもどうしたらいいか分からずもがいてました。その頃中学のスクールカウンセラーさんとお話しする機会があり状況が変わっていきます。(小学校のカウンセラーさんは合わず、途中でやめてしまってたんですが、教頭先生にお気遣いいただき、翌年通う予定の中学のスクールカウンセラーさんと話してみませんか?とタイミングよく声をかけてくださったのでした)


スクールカウンセラーさんとお話しした時に
「かわいいはずの娘がかわいいと思えなくてつらい」と相談したのをよく覚えています。

カウンセラーさんは私を一切責めずに、お母さんは今ものすごく疲れて辛い状態だから、まずはお母さんが美味しいもの食べて、ちょっと娘さんと離れる時間を作って楽になりましょう。って私の気持ちに寄り添ってくださいました。

これがきっかけでフリースクールを探す気持ちになり、市営のフリースクールを見つけて、そこに通う中で娘はメキメキ元気になっていきました。



心理的にも物理的にも、親子が向き合い密着しすぎると辛いので、学校以外の居場所がもっとそこかしこにあって、子どもがもっと心自由に過ごせる世の中になればいいなーと思います。

子どもを管理してしめつけるような学校教育が時代に合わないから、辛くなって心身が不調になる子が年々増えているように思います。

そんな中でもスクールカウンセラーさんなら予約も比較的早く取れるし無料で話せるので、学校の先生に気を遣わずもっと気軽に利用するような風潮になるといいなと思います。

プロに自分の話を遮らずに聞いてもらうと、気持ちが軽くなって視界が開けてきました。

人なので合う合わないはありますけどね。その時はまた選び直せばいいと思います。

何度か失敗すると絶望してしまい、お先真っ暗に思えて道が閉ざされたような気分になりますが、失敗したところからまた何度でも道を探せば開けてくるのだと学びました。

不登校で親として一番不安になった時は、明るい見通しが持てなくなった時でした。

でも手探りで目の前の道を探しながら「この子は大丈夫。自分で自分の道を探していける」と信じられた時、親の気持ちも安定してきました。

今頑張って通っていても、いつどんな引き金があってまたいけなくなるか分からないと心構えはしています。

「この子は大丈夫」と信じる私を忘れないでいたいです。


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😊 mame-festivalと申します😊 

こちらでも記事を書いています♪
「空あり kuu-ari /執着を手放す日々」

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (すまぴー)
2021-01-05 12:35:54
今から仕事なんですが、急いで読みました😭めっちゃありがとうございます。
私にとってはすごく励みになりました。
また読み直します✧︎
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Unknown (mame-festival)
2021-01-05 13:32:11
すまぴーさんが昨日コメントしてくださったので、ちゃんと思い出して書いておこうと思いました。お忙しい中でコメントありがとうございます!少しでも希望が持てたなら嬉しいです。渦中は本当に辛くて思い出しても涙が出てきますが、明けない闇はないし、引いた風邪は治ると今なら思えます!また思い出して書きますね♡
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Unknown (すまぴー)
2021-01-05 20:11:56
mame-festitalさん
こんばんわ〜。
帰ってきて晩御飯無事終わりました。
後片付けは、後回し(笑)

フリースクール✧︎
やっぱりフリースクールですよね!

学校に行かなくなって楽になった一方で、
目標も楽しみもなくなってスマホに固執しているように見えます。
新しい居場所が必要なんじゃないかとずっと思っていました。

今度うちの娘もフリースクールに行くことにしました。
場所や人に慣れるまで、私の気持ちも浮き沈みが激しくなると思います。
またblogに載せると思います😅

ちなみに、早く健康になれーーー!!っていうの(笑)足をギューンって押した心情すごくわかります(笑)
私もそのタイプです🤣
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Unknown (mame-festival)
2021-01-05 21:57:53
すまぴーさん、お疲れ様です!
ギューンのこと笑って共感していただきありがとうございます😭とっさに足ツボならいいかと思ったけどダメでしたよね😭あの頃がMAXで焦ってました〜
娘さん、フリースクールでほっとできるといいですね😌
うちは、最初は1週間に一日、1時間から始めました。本人はやる気満々だったので短すぎると不服そうでしたが、頑張りマンになってる状態はぽきっと折れやすいので、もうちょっと居たかったなーぐらいで切り上げるようにして徐々に慣れていくのがポイントと聞きました。人と関わらないで1日漫画を読んでたと聞くと内心残念に思う日もありましたが、過ごし方は全部娘に委ねるつもりで淡々とするように心がけました。難しいけれど、子の言動に親が心を揺らさないことも子どもの自信を高めるために大切と学びました。文章なり、カウンセラーさんなりに吐き出して消化して、本人にぶつけないように気をつけてました。決して完璧じゃなかったですけどね〜またすまぴーさんのブログにもおじゃまします😊
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