新体制になってから、新6年生にそう尋ねました。
キャプテンは、「これまで出来なかったことをできるようになりたい。もっとアタックを強くしたい・・もっと頑張りたい。」とちょっと恥ずかしそうに言っていました。
入部して1年の女の子ですが、みんなから認められてのキャプテンです。前向きな姿勢と言葉が初々しいです。
ところで、
おそらく私世代の大人や指導者が過去に同じ質問をした時によく聞いたのは
「もちろん優勝!」
「全国制覇!」
などなど。
お前ら、今の実力で何言ってるの?
なんて笑いながらも、
よっしゃ、それなら一緒に頑張ろうな!!
と、思いましたよね。
「全国制覇!全国制覇!」と楽しげにぶち上げながら、汗と笑顔で頑張ってきたように思います。
それが、同じ質問を別の6年生(男子)に問いかけてみたら、しばらく考えて小さな声で
「けがをしないようにすること。」
と答えました。
それを聞いて一瞬「ん??」と、「あれ?」とも思い、「目標やで」ともう一度問い直しても同じ答え。
で、そのやりとりでようやく、彼がこれまでがんばれない理由がわかった気がしました。
実は他にも同じ思考のメンバーがいます。
「目標」といったものを、自分で選んだり持った経験がない子たちです。
何に向かって行くのか、自分はどうなりたいのか、どうありたいのか。
強いボールを投げられるようになりたい、キャッチを上手になりたい、○○チームに勝ちたい・・・もう何でも構わないので未来にある自分を想像して、そうなるためにどうしよう、何をすればいい?と考える、悩む、苦しむ・・・これまでは当然だったこうした過程にたどり着けない子たちが増えているようです。
考える時間を、慣れる時間を、悩む時間、楽しむ時間、そんな時間をゆっくり与えてもらえない最近の子どもたちです。
大人は大人で大変な時代ですけれど、すでに「大人」となった人間が、自分のペースを子どもたちに押しつけて、出来なければ辞めさせたり終わらせたりしていては子どもが成長する場がありません。
だから、必然的に子どもたちは「自分は(どこか)駄目な人間なんだ。」と思い込んでいて、かなり自己評価は低いです。
さて、よく「このままではチームに迷惑がかかるから辞めさせます。」と、これはこれで気遣ってくださっての言葉をいただきます。
ですが、私にとってはちょっと違う。
出来ることなら、保護者の方にもう少し子どもたちを待ってあげて欲しい。面倒でも我慢をしてあげて欲しいと思うことがしばしばです。
「宿題をしない。」「風呂に○日入らない。」「朝、起きない。」
色々ありました。
これは私の管轄外と思うような苦情もありますが、それでも保護者の方がなんとかしようと思ってくださるならば、こちらも援護射撃くらいは出来そうです。
子どもなんていい加減でも構わないです。
調子が良くて、適当な事言って、嘘がばれれば「キャハハ」と笑うくらいで大丈夫です。
「優勝!」「全国制覇!」と跳ね回っていて欲しいです。
だから、出来そうも無いことを言っても
「お~~、がんばれよ!」と子どもの背中を押してあげて欲しいですし、出来なければ辞めろではなく、出来るようになろうと一緒に歩いて行って欲しいです。
親子で同じ目標を持っていられれば最高ですね!
私も過去にそんな経験を何度か持つことができました。
あの時間は今でも宝物です。
キャプテンは、「これまで出来なかったことをできるようになりたい。もっとアタックを強くしたい・・もっと頑張りたい。」とちょっと恥ずかしそうに言っていました。
入部して1年の女の子ですが、みんなから認められてのキャプテンです。前向きな姿勢と言葉が初々しいです。
ところで、
おそらく私世代の大人や指導者が過去に同じ質問をした時によく聞いたのは
「もちろん優勝!」
「全国制覇!」
などなど。
お前ら、今の実力で何言ってるの?
なんて笑いながらも、
よっしゃ、それなら一緒に頑張ろうな!!
と、思いましたよね。
「全国制覇!全国制覇!」と楽しげにぶち上げながら、汗と笑顔で頑張ってきたように思います。
それが、同じ質問を別の6年生(男子)に問いかけてみたら、しばらく考えて小さな声で
「けがをしないようにすること。」
と答えました。
それを聞いて一瞬「ん??」と、「あれ?」とも思い、「目標やで」ともう一度問い直しても同じ答え。
で、そのやりとりでようやく、彼がこれまでがんばれない理由がわかった気がしました。
実は他にも同じ思考のメンバーがいます。
「目標」といったものを、自分で選んだり持った経験がない子たちです。
何に向かって行くのか、自分はどうなりたいのか、どうありたいのか。
強いボールを投げられるようになりたい、キャッチを上手になりたい、○○チームに勝ちたい・・・もう何でも構わないので未来にある自分を想像して、そうなるためにどうしよう、何をすればいい?と考える、悩む、苦しむ・・・これまでは当然だったこうした過程にたどり着けない子たちが増えているようです。
考える時間を、慣れる時間を、悩む時間、楽しむ時間、そんな時間をゆっくり与えてもらえない最近の子どもたちです。
大人は大人で大変な時代ですけれど、すでに「大人」となった人間が、自分のペースを子どもたちに押しつけて、出来なければ辞めさせたり終わらせたりしていては子どもが成長する場がありません。
だから、必然的に子どもたちは「自分は(どこか)駄目な人間なんだ。」と思い込んでいて、かなり自己評価は低いです。
さて、よく「このままではチームに迷惑がかかるから辞めさせます。」と、これはこれで気遣ってくださっての言葉をいただきます。
ですが、私にとってはちょっと違う。
出来ることなら、保護者の方にもう少し子どもたちを待ってあげて欲しい。面倒でも我慢をしてあげて欲しいと思うことがしばしばです。
「宿題をしない。」「風呂に○日入らない。」「朝、起きない。」
色々ありました。
これは私の管轄外と思うような苦情もありますが、それでも保護者の方がなんとかしようと思ってくださるならば、こちらも援護射撃くらいは出来そうです。
子どもなんていい加減でも構わないです。
調子が良くて、適当な事言って、嘘がばれれば「キャハハ」と笑うくらいで大丈夫です。
「優勝!」「全国制覇!」と跳ね回っていて欲しいです。
だから、出来そうも無いことを言っても
「お~~、がんばれよ!」と子どもの背中を押してあげて欲しいですし、出来なければ辞めろではなく、出来るようになろうと一緒に歩いて行って欲しいです。
親子で同じ目標を持っていられれば最高ですね!
私も過去にそんな経験を何度か持つことができました。
あの時間は今でも宝物です。