萬望工房

~気ままにフヨフヨ~

正倉院展

2007年11月08日 | 
久しぶりの奈良です。

今回は友人にもらったチケットで正倉院展を観にきました。

と、その前に大和文化館の「狩野派展」へ
大和文化館へは初めて。
学園前駅を降りて歩くこと5~7分。
到着したものの、門から建物が見えません。
その代わりに生い茂る木々がお出迎え。
散策コースもある自然に囲まれた美術館でした。

この「狩野派展」は大倉記念館の収蔵品が特別展示ということで、平日の午前中にもかかわらず、そこそこの人出。
内容は先日の「狩野永徳」に比べるとやや見劣りするものの、個人の収集ではさすがといったものでした。
ただ、もう少し保存状態がよければ…
なかなか修理費が出せない悲しさを感じえずにはいられませんでした。

今回は昼御飯を食べたい店を前もってリサーチしてきました。
ということで、昼前には到着するように移動。
少し道に迷いつつ、やっと見つけた店の入口には

「本日は予約分にて売り切れました」

え~~~~!

さすが蕎麦屋。
我が道を行くってところでしょうか。

しかたないので近くの以前も行ったカフェへ。
でもここのゴハンも美味しいから良し。

そのあとはならまちをぶらぶら散策。
くるたびに何かお店が増えていて、迷路のようになっていなければもっと楽しめるのにと思う町です。

そしてタイミングを見計らって、いざ正倉院展へ。
午前中の混雑と夕方からの混雑を避けたつもりだったのに
着いてみたら30分待ち。

なんとか入ってもやっぱりすごい人。
平日ですよ~夕方ですよ~

人の間から、首を伸ばしてみていたら
ビシッとスーツを着た人たちが。
聞き耳をたててみたら、学芸員さんが特別招待の人たちに解説して歩いていました。
出品物の内容や、やはり裏方しか知らない話など。
おもしろくて付いて歩いてしまいました。
それにしても正倉院の宝物は綺麗です。
とても千年以上前の品とは思えません。
文様ステキ~
文字美しすぎ~

奈良はいいね~と堪能し帰るかという前に夕飯。
もう一軒気になる蕎麦屋にチャレンジ。
こちらは夕方開店直後に到着し、蕎麦をいただきました。
「手挽き十割」
御主人が石臼で挽いた、一日10皿限定の品。
どうやら私の注文が最後の一皿だったようで、気づいたら売り切れの紙が。
他に注文した「蕎麦豆腐」を楽しんでから、いざザル蕎麦を。
つなぎが無い分短い麺で、少し殻も入っていて野趣満点。
しっかり噛んで食べる蕎麦でした。
つゆの他に粗塩が付いてきて、初めて塩でいただきました。
蕎麦の風味にほんのり塩の甘み。
なかなかいけます。
でもつゆが美味しかったのであとはつゆで。
おろしたてだろうワサビが効いて美味し~い。
久しぶりに美味しい蕎麦と、黙っていても蕎麦湯が出てくるお店に出会えました。

昔は、奈良は美味しい店が無いといわれていたようですが
今はいろいろお気に入りのお店が増えています。
食べ損ねたもう一軒の蕎麦屋も気になるし。
また奈良に行くのが楽しみです。