人生いろいろ、もう随分前の話になりますが・・・
父さんと私の人生の1部、数時間の出来事です。
今でも忘れられない時間・・・深夜の事、無風と少しの霧雨に、私達 我が家は救われたのでした。
パチパチする音と異臭に気づいたと父さんはカーテンを開け火の手を見るなり 私を起こしたのです。
「おい 起きろ 見てみろ 火事だ 消防署に電話しろ」と飛び起きた私が見たものは
我が家の建物から距離にして約5mほど離れた所に 赤い大きな火柱を目にしたのでした。
私は急いで電話の子機を取ると
既に父さんが親機の方で消防署に電話を入れていました。
父さん 「お前は近所を起こせ !」と
私 「はいっ!」
父さんは火元の場所を報告していました。
怖い・・・そんな気持ちは全くありませんでしたね。
着の身着のまま
ご近所を起こしに外に飛び出しました、でも ふと ある事を思い出し、家の中へ 引き返し
私は持ち手のついた鍋を両手に1個づつ 持って再度飛び出しました。
そして両手の鍋をガンガン叩きながら
「起きてくださーーーい 火事ですよーーーーー 起きてくださーーーーい 火事ですーーーー」
父さんと2人で夢中でしたね、走り回ってご近所さんを起こしました。
太い大きな掛け声と金を叩く音に目を覚ましたと、
ご近所さんも起きて段々集まって来た頃には、火の手は一段と大きく高くなり、消防車が来るまで
裏のお婆ちゃん家が火に近くて数人で並んでバケツリレーもしましたよ。
父さんは近所の旦那さんが「大事な物 持ち出したとね」と声を掛けてもらったとか、 後であれは嬉しかったと言ってました。
消防車のサイレンの近づく音を聞き もう大丈夫と思ったと言っていました。
大切な物 持ち出さないといけない・・・全然考える余裕はなかったですね。
我が家の裏は一人暮らしのお婆ちゃん、そのお隣が火元で、3m弱の距離 空家のはずですが・・・
一人暮らしのお婆ちゃんの姿が見えないので 何人もの人で玄関を叩いたりお縁のガラス窓を叩いたり
お婆ちゃんを助け出すのに皆必死でした。
ガラス窓を割って中に入って 男性 3人でお婆ちゃんを助け出そうとしています。
「○○さん お隣が火事だから避難しましょう。」と私は驚かれないようにと割り込んで声を掛けました。
大きな男性の方が背負って安全なご近所に避難させてくださいました。
昭和1桁生まれのお婆ちゃんは「空襲を経験しているので風の向きを見れば火は怖くない」と肝のすわった言葉にはびっくりしました。
父さんはどこ? 探してみると 庭の園芸用の細いホースを目一杯引いて 火の手に近い所、家の壁などに放水していました。
それを見た私は 1m弱の高さのブロック塀を乗り超え裏のお婆ちゃんのお庭に行き、ホースを
目一杯伸ばしてお婆ちゃんの家と火元と堺に植えてある高い植木に水を撒きました。
その時の熱風の熱さ 熱いこと、ホースを自分の方に向け顔にジャブジャブ回し掛けながら、再度ほそーい水路を火の手に向け放水し、
又また 熱風で熱くなって、 顔面にぐるぐると放水していたら 消防団の方が来て「避難してください」と言われて、
水道の蛇口を止めないまま (実は締め忘れで・・・) ブロック塀を超え自宅に戻りました。
正義の味方消防隊の方々からの放水も始まりました。
それでも簡単には火の気は収まりませんね。
火の手が上がる前から霧雨が降っていたようで屋根には湿気があったように思います。
呆然と眺める地元の住民、野次馬さん 時折、物の破裂する音も聞こえ
二階建ての家を短い時間で、まるまる1軒燃やす
炎はたくさんの火の粉を撒き散らしながらも 天高く 大きく 真っすぐ、真っすぐ上に昇っていました。
どのくらいの時間延焼したのでしょう 東の空が明るくなる頃、鎮火しました。
我が家は火の勢いに近いところの雨樋がタテヨコと柔らかく変形しただけの災害で済みました。
無風と最初の霧雨に そして途中からの小雨に 私達は 我が家は救われたような気がしました。
後になって 両手2個の鍋を叩いてご近所さんを起こした私の行動、あれで目が覚めて良かったとたくさんの方に声を掛けられました。
可笑しいやら 恥ずかしいやら・・・
ご近所を起こしに1度飛び出した私は ある事を思い出し・・・
今日は長くなりましたので ある事を・・・ 又 後ほどですね。
父さんと私の人生の1部、数時間の出来事です。
今でも忘れられない時間・・・深夜の事、無風と少しの霧雨に、私達 我が家は救われたのでした。
パチパチする音と異臭に気づいたと父さんはカーテンを開け火の手を見るなり 私を起こしたのです。
「おい 起きろ 見てみろ 火事だ 消防署に電話しろ」と飛び起きた私が見たものは
我が家の建物から距離にして約5mほど離れた所に 赤い大きな火柱を目にしたのでした。
私は急いで電話の子機を取ると
既に父さんが親機の方で消防署に電話を入れていました。
父さん 「お前は近所を起こせ !」と
私 「はいっ!」
父さんは火元の場所を報告していました。
怖い・・・そんな気持ちは全くありませんでしたね。
着の身着のまま
ご近所を起こしに外に飛び出しました、でも ふと ある事を思い出し、家の中へ 引き返し
私は持ち手のついた鍋を両手に1個づつ 持って再度飛び出しました。
そして両手の鍋をガンガン叩きながら
「起きてくださーーーい 火事ですよーーーーー 起きてくださーーーーい 火事ですーーーー」
父さんと2人で夢中でしたね、走り回ってご近所さんを起こしました。
太い大きな掛け声と金を叩く音に目を覚ましたと、
ご近所さんも起きて段々集まって来た頃には、火の手は一段と大きく高くなり、消防車が来るまで
裏のお婆ちゃん家が火に近くて数人で並んでバケツリレーもしましたよ。
父さんは近所の旦那さんが「大事な物 持ち出したとね」と声を掛けてもらったとか、 後であれは嬉しかったと言ってました。
消防車のサイレンの近づく音を聞き もう大丈夫と思ったと言っていました。
大切な物 持ち出さないといけない・・・全然考える余裕はなかったですね。
我が家の裏は一人暮らしのお婆ちゃん、そのお隣が火元で、3m弱の距離 空家のはずですが・・・
一人暮らしのお婆ちゃんの姿が見えないので 何人もの人で玄関を叩いたりお縁のガラス窓を叩いたり
お婆ちゃんを助け出すのに皆必死でした。
ガラス窓を割って中に入って 男性 3人でお婆ちゃんを助け出そうとしています。
「○○さん お隣が火事だから避難しましょう。」と私は驚かれないようにと割り込んで声を掛けました。
大きな男性の方が背負って安全なご近所に避難させてくださいました。
昭和1桁生まれのお婆ちゃんは「空襲を経験しているので風の向きを見れば火は怖くない」と肝のすわった言葉にはびっくりしました。
父さんはどこ? 探してみると 庭の園芸用の細いホースを目一杯引いて 火の手に近い所、家の壁などに放水していました。
それを見た私は 1m弱の高さのブロック塀を乗り超え裏のお婆ちゃんのお庭に行き、ホースを
目一杯伸ばしてお婆ちゃんの家と火元と堺に植えてある高い植木に水を撒きました。
その時の熱風の熱さ 熱いこと、ホースを自分の方に向け顔にジャブジャブ回し掛けながら、再度ほそーい水路を火の手に向け放水し、
又また 熱風で熱くなって、 顔面にぐるぐると放水していたら 消防団の方が来て「避難してください」と言われて、
水道の蛇口を止めないまま (実は締め忘れで・・・) ブロック塀を超え自宅に戻りました。
正義の味方消防隊の方々からの放水も始まりました。
それでも簡単には火の気は収まりませんね。
火の手が上がる前から霧雨が降っていたようで屋根には湿気があったように思います。
呆然と眺める地元の住民、野次馬さん 時折、物の破裂する音も聞こえ
二階建ての家を短い時間で、まるまる1軒燃やす
炎はたくさんの火の粉を撒き散らしながらも 天高く 大きく 真っすぐ、真っすぐ上に昇っていました。
どのくらいの時間延焼したのでしょう 東の空が明るくなる頃、鎮火しました。
我が家は火の勢いに近いところの雨樋がタテヨコと柔らかく変形しただけの災害で済みました。
無風と最初の霧雨に そして途中からの小雨に 私達は 我が家は救われたような気がしました。
後になって 両手2個の鍋を叩いてご近所さんを起こした私の行動、あれで目が覚めて良かったとたくさんの方に声を掛けられました。
可笑しいやら 恥ずかしいやら・・・
ご近所を起こしに1度飛び出した私は ある事を思い出し・・・
今日は長くなりましたので ある事を・・・ 又 後ほどですね。